▼本日は、右回りと左回りについて、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・日本の競馬は右回りが主流。左回りが得意な馬はサウスポーと言われる
・左回りの競馬場は、東京競馬場・新潟競馬場・中京競馬場の3種類のみ
・馬にはそれぞれ個性があり、利き脚があるので、どの馬にも活躍のチャンスがあるように、右回りと左回りの競馬場が用意されている
・左回りの競馬場は数が少ないので、左回りの方が予想しやすく、儲けやすい傾向にある
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼日本の中央競馬には、右回りのコースと左回りのコースがあります。
まずは競馬場の一覧を見てみましょう。
【右回りの競馬場】
中山競馬場
京都競馬場
阪神競馬場
福島競馬場
小倉競馬場
札幌競馬場
函館競馬場
【左回りの競馬場】
東京競馬場
新潟競馬場
中京競馬場
はい。
右回りと左回りの競馬場は、それぞれ上記のようになります。
▼数で言えば、右回りの方がかなり多くなっています。
日本の競馬の主流は、右回りということになりますね。
世界的に見ると、アメリカは左回りが主流、ヨーロッパは右回りが主流となっています。
▼日本の競馬は右回りがメインなので、基本的には、右回りに強い馬が出世していきます。
左回りが強い馬は少数派で、サウスポーと呼ばれます。左利きですね。
ただ、G1レースは、右回りも左回りも、同じくらいの数が開催されています。
▼ではなぜ、中央競馬には、右回りと左回りの競馬場が用意されているのか?
これに関しては、理由は2つ。
①右利きの馬と左利きの馬がいるから。なるべく公平にするため
②バラエティ溢れる競馬場にした方が、競馬ファンが飽きないから(ギャンブル的に難しく、面白くなる)
という理由ですね。
▼まず、競走馬には右利きの馬と左利きの馬がいます。
馬は、右回りコースは右手前、左回りコースは左手前で走るわけですが、この手前は、馬によって得意な走り方が違うわけです。
右手前の得意な馬もいれば、左手前が得意な馬もいる。
なので、もし中央競馬に右回りのコースしかなければ、左手前が得意な馬は、活躍の機会を奪われてしまいます。
なのでJRAは、いろいろな馬が個性を発揮して活躍できるように、左右の様々なコースを用意しているわけですね。
▼また、ギャンブル的な魅力を考えても、左回りのコースはあった方が面白くなります。
すべての競馬場が右回りだったら、予想のパターンもワンパターンになり、波乱が少なくなります。
つまり、配当が低くなってしまう。これはギャンブル的につまらないですよね。
そして、いつも右回りのコースばかり予想していると、競馬ファンも飽きてしまいます。
なので、ギャンブル的に面白くするため、魅力的な娯楽にするためにも、右回りのコースと左回りのコースがあった方が良いわけですね。
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右回りと左回りの知識とコツ
▼ということで、右回りと左回りについて、次の解説をしていきましょう。
先程の続き。
中央競馬は右回りが主流だが、左回りの競馬場もミックスすることによって、サウスポーの馬の活躍の場が広がる。
また、ギャンブル的な魅力も増すので、左回りのコースがあった方が面白くなる。
▼では次に、右回りと左回りでは、馬券的にはどっちが儲かるのか?
これに関しては、私の独断と偏見ですが、左回りの競馬場の方が数が少ないので、データ分析しやすく、予想しやすいと感じます。
右回りが得意な馬を探すのは難しいですが、左回りが得意なサウスポーの馬を探すのは簡単です。
▼サウスポーの馬を探して、その馬が左回りの競馬場に登場した場合に、馬券勝負すれば良い。
馬券的に儲かるパターンとしては、「右回りで何度か惨敗してきたサウスポーの馬が、人気を落として、左回りの競馬場に登場」→このパターンは儲かります。
競馬ファンの多くは、近走の着順を見て馬券を購入するので、近走惨敗している馬は、人気を落としやすい。
しかし、サウスポーの馬は、右回りの成績は度外視できるので、右回りの惨敗は調教のようなもの。気にしなくてもいいわけです。
▼そして、人気を落とした状態で、得意の左回りのコースを走れば、右回りでの惨敗続きが嘘のように、いきなり激走することが多々あります。
左回りの競馬場は、3種類しかないので、サウスポーも少ない。
その分、左回り専用で狙っていける馬を、限定しやすくなるわけですね。
▼私自身も、「左回り実績」は、必ず見るようにしています。
左回りの競馬場は、東京・新潟・中京。
これだけ頭に入れておいて、その馬が左回りが得意かどうかを、予想段階で必ず見ておく。
これを意識するだけで、左回りの競馬場でのあなたの回収率は、かなり上がりやすくなると思います。
▼▼では逆に、「左回りで惨敗して、右回りに戻る」この場合はどうでしょうか?
これは先ほどと逆ですね。
例えば、中山競馬場で好成績が続いていた馬が、東京競馬場で惨敗し、また中山競馬場に戻ってきた場合。
この場合は、それほど美味しい馬券にならない印象です。なぜか?
▼上述したように、日本の競馬は右回りが主流なので、競馬ファンも右回りの成績を中心に予想を構成することが多い。
なので、左回りで惨敗したとしても、「このレースは左回りだから度外視だ」と考えるクレバーな競馬ファンが多いわけです。
だから左回りで惨敗しても、なかなか人気が落ちにくい。
人気が落ちないと、期待値的に美味しい馬にはならないわけです。
▼今は、右回りと左回りの話をしていますが、このような「期待値」の考え方は、競馬で勝つために必要不可欠です。
競馬で勝つためには、「多くの競馬ファンは、どう考えて馬券を購入するか?」を予測する必要があります。
なぜなら競馬というのは、他の競馬ファンとの戦いだからです。
▼「競馬は、1着2着3着を当てるゲームだ!」と思っている競馬ファンがほとんどなんですが、実はこれは全然違います。
競馬は、着順を当てるゲームではなく、他の競馬ファンとは違う考え方でアプローチするゲームです。
極端な話、100人の競馬ファンがいたとして、95人が同じ馬を購入したとしたら、その馬はもう儲からないわけです。
なぜなら、中央競馬は競馬ファンの投票によってオッズが変動するからです。
▼簡単に言うと、「多くの競馬ファンが見ていない馬を買えば、長期的には儲かる」ということになります。
同じ能力の馬が2頭いたら、どっちを購入しても同じに見えますが、オッズが高い方を購入した方が儲かるに決まっているわけです。
だから競馬というのは、単純な能力比較ではなく、他の競馬ファンの動向をチェックすることが重要なんですね。
▼右回りと左回りの話も同じで、多くの競馬ファンは、数が多い右回りの成績を元に、予想を構成する。
だからオッズも、右回りの成績を中心として形作られるわけです。
そこに、30%の左回りのレースが入り込んでくる。
左回りのレースは、競馬ファンの盲点になりやすいので、「オッズの歪み」が生じやすく、利益を出しやすいわけですね。
大切なのは、オッズをしっかりチェックすること。
サウスポーの馬が左回りの競馬場に出てきているのに、それほど人気にならなかったら、それは儲けるチャンスなんですね。