▼本日は、競馬で勝ちたい時の考え方について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・競馬で勝ちたい時、重要なポイントは、馬券収支を長期目線で考えることである。
・収支は少なくとも、3か月以上のスパンで考える。短期的な結果に一喜一憂するのは、負け組の特徴。
・馬券種は、複勝以外どれでも勝てるが、勝ちやすいのは、三連複かワイド。
・競馬で勝ちたいなら、重賞レースばかり買わない方がいい。勝てるレースでのみ勝負するのが、勝ち組のスタンス。
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼競馬は、馬券が当たらなくてもドキドキできて楽しいゲームです。
最初はそれだけで楽しい。
でもそのうち、「競馬で勝ちたい!」と思うようになります。
▼競馬初心者さんは、最初はスポーツ新聞か競馬新聞を購入して、自分の直感で馬券を買うと思います。
これはこれで楽しい。
ですが、このやり方ではなかなか長期的に競馬で勝つというのは難しいわけです。
▼「競馬で勝つ」というのは、長期的な収支がプラスになるということです。
私がよく言う、「年間プラス収支」
これが勝ち組のひとつの条件でしょう。
▼競馬で勝ち組を目指す場合、ある程度、長期的な視野で考えていかないとうまくいきません。
例えば、「毎週少しずつでいいからプラスにしたい!」
この考え方は、失敗する確率が高くなります。
▼「毎週少しずつ勝つなら、簡単なのでは?」と思いますか?
実は、競馬で1番難しいのは、毎週コンスタントに勝つ、ということなんですよ。
それが少額でも、毎週勝つのはほとんど不可能に近いです。
▼「なんで少額なのに、難しいの?」
競馬の場合、勝つ金額はほとんど関係ないわけです。
もし、少額でも毎週確実にプラスにできるなら、賭け金を上げれば大儲けできてしまうからです。
▼でも、競馬はそんなに簡単ではない。
競馬は確率のゲームなので、そこには必ず「確率の偏り」が発生します。
▼つまり、期待値が高い馬をひたすら狙ったとしても、毎回コンスタントに回収率が100%を超えるわけではない、ということ。
回収率が500%の週もあるし、回収率が0%の週もある。
これらをすべて合算して、長期的な回収率が100%を超えれば、競馬の勝ち組なんです。
▼なので、「競馬で勝ちたい!」と思う場合、まず最初にやらなければならないことは、長期目線で考えること。
目の前のレースを当てようとしないこと。
1つのレースに入れ込むと、競馬では負け組になりやすいです。
▼少なくとも私の場合は、3ヶ月以上のスパンで考える。
最終目標は、上述した通り、年間プラス収支です。
▼なので、週単位の成績はほとんど無視しています。
月単位の成績もあまり気にしていません。
年間プラス収支になれば、それで勝ち組だからです。
▼年間プラス収支にできている競馬ファンは、おそらく3~5%くらいかと。
これは、毎週のように馬券を購入している人を対象にしています。
有馬記念だけ当たって年間プラスというのは、話がちょっと違うので除外しています。
競馬の年間収支をプラスにするサイトを公開
▼競馬ファンの最終目標である「年間プラス収支」
これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。
私が、年間プラス収支を達成できたのは、
やっぱり⇒『このユニークなサイト』で学んだからです。
馬券種は、どれでも勝てる
▼競馬で勝ちたい時どうするか?についての考察を続けます。
先程は、長期目線の重要性について書いてみました。
ここでは、さらに具体的な考え方について述べたいと思います。
▼競馬で勝つ、というと、「どの馬券種を買えばいいの?」みたいな、具体的な買い方を考えてしまう人が多いです。
三連単なら勝てる?単勝の方が勝てる?
などですね。
▼でも私に言わせれば、馬券種というのは何でもいいわけです。
勝てる人は、どの馬券種を選んでも大体勝てる。
勝ちやすい馬券種というのはありますが、基本的にはどれを選んでも変わらないです。
▼複勝馬券だけはちょっと勝ちにくいので、これは除外した方がいいかもしれません。
複勝馬券は、的中率は最大ですが、オッズが低すぎてオッズに歪みが出にくいので、なかなかプラス収支まで持っていきにくい馬券種です。
▼馬券種で勝ちやすいのは、三連複かワイドかな。個人的な見解ですが。
三連単は、腕がある人にとっては強力な武器ですが、競馬初心者さんが手を出すと大きく負けるので要注意です。
▼結局のところ、大切なのは馬券種ではないんですね。
大切なのは、期待値が高い馬を探し出す武器を持つこと。
期待値が高い馬を見つけることさえできれば、あとはどんな馬券種で購入しても利益は出るわけです。
▼期待値が高い馬というのは、いわゆる過小評価されている馬。
能力の割に、あまり馬券が売れていない馬ですね。
このような馬は、狙い続けることで利益が出ます。
▼期待値判断の手法としては、単勝回収率や複勝回収率があります。
単勝回収率が高いと推定される馬については、単勝や馬単や三連単などの、単系馬券が有効になる。
逆に、複勝回収率が高いと想定される馬については、ワイド・三連複・馬連が有効になります。
▼期待値が高い馬を見つける方法は、いろいろな手法があります。
私がよく言う、「データ・血統・パドック」が、その代表かと思います。
▼競馬で勝っている人というのは、何かしら自分の武器を持っている。
競馬で勝てない人というのは、競馬新聞だけで馬券を購入している。
なので、自分に武器があれば、馬券種というのは後からどうにでもなるわけですね。
▼▼ここまでを簡単にまとめると、競馬で勝ちたい時のポイントは↓
①期待値が高い馬を探す
②レースを選ぶ
まずはこの2つが最重要ポイントになります。
▼「競馬で勝ちたい!でも勝てない!」という人の多くは、この2つのポイントを押さえていないわけです。
例えば、競馬で勝ちたい人がやってしまいがちなミスは↓
×細かい馬券の買い方にばかり目が行ってしまう人
×重賞レースばかり買う人
×どんなレースも、同じように馬券購入してしまう人
×競馬を現実逃避の手段として使ってしまっている人
はい。
このようなタイプの人は、なかなか競馬で勝てません。
▼まず、「細かい馬券の買い方にばかり目が行ってしまう人」
これは例えば、「馬連5点流しなら勝てる!?」とか「三連複軸1頭。相手5頭ながしなら勝てる!?」というように、具体的な馬券の買い方を気にするタイプです。
確かに、これは非常にわかりやすい。
具体的な馬券の買い方を決めてしまえば、考える必要がないからです。
▼このような、馬券の買い方を固定する戦略は、必ずしも間違いでは無い。
勝つこともできる
ただし、条件があります。
▼馬券戦略を固定して勝つためには、「レースを選ぶ必要がある」わけです。
例えば、馬連5点流しで勝負するなら、馬連5点流しがぴったりとマッチするレースを選ばなければならない。
1番人気から、2~6番人気に流すのであれば、まず1番人気の期待値が高いレースを選ぶことが必要不可欠になります。
▼次に、連対候補馬が、6番人気までに絞り込めるレースを選ぶことになります。
つまり、馬連5点流しで勝負するためには、レース選びの段階で、いくつかのハードルを越えなければならないということになります。
▼「1番人気の期待値が高く、かつ、相手ヒモ馬が6番人気までに絞り込めるレース」
このようなレースを、1日36レースある中から探すわけです。
もし、条件に合致するレースがないなら、その日は見送り。
馬券購入せずに、次の競馬開催日を待ちます。
▼ほとんどの競馬ファンは、このような作業ができていません。だから負ける。
多くの人は、「今週の重賞レースは何かな~」という感じで、最初からレース選びを放棄しているわけです。
与えられた重賞レースでだけ、勝負しようとしてしまっている。
そこには戦略も戦術もありません。
▼逆に言えば、ここの部分を改善するだけで、あなたは負け組から勝ち組に、移動することができるわけです。
レース選びと、期待値が高い馬選び。
この2つをしっかりと意識して、自分のルールに合致したレースだけ購入する。
これを繰り返していけば、競馬で年間プラス収支にすることも可能になってくるわけです。
▼▼では次に、競馬で勝てない人の特徴として、
「どんなレースも、同じように馬券購入してしまう人」
ということについて考えてみましょう。
▼馬券には、人それぞれスタイルというものがあります。
流し馬券が好きな人、ボックス馬券が好きな人。
単勝が好きな人、三連単が好きな人。
それぞれの好みによって、馬券のスタイルが違っているわけです。
▼自分の得意なスタイルがあるのは良いことです。
得意なスタイルがあれば、そこに合致するレースを選んでいくことで、勝ち組になることができます。
ただ、この馬券スタイル。使い方によっては、諸刃の剣になってしまうこともあります。
▼それは例えば、「馬連で1番人気から5点流しが得意な人」がいるとする。
この場合、1番人気の期待値が高いレースを選ぶことが必須条件になります。
しかしながら、多くの競馬ファンは、レース選びをせずに、どんなレースも「1番人気から5点流し」で購入してしまうわけです。
▼なぜ、どんなレースも同じ買い方をしてはならないのか?
それは、中央競馬のレースというのは、レース条件が千差万別であり、それぞれに特徴のあるレースが組まれているからです。
▼つまり、「1番人気が強いレース」もあれば、「1番人気が弱いレース」もあるわけです。
「1番人気から5点流し」にするなら、1番人気が強いレースに絞って勝負しなければならないのに、すべてのレースで同じ買い方をすると、1番人気が弱いレースまで購入してしまうことになるわけです。
▼ちなみに、「重賞レースだけ購入する」という人も、レース選びをしていないことになるので、「すべての重賞レースを、同じ買い方で購入する」と、かなり効率が悪い馬券購入方法になってしまいます。
重賞レースには、短距離戦もあれば長距離戦もある。別定戦もあればハンデ戦もある。
少頭数のレースもあれば、多頭数のレースもあるわけです。
このような、レース条件が多岐に渡る重賞レースで、いつも同じ買い方を当てはめてしまうと、自分のスタイルとマッチしていないレースまで購入することになってしまい、的中率と回収率が大きく下がってしまいます。
▼したがって、重賞レースをすべて購入するなら、臨機応変に買い方を変えなければならない。
でもそれは難しいので、基本的に私は、「自分の馬券スタイルに合ったレースを選ぶ」ことを推奨しています。
1番人気から流すなら、1番人気が強いレースを選ぶ。
穴狙いの人なら、波乱になりそうなレースを選ぶ。
このようなレース選びを徹底するだけで、競馬で勝てるようになる確率は急上昇するでしょう。
▼▼では次に、「競馬を現実逃避の手段として使ってしまっている人」について。
競馬で勝ちたいなら、競馬を冷めた目で見なければなりません。
競馬の勝ち組の多くは、競馬に対してドライな目で見ている。
逆に、競馬の負け組ほど、競馬に熱狂し、競馬に興奮しているわけです。
▼競馬を趣味として、お金が減ってもいいから楽しみたい!と言うなら、その楽しみ方は自由でいいと思います。
ただ、「競馬で勝ちたい!」と願うのであれば、競馬にのめり込まない方が良い。
では、なぜ競馬にのめり込んで興奮すると、勝てなくなるのか?
▼それは、あまりにも馬券の刺激が強すぎて、脳内麻薬のドーパミンに自分自身の行動が支配されてしまうからです。
馬券でプラス収支にするためには、「買いたいレースでも見送る」「勝ったら勝ち逃げする」「自信がないレースは買わない」というような、ストイックさが求められます。
「馬券を買って興奮したいから、どんなレースも買う!」と言う人は、まず勝てません。
▼そもそも、必要以上に競馬に熱狂し、馬券に興奮する人というのは、競馬に現実逃避的な刺激を求めているケースが多いです。
日常に強いストレスがある人。仕事があまりにも苦しい人。家族とうまくいっていない人。
このような強烈なストレスがある人の場合、馬券を購入してレースを見るということは、現実逃避の手段になります。
苦しいストレスを、馬券購入することで、一瞬だけ消すことができる。
だからこそ、見送らなければならないレースも購入してしまうし、勝ち逃げしなければならない場面でも、イケイケドンドンで追加購入してしまうわけです。
▼趣味としての競馬と、利益を出すための競馬は、全然違います。
趣味というのは、自分が好きな事で、お金が減ってもいいと思うもの。
逆に、利益のための馬券投資というのは、自分の楽しみを減らしてでも、お金を増やすためのもの。
馬券においては、楽しさと利益は、相反する部分があります。
競馬に興奮しすぎてしまうと、勝てなくなる。
だからこそ、多くの勝ち組の人々は、冷めた目で競馬を見るわけです。
▼これは例えば、「好きな馬」という部分でも同様です。
競馬を見ていると、自分にとって好きな馬とか、嫌いな馬というのが出てくるわけです。
あるいは、好きな騎手とか、嫌いな騎手もそうですね。
人間なので、絶対に好き嫌いは出てくる。
ただ、このような好き嫌いを馬券に持ち込んでしまうと、勝ち組から遠ざかります。
▼上述した通り、馬券で利益を出すためには、「自分の狙う配当が出そうなレースを選び、期待値が高い馬を選ぶ」という単純作業が必要不可欠になります。
競馬の勝ち組は、この作業をひたすら繰り返しているわけです。
しかし、そこに自分の好き嫌いが入り込んでしまうと、クールに判断することができなくなるんですね。
したがって、競馬で勝ちたいなら、自分の好みや好き嫌いは除外することが必要になるわけです。