枠順の有利不利

▼本日は、枠順による有利不利について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。

まず、結論から書いていきます↓


・競馬は円形のコースを走るので、基本的には最短距離を走れる内枠が有利

・ただし、ダートのレースは砂の上を走るので、内枠のメリットが相殺される。ダートでは外枠でも不利になりにくい

・芝のレースで儲かる枠順は、1~7番枠あたり

・出遅れリスクを考慮すると、奇数枠より偶数枠の方が有利



ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。



▼競馬では、すべての馬に枠順が決められています。

この枠番(馬番)で、私たちは馬券を購入するわけです。

そしてこの枠番は、馬券購入のためだけにあるわけではありません。

競馬予想をする際にも、枠番は大きなポイントになってきます。



▼枠順は、インコースから順番に、1番枠、2番枠、3番枠・・・と決められています。

では、この枠順、そこに有利不利はあるのか?

本日は、競馬における枠順の有利不利について、詳しく解説していきたいと思います。



▼まず、枠順の優位性を考えるにあたって、競馬のコースの基本形態を考えてみましょう。

競馬のコースというのは、円形になっています

新潟の直線1,000メートルだけは、直線コースで円形ではありませんが、それ以外のコースは、すべて円形のレイアウトになっています。



円形のコースを周回する競走においては、最短距離を走れる内枠が有利になります

人間のトラック競技でも、インコースの選手は後ろからスタートしますよね?

あれは、インコースが最短距離を走れて有利なので、アウトコースの選手と同じ距離を走るように、後ろからのスタートにしているわけです。



▼競馬のレースでは、内枠の馬が後ろからスタートするということはありません。

全馬が横一線でスタートします。

そのため、競馬ではインコースの馬、内枠の馬が有利になるわけです。



▼では、具体的なデータも見てみましょう。


枠番データ。芝の重賞レース。複勝率】2018~2023年

24.9%
23.7%
22.7%
19.0%
20.1%
24.7%
24.7%
21.7%
21.8%
21.7%
15.8%
16.9%
19.2%
17.1%
12.3%
15.4%
14.3%
17.3%

(上から1~18番枠)



はい。
これは、芝の重賞レースでの枠順別の複勝率のデータです。

複勝率というのは、3着内率ですね。つまり馬券になる確率です。



▼このデータを見れば一目瞭然ですが、内枠になればなるほど、複勝率が高くなっています。

つまり、内枠の馬の方が馬券が当たりやすいということなんですね。

データから見ても、競馬では内枠が有利であることがわかると思います。


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競馬における枠順の特徴と傾向

▼ということで、枠順について、次の解説をしていきましょう。

先程は、芝の重賞レースにおける複勝率を、枠順別に分析してみました。

複勝率は、内枠になればなるほど高くなる。

つまり、馬券を購入する際は、内枠の馬を購入すれば、的中率が高くなるわけです。



▼では、勝率ではどうなるでしょうか?

勝率のデータも見てみましょう。


枠番データ。芝の重賞レース。勝率】2018~2023年

9.4%
8.1%
7.9%
7.3%
6.1%
8.3%
6.8%
6.8%
7.7%
8.2%
5.3%
5.2%
6.2%
6.6%
2.5%
4.8%
5.0%
4.7%

(上から1~18番枠)



はい。
先ほどは複勝率のデータでしたが、今度は勝率のデータを分析してみました。



▼勝率のデータを見てもわかる通り、内枠の馬の方が勝率が高い。

つまり、単勝馬券を購入する場合は、内枠の馬を狙った方が、的中率が上がるわけです。

これは単勝馬券だけでなく、馬単の1着固定や、三連単の1着固定でも、内枠の的中率が高くなります。



▼また、このような内枠有利の傾向は、ハイレベルなレースになればなるほど、顕著に現れてきます。

逆に、未勝利戦や1勝クラスなど、レベルの低いレースでは、馬の能力で勝ち負けが決まることが多いので、枠順による有利不利は比較的少ないです。

もしあなたが、重賞レース中心に馬券購入しているなら、「内枠狙い」は、非常に有効な戦略になるでしょう。

逆に、午前中のレースなど、低レベルなレースを購入することが多い人は、あまり枠順は気にしなくても良いということになります。



▼さて、芝のレースでは内枠が有利になりやすいわけですが、では、具体的には何枠が有利なのか?

的中率と回収率の両面から考えていくと、「1~7番枠が有利になりやすい」という感じですね。私の感覚ですが。

これは特に、軸馬を決める場合に重要なポイントになります。

軸馬は、好走確率の高さが非常に大切になるので、外枠の馬を軸馬にするより、内枠の上を軸馬にした方が、的中率と回収率が上がりやすくなります。

軸馬に迷ったら、内枠の馬を優先的に選んでいくと、馬券成績が良くなりやすいわけですね。



▼▼中央競馬の芝のレースでは、内枠になればなるほど有利になります。

それは、ここまで解説して来た通り、内枠はインコースを走ることができるので、最短距離を走ることになり、物理的に有利だからですね。

もちろん、前が詰まったり、進路がなくなったりするリスクはありますが、それを差し引いても、最短距離を走れる内枠が有利になるわけです。



▼なので、あなたが軸馬の選定に迷った時は、できるだけ内枠の馬を優先するようにしていくと、的中率と回収率が上がりやすくなるわけです。

では次に、また違った角度から、具体的なデータを見てみましょう。


馬番別の連対率。芝の全クラス対象】2020~2024年。15052レース分析

16.2%
17.1%
15.5%
16.7%
16.4%
16.6%
15.2%
15.5%
14.5%
14.2%
13.2%
12.8%
12.6%
12.4%
11.0%
11.7%
10.0%
10.9%

(※上から1~18番枠)



はい。
過去5年程度の芝のレースの連対率を、馬番別に集計すると、上記のようになります。

先ほどは重賞レースのデータでしたが、今回は全クラスのデータになります。



▼このデータを見れば一目瞭然ですが、内枠になればなるほど連対率が高くなるのが分かります。

逆に、外枠になればなるほど連対率が下がっていきます。

つまり、馬連や馬単で購入する場合は、内枠の馬を買えば的中率が高くなるし、外枠の馬を買えば的中率が低くなるわけです。



▼もちろん連対率というのは、馬の強さによって決まるので、外枠でも1番人気なら連対率は高くなります。

逆に、馬が弱ければ、内枠でも連対率は低くなるわけです。

ただ、「馬の強さが同じくらいなら、より内枠の方が連対率は高くなる」わけですね。



▼なので、あなたが同じくらいの能力の馬を比較して、軸馬に迷った時は、なるべく内枠の馬を優先すると良い。

先程のデータからもわかるように、内枠になればなるほど、好走確率は高くなるからです。

例えば、「2番人気で17番枠」と「3番人気で2番枠」の馬で軸を迷った場合。

この場合は、後者を選んだ方が、長期的には明らかに的中率と回収率が上がりやすくなるわけですね。



▼軸馬の選定は、競馬予想で最も重要なポイントの1つであり、軸馬さえ正しく選ぶことができれば、馬券で利益を出すことが可能になります。

そして、芝のレースの軸馬は、なるべく内枠の馬を選ぶようにしていくと、的中率と回収率が上がる。

このような枠順の有利不利を頭に入れておくだけで、あなたの馬券収支は向上していくことでしょう。


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