▼本日は、丹内祐次(たんないゆうじ)騎手の狙い方・買い方について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず私が、丹内騎手のデータ(2020年~2023年)を分析した結論から書いていきます↓
・平均単勝回収率は62%とかなり低い。勝ち切れない騎手
・人気別に見ると、1~2番人気の複勝回収率が94%と素晴らしい成績。人気馬に騎乗した時の丹内騎手は、馬券圏内に持ってくる確率が高い
・クラス別に見ると、オープン特別と重賞レースがプラス回収。オープンクラスのビッグレースに強い
・競馬場別に見ると、函館競馬場と札幌競馬場と小倉競馬場の複勝回収率が90%以上。北海道開催の丹内騎手は要注意(彼は函館出身)
・競走番号別に見ると、第9.10レースの回収率が高め
・年度別に見ると、2022年の単勝回収率が96%とかなり優秀。それ以外の年は平凡
では、これらのデータについて、具体的に解説していきましょう。
▼まずは過去3年半の、すべての成績を見てみます。
丹内祐次騎手データ(2020年~2023年)
2736レース騎乗
勝率6%
連対率14%
複勝率22%
単勝回収率62%
複勝回収率79%
はい。
では、ここから馬券に使えそうなデータを抽出・分析してみたいと思います。
▼丹内祐次騎手。2021年にウインキートスで目黒記念を制したのが、記憶に新しい。
マイネル軍団(ビッグレッドファーム・サラブレッドクラブ・ラフィアン)の主戦騎手で、地味ながら毎年コンスタントに勝ち星を上げています。
本日は、そんないぶし銀の丹内騎手の狙い目を、わかりやすく解説していきたいと思います。
▼まず、全レースの平均単勝回収率は62%とかなり低い。
この数字は、リーディング上位の騎手の中では、最も低い方の数値です。
丹内騎手は、騎乗技術は高いんですが、勝ち切れないタイプなので、単勝回収率は低くなっています。
▼1~3着の着度数を見てみると、155-218-233、という感じで、明らかに1着の数が少ない。
2~3着が多いタイプなので、丹内騎手を狙う場合は、単勝や1着固定ではなく、2~3着を想定した馬券を構成していくことが大切です。
丹内騎手を頭から狙って行っても、なかなか回収率は上がりません。
▼丹内騎手の複勝回収率を、馬場別に見ると、芝のレースが83%、ダートレースが74%となっています。
丹内騎手を狙う場合は、芝のレースで狙っていく方が、10%も回収率が高くなっています。
「丹内騎手は、芝のレースで2~3着を狙う」というのが基本戦略になりますね。
競馬の年間収支をプラスにするサイトを公開
▼競馬ファンの最終目標である「年間プラス収支」
これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。
私が、年間プラス収支を達成できたのは、
やっぱり⇒『このユニークなサイト』で学んだからです。
丹内祐次騎手の狙い目と買い方
▼ということで、丹内騎手について、次の解説をしていきましょう。
先程の続き。
丹内騎手は、全体的に単勝回収率が低いので、1着固定ではなく、2~3着を想定した馬券を組むことが大切。
芝のレースの方が回収率が高いので、芝のレースの2~3着を狙っていく。
▼では次に、人気別の成績を見ていきましょう。
【丹内祐次騎手データ。人気別の単勝回収率】
82(%)
76
70
67
52
58
50
151
55
57
56
48
55
0
0
0
0
0
(※上から1~18番人気)
はい。
丹内騎手の成績を、人気別に集計すると、上記のようになります。
▼このデータを見ると分かる通り、丹内騎手は、単勝回収率では特に見るべき部分がありません。
1番人気の単勝回収率は82%と、合格ラインですね。
ただ、それ以外の人気での単勝回収率は全体的にかなり低く、狙い目がありません。
▼そこで、複勝回収率のデータも見てみたいと思います。
【丹内祐次騎手データ。人気別の複勝回収率】
102(%)
88
75
92
89
79
91
81
82
65
59
44
69
85
134
55
0
0
(※上から1~18番人気)
はい。
複勝回収率に切り替えてみると、一気に回収率が上がります。
▼このデータを見ると、1番人気の複勝回収率は102%と、なんとプラス収支になっています。
丹内騎手が1番人気の時の複勝率は、71.6%もあり、1番人気の丹内騎手はかなり信頼できると言えます。
丹内騎手が1番人気の時に、三連複やワイドの軸にするだけで、簡単に利益を出せてしまう状況です。
▼丹内騎手が1番人気でここまで複勝回収率が高い理由は、「丹内騎手は過剰人気にならないので、回収率が高くなる」という部分にあります。
丹内騎手は、渋い活躍をする騎手で、悪く言えば地味。
そのため、1番人気でも過剰人気になることがほとんどなく、「過小評価された1番人気」という状況になりやすい。
その結果、丹内騎手の1番人気での複勝回収率は、プラス収支になっているわけですね。
▼ちなみに、丹内騎手が芝のレースで1番人気だった時は、単勝回収率105%・複勝回収率117%と、ものすごい回収率になります。
丹内騎手が芝のレースで1番人気の時は、儲けるチャンスなので、積極的に狙っていきたいところですね。
▼▼ここまで書いてきたように、丹内騎手は、「芝のレース」「複勝回収率が高い」という点が狙い目になります。
丹内騎手は、芝のレースの複勝回収率がとにかく高いので、彼が芝のレースに出てきたら、積極的に狙っていきたいところです。
狙い方の基本は、
・丹内騎手が芝のレースで1~3番人気なら→三連複の軸にする
・丹内騎手が芝のレースで4~10番人気なら→三連複やワイドのヒモに入れる
という戦略が有効です。
▼具体的なデータを見てみると、
【丹内騎手が芝のレースで1~3番人気なら、単勝回収率79%・複勝回収率94%】
という数字になります。
単勝回収率は特に狙い目がありませんが、複勝回収率になると一気に儲かる騎手になります。
丹内騎手は、強い馬に騎乗すると、馬券圏内に持ってくる確率が高いわけですね。
なので、彼が芝のレースで1~3番人気の時は、三連複の軸にすると利益を出しやすくなります。
▼では次に、丹内騎手のクラス別の成績を見ていきましょう。
【丹内騎手。クラス別の単勝回収率】
3勝クラス→単勝回収率109%
オープン特別→単勝回収率253%
G3→単勝回収率150%
G2→単勝回収率97%
はい。
丹内騎手の回収率が高いクラスは上記の通りです。
▼まず、3勝クラスの回収率が非常に優秀です。
単勝回収率109%・複勝回収率101%と、単複どちらの回収率もプラスになっています。
3勝クラスの丹内騎手は、積極的に馬券に組み入れていくと、利益を出しやすくなりますね。
▼3勝クラスで丹内騎手を狙う場合は、芝のレースでは単系馬券、ダートレースでは複系馬券を狙っていくと回収率が上がりやすくなります。
・3勝クラス芝のレース→単勝回収率148%・複勝回収率82%
・3勝クラスダートレース→単勝回収率49%・複勝回収率129%
という感じで、明らかにデータ傾向に差があります。
芝のレースでは1着固定を狙い、ダートレースでは2~3着を想定した馬券を構成することが重要ですね。
▼3勝クラスの丹内騎手は、3~11番人気が狙い目。
【丹内騎手。3勝クラスで3~11番人気なら、単勝回収率167%・複勝回収率117%】
という感じで、素晴らしい成績になっています。
この条件の時、丹内騎手をヒモに入れておくと、定期的に高配当が引っかかりますね。
▼▼では次に、データ期間を更新して、丹内祐次騎手の重賞レースの成績を見てみましょう。
【丹内祐次騎手。重賞レースデータ】2022~2025年
G3→単勝回収率72%・複勝回収率69%
G2→単勝回収率38%・複勝回収率9%
G1→単勝回収率0%・複勝回収率110%
はい。
丹内騎手の重賞レースでの成績は上記の通りです。
▼このデータを見ると分かりますが、丹内騎手は重賞レースの回収率がかなり低いです。
基本的に、丹内騎手を重賞レースで狙うと儲からないので、あまり狙わない方が良いということになる。
ただ、狙い目を絞り込んで行けば、利益を出せるポイントも少し見えてきます。
基本的には、G3で狙っていくというのがベターですね。
▼丹内騎手の、G3での回収率は、単勝回収率72%・複勝回収率69%となっています。
これは低めの回収率で、このままでは利益を出すことはできません。
なので、ここからフィルタリングして行きます。
丹内騎手がG3で儲かるための条件は、
【丹内騎手。G3で4~10番人気の時→単勝回収率114%・複勝回収率109%】
はい。
ここが丹内騎手の絶好の狙い目になります。
▼丹内騎手は、重賞ではマイネル系の馬や個人馬主の馬に騎乗することがほとんどなので、重賞レースでは騎乗馬が弱いことが多いです。
なので、重賞レースで一番人気から三番人気の馬に騎乗することはほとんどない。
したがって、重賞レースでの丹内騎手は、軸馬には向きません。
軸ではなく、ヒモで穴を狙っていくというのが、丹内騎手の重賞レースでの攻略スタンスになります。
▼では、どれくらいの人気の馬を狙えば丹内騎手で利益が出るのかというと、それが上述した「4番人気から10番人気の時」なんです。
いわゆる中穴馬ですね。これくらいの中穴に騎乗した時の丹内騎手は、G3で単勝も複勝もプラス回収になっています。
これだけの回収率があれば、単複でも利益が出るし、あるいは馬券種をズラせばもっと簡単に利益を出すことができます。
▼例えば、G3で丹内騎手が、4番人気から10番人気ぐらいの馬に騎乗している時、ワイドや三連複のヒモに入れておくと、頻繁に高配当が引っかかります。
また、G3では単勝回収率も高いので、馬単や三連単の一着固定で穴馬券を狙うということもできますね。
ということで、G3の丹内騎手は、中穴馬で非常に回収率が高くなっているので、ここが狙い目となります。








