競馬 中距離戦で強い血統は？中距離レースの種牡馬データ。芝ダート別の距離適性。馬券のコツとポイント

中距離戦で強い血統

▼本日は、中距離レースの種牡馬データについて、当研究所の見解を書いてみたいと思います。

まず、結論から書いていきます↓


・芝の中距離戦で勝率が高い種牡馬は、ディープインパクト・キズナ・ドゥラメンテ・モーリス

・芝の中距離戦で回収率が高い種牡馬は、ディープインパクト・キズナ・モーリス・ヴィクトワールピサ・ノヴェリスト

・ダートの中距離戦で勝率が高い種牡馬は、キズナ・キングカメハメハ・シニスターミニスター・ホッコータルマエ・ディープインパクト

・ダートの中距離戦で回収率が高い種牡馬は、キズナ・キングカメハメハ・シニスターミニスター・ディープインパクト・エスケンデレヤ


ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。



▼本日は、競馬の花形「中距離レース」に強い血統について、解説していきたいと思います。

昔は、競馬の花形は長距離レースだったんですが、近年は長距離レースにはあまり価値がなく、メインストリームは中距離レースになってきています。

中距離レースを制する者は馬券を制す、と言っても過言ではないので、しっかり中距離レースの血統知識を身につけていきましょう。



▼ではまず、具体的なデータから見ていきます。


【中距離血統。勝利数データ。全クラス。芝ダート。1800m～2200m】2020～2023年

ディープインパクト産駒→367勝
ハーツクライ産駒→220勝
キズナ産駒→210勝
ルーラーシップ産駒→183勝
キングカメハメハ産駒→167勝
ドゥラメンテ産駒→148勝
エピファネイア産駒→141勝
ロードカナロア産駒→133勝
オルフェーヴル産駒→130勝
ハービンジャー産駒→122勝
モーリス産駒→107勝
ジャスタウェイ産駒→89勝
ゴールドシップ産駒→82勝


はい。
芝の中距離戦で、勝ち星が多い種牡馬は上記のようになります。

中距離戦の定義は、1800m～2200mとしています。

1800m・2000m・2200mが中心のデータとなりますね。



▼まず、中距離戦で最も勝ち星が多いのは、ディープインパクト産駒。

367勝で、ダントツの1位となっています。

中距離レースのディープインパクトは、勝率も断トツの1位。

中距離レースでは、ディープインパクト産駒が予想の中心となります。



▼ディープインパクト産駒の回収率は、単勝回収率93％・複勝回収率76％となっています。

単勝回収率の93％は非常に優秀。

勝率が13％で、単勝回収率が93％ですから、かなり圧倒的な好成績と言えます。

ちなみに、勝率だけでなく、連対率も複勝率も1位です。

中距離戦のディープインパクト産駒は、最強レベルの強さを誇ります。

ダートでも、単勝回収率106％と走っているので、ダートのディープ産駒も要注意ですね。



▼競馬ファンの最終目標である「年間プラス収支」

これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。

私が、年間プラス収支を達成できたのは、

やっぱり⇒『このユニークなサイト』で学んだからです。





▼ということで、中距離血統について、次の解説をしていきましょう。

先程の続き。

中距離レースで勝ち星が最も多いのは、ディープインパクト産駒。

では2位は、どの種牡馬でしょうか？



▼中距離レースの勝ち星2位は、ハーツクライ産駒です。

大舞台で活躍することが多い種牡馬で、競馬ファンにはおなじみの血統ですね。

ハーツクライは、産駒数が多いので、勝利数は多いんですが、回収率は平均以下です。

単勝回収率65％・複勝回収率67％という感じで、中距離ではあまり儲からない種牡馬になっています。

人気で勝つことが多いので、なかなか回収率が上がらない状況ですね。

中距離戦では、ハーツクライ産駒の穴馬はあまり期待値が高くないので、無理な穴狙いは禁物です。



▼中距離レースの勝ち星3位は、キズナ産駒です。

キズナ産駒は、やや地味な印象がありますが、馬券的にはかなり美味しい種牡馬になります。

勝率は11.5％とかなり優秀。

そして、特筆すべきは、その回収率の高さです。

単勝回収率143％・複勝回収率98％と、驚異的な高回収率となっています。



▼キズナ産駒は、ハーツクライ産駒とは逆に、人気薄の馬が勝つ傾向にあります。

「中距離戦では、人気薄のキズナ産駒を狙う」という戦略で、簡単に回収率を上げることができます。



▼中距離レースのキズナ産駒は、芝でもダートでも単勝回収率が高いです。

芝の中距離レースでの単勝回収率は151％。

ダートの中距離レースでの単勝回収率は132％と、かなりおいしい状況になっています。

中距離レースでは、芝でもダートでも、キズナ産駒の単勝期待値が高いので、単勝馬券だけでなく、馬単や三連単の1着固定でも利益を出すことができますね。



▼芝の中距離レースでは、キズナ産駒の単勝狙いや、キズナ産駒を1着に固定した馬単や三連単で馬券を構成していくと、回収率が上がりやすくなるということです。

キズナ産駒は、やや地味で人気の盲点になりやすいので、馬券的には儲かる種牡馬と言えますね。



▼▼中距離レースの勝ち星4位は、ルーラーシップ産駒です。

ルーラーシップ産駒は、数が多いので、勝ち星も当然多くなるんですが、回収率的には微妙です。

単勝回収率67％・複勝回収率71％という感じで、回収率は低い。

ちょっと利益を出しにくい種牡馬と言えます。



▼勝率7％、連対率15％、複勝率23％なので、上位の種牡馬と比べると、やや低調な成績となっています。

ちなみに、ディープインパクト産駒は、勝率12％、連対率23％、複勝率32％なので、ルーラーシップとはかなり差がありますね。

中距離戦の馬券的な信頼度で言えば、ルーラーシップ産駒よりも、ディープインパクト・ハーツクライ・キズナの方が、信頼できると言えます。



▼中距離レースの勝ち星5位は、キングカメハメハ産駒です。

キンカメは、もうこの世を去ってしまったので、これから産駒数は減る一方ですが、儲かる種牡馬と言えます。

中距離では、単勝回収率99％・複勝回収率78％と、単勝回収率が非常に優秀です。



▼単勝回収率で99％あれば、馬単や三連単の1着固定で簡単に利益を出すことができます。

ただ、複勝回収率は78％と平凡なので、中距離のキンカメを狙う場合は、1着固定で狙うのが得策ですね。

キングカメハメハ産駒は、人気薄で激走する傾向にあるので、人気薄のキンカメ産駒をヒモに入れておくと、定期的に高配当が引っかかります。



▼それから、キンカメ産駒の特徴として、「キングカメハメハ産駒は、ダート中距離の単勝回収率が高い」というものがあります。

簡単に比較してみると、

キンカメ芝→単勝回収率73％
キンカメダート→単勝回収率134％

という感じで、芝とダートでは明らかに違いがあります。



▼先ほど、キングカメハメハ産駒は、1着固定で狙うのが得策であると書きましたが、これをダートレースに限定すると、さらに回収率がアップする。

ダート中距離のキングカメハメハは、単勝でも利益を出すことができる種牡馬なので、非常に回収率を上げやすいのが特徴です。

特に、人気薄のキンカメ産駒が、ダート中距離で1着に来ることが多いので、穴党の人は、ダートのキンカメはマークしておいた方が良いでしょう。



▼ダート中距離での単勝回収率（2020～2024年）を見ていくと、勝利数上位の種牡馬では、キングカメハメハ産駒がトップの134％。

2位がキズナ産駒の121％となっています。

ダート中距離のキングカメハメハは、要注意ですね。