▼本日は、競馬新聞の活用方法について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・競馬新聞だけで競馬で勝てるようになるのは難しい。
・競馬新聞はあくまでも材料であって、それを加工するのは、競馬ファンの頭脳である。
・競馬新聞は、一般的で無難な予想を掲載することが多いので、波乱になると当たらないケースが多い。
・競馬新聞の記者さんの印に丸乗りしても、自信度がわからないので、なかなか利益は出ない。
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼競馬をやったことがある人なら、だれでも購入したことがある競馬新聞。
競馬初心者のお嬢さんから、競馬歴50年のおじさんまで、みんなが持っている競馬新聞。
この競馬新聞は、馬券で勝つための武器になるのか?
▼私の感覚で言えば、競馬新聞だけでは競馬で勝てるようには、ならないと思う。
競馬新聞には、さまざまな情報が載っていますが、結局、その情報を活用するのは、競馬ファン一人一人の頭脳なんですね。
▼つまり、競馬新聞という材料があって、それを加工するのは、競馬ファンの頭脳である。
だから、競馬新聞だけをひたすら読み込んで行っても、なかなか勝てるようにはならないわけです。
▼コツとしては、競馬新聞と同時に、別のファクターも勉強していくことが重要。
当ブログではいつも、「データ・血統・パドック」のどれか1つを勉強してくださいと書いていますが、これらのファクターと競馬新聞を組み合わせることで、勝利が見えてくるわけです。
▼競馬新聞には、競馬記者の印が付けられています。
この印や、参考買い目を見て、そのまま馬券購入する人も多いかと思います。
ただ、そのやり方ではなかなか勝てるようにはならない。
▼なぜかというと、競馬新聞の記者の印は、抑揚がないからです。
つまり、メリハリがない。
競馬新聞の記者さんでも、それぞれ自信があるレースや、自信がないレースがあるはず。
でも、競馬新聞ではそれらを一緒くたにして、「印」という形にしているわけです。
▼また、同じ競馬新聞につける「◎」という印でも、1着が期待できる◎と、2~3着が期待できる◎がある。
三連単の頭から狙っていける◎と、三連複の軸馬として活用できる◎があるわけなんですね。
これを見極めるのは、至難の業です。
▼なので、競馬新聞を活用する場合は、単純に競馬記者の印に乗っかるのではなく、その印も含めた情報を、自分の頭の中で加工することが重要なんですね。
これは、競馬新聞でも、スポーツ新聞でも同じです。
単純に競馬記者の印に乗っかるだけでは、高確率でマイナス収支になります。
▼競馬雑誌などで、競馬新聞の記者の回収率が掲載されていることがありますが、あれを見ても、ほとんどの競馬記者の回収率はマイナス収支になっています。
なので、単純に競馬新聞の印だけを見ても、利益はなかなか出ない。
なぜなら、競馬新聞というのはあくまでも予想の「材料」に過ぎないからです。
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これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。
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競馬新聞の活用方法
▼競馬新聞は勝てないか?についての考察を続けます。
ここまで書いてきたとおり、競馬新聞というのは、あくまでも予想の材料です。
なので、使う側のスキルが高くないと、競馬新聞だけで利益を出すのは難しいと考えます。
▼現代は、パソコンやスマホが普及しているので、「馬柱」に関しては、競馬新聞を購入しなくても閲覧することが可能になっています。
デジタルの馬柱より、紙ベースの競馬新聞の方が見やすいですけどね。
お金を節約するなら、競馬新聞を買わずにスマホで馬柱を閲覧しても、勝ち負けには関係ないと思います。
▼とは言え、競馬新聞にも優れた面はたくさんあります。
それは例えば、「調教タイム」
調教タイムに関しては、インターネットでも閲覧できますが、競馬新聞が最も優れている印象です。
▼ただ、調教タイムに関しても、使う側に知識がないと、宝の持ち腐れになってしまうんですね。
「坂路で51.8秒!」とか言われても、頭の中に基準タイムがない人にとっては、意味がわからないわけです。
▼栗東の坂路では、53秒未満なら、優秀な時計かなという印象です。
このような基準を頭の中に持っている人は、競馬新聞で坂路の調教タイムを見るだけで、狙い目となる馬が見えてくるわけです。
▼あとは、競馬新聞でもスポーツ新聞でもそうですが、「穴記者」が探してくる穴馬は、なかなか使えると思います。
やはりプロの方が探してくる穴馬ですから、それなりの根拠があるわけです。
▼この穴馬の使い方としては、単純にその馬から流すだけでは、なかなか利益は出ないと思う。
いくらプロの方が探してきた穴馬とは言え、所詮は穴馬なので、好走確率はかなり低いです。
なので、穴馬を軸にはしない方が良いかと。
▼競馬新聞の記者さんが探してきた穴馬は、やはりオーソドックスに、ヒモに追加していくのが良い。
こうしておけば、一定確率で穴馬を拾えるので、万馬券の楽しみが増えます。
▼注意点としては、穴記者イチオシの穴馬でも、期待値の高い穴馬と、期待値の低い穴馬がいるということです。
競馬新聞の場合、売り上げが最優先になるので、どんなレースでも穴記者は穴馬を掲載しなければならない。
ここが競馬新聞の致命的な弱点なんです。
▼競馬というのは、自分の自信があるレースや、自信がある馬だけを狙って購入しないと、なかなかプラス収支にはなりません。
しかしながら競馬新聞というのは、とにかくその週のレースを盛り上げて、競馬新聞の売り上げを増やさなければならない。
だから、センセーショナルなタイトルをつけて、競馬新聞を売ろうとするわけです。
▼「天皇賞!穴記者Aが探し出した、珠玉の穴馬はこれだ!!」
みたいな見出しがついていると、ついついその競馬新聞を買いたくなりますよね?
でもこれは、競馬新聞側の販売戦略なわけです。
売れるようなタイトルをつけている。仮にその穴馬が、あまり自信がない穴馬だったとしても。
▼これは、穴記者に限らず、すべての競馬新聞の記者に言えることですが、「競馬新聞の記者は、自信があるレースだけを予想している訳では無い」わけです。
全然自信がないレースでも、競馬新聞は売り上げを上げなければならない。
だから、「記者B!渾身の◎はこの馬!自信を持って送り出す!!」みたいなタイトルをつけられてしまうわけですね。
▼これが競馬新聞で勝てないひとつの理由になっています。
競馬新聞の記者さんは、プロですから、その情報力は確かです。
しかし、毎週必ず予想を出さなければならないというのは、どんなに上手い予想家でも、相当にしんどいわけです。
▼これがもし、「自信があるレースだけを予想する記者。自信がないレースはすべて見送り」
というルールだったら、競馬新聞はかなり有効な武器になり得ます。
こんな競馬新聞があっても面白いと思うんですけどね。
もしあったら、私なら買います。
▼このように、競馬新聞の予想の最大の弱点は、「レースを選んでいないこと」なんです。
だから、競馬新聞で勝つためには、自分でレースを選んで、自分で期待値が高い馬を探さなければならないわけ。
このような視点で競馬新聞を活用すれば、競馬新聞だけで利益を出すことも不可能ではありません。
大切な事は、競馬新聞で発行されている予想を、片っ端から購入しないことです。
ここまで書いてきたとおり、競馬新聞の予想は、自信があるレースばかりではないからです。
▼では次の話題にいきましょう。
軸馬は、競馬新聞を読み込んでも、なかなか決めることができないと思います。
競馬新聞は、ずっと読んでいると、どんどん人気馬を買うように洗脳されていくので、軸決めには向いていない。
なので、軸馬は基本的にはデータ分析など、自分が持っている知識を総動員して決めることになります。
▼▼競馬新聞だけで軸馬を決めようとしても、何を基準にしていいかがわからない。
それぞれの記者さんが、たくさん印をつけている馬を軸にすればいいのか?
しかしこれでは、ただ単に人気のある馬を選んでいるに過ぎないわけです。
競馬で利益を出すためには、人気のある馬を買うのではなく、期待値の高い馬を買わなければならない。
▼ここも競馬新聞の弱点ですね。
競馬新聞をどんなに徹夜で読み込んでも、期待値が高い馬は見えてこない。
なぜなら期待値というのは、「オッズと好走確率のギャップ」から判断するからです。
▼競馬においては、「強いのにあまり売れていない馬」が、儲かる馬の条件です。
逆に、「弱いのにやたら売れている馬」を買い続けると、確実にマイナス収支になります。
これを判断するのが、期待値分析であり、馬券で利益を出すために最も重要なポイントになるわけです。
▼そう考えると、競馬新聞だけを見ていても、「強いのにあまり売れていない馬」は、見つからない。
これを見つけるためには、「オッズ」と「自分なりの物差し」を見比べて判断していく必要があるわけです。
自分なりの物差しというのは、先ほども少し書きましたが、「データ・血統・パドック」などが代表例になります。
▼もし、競馬新聞で期待値判断するとすれば、「多くの記者さんが◎を付けているが、1番人気ではない馬」
このような馬は期待値が高くなりやすい傾向です。
ただ、数が少ないんですね。
多くの記者さんが◎を付けている馬は、多くの場合、1番人気になってしまうからです。
▼競馬のオッズというのは、競馬ファンが作るものですが、競馬ファンは競馬新聞を見て馬券を購入している。
だから、オッズを作っているのは、実質、競馬新聞であると言っても過言ではない。
なので、競馬新聞の印をチェックしても、それはオッズに反映されてしまうので、あまり効果がないわけです。
▼「競馬新聞は当たらない!」と言う人もいますが、競馬新聞の精度はそれほど悪くないと思います。
多くの記者さんが印をつけた馬は、好走確率が高くなるし、その辺はさすがプロだなという感じ。
ただそれと、利益を出すという事は別問題なんですね。
▼例えば、競馬新聞とオッズを見比べても、期待値が高い馬は見つからない。
競馬新聞とオッズは、似通った性質を持つからです。
だからこそ、競馬新聞だけで利益を出すのは至難の業であり、他に武器を持つ必要があると言っているんですね。
▼▼では次の話題に行きましょう。
次は、「競馬新聞とネットの予想は、どっちがいいか?」についてです。
▼現代は、10年~20年前と比べると、インターネットがめちゃくちゃ発達しました。
私が競馬を始めた頃は、まだインターネットが出始めたくらいの頃で、誰もインターネットで馬券を買っていなかったし、みんな競馬場やウインズまで行って、馬券を購入していました。
▼予想の材料についても、インターネットで競馬予想をする人などおらず、ほとんどの人は、競馬新聞かスポーツ新聞で予想していました。
なので、昔は選択肢がなかった。競馬新聞を使うしかなかった。
でも今は違います。
今、競馬をやる人は、インターネットという巨大な武器があるわけです。
▼このインターネットという武器を活用すれば、誰でも勝ち組に近づくことができる。
というか、今の時代はインターネットを使わないと、高確率で負け組になってしまうとも言えます。
競馬は、他の馬券購入者との戦いですから、みんながインターネットを使っているのに、自分だけがアナログの競馬新聞を使っていたら、勝てるわけがないんですね。
▼なので、インターネットでの情報収集は必須となります。
では、競馬新聞とインターネットは、武器としてはどちらが使いやすいのか?
▼これに関しては、私はインターネットがメインです。
ネットは、自分が求める情報を、自分が求める量だけ手に入れることができる。
この圧倒的な自由度の高さが、インターネットでの競馬情報収集のメリットですね。
▼それに対して、競馬新聞の場合は、与えられる情報が最初から決められている。
調教タイムとか見ない人も、競馬新聞を購入すれば調教タイムがついてきてしまうし、自分が購入する予定のないレースの馬柱まで、くっついてきてしまうわけです。
これは、コスパという点では、あまりおいしくないですね。
▼料金的な面では、競馬新聞は500円~600円くらい。
これが1ヶ月で8日間とすれば、月額4000円~5000円くらいの競馬新聞代がかかります。
▼それに対して、インターネットでの情報は、各サイトごとに料金が全然違います。
私がオススメしている「マツリダ予想」は、月額2000円くらいなので、競馬新聞の半額以下ということになります。
半額以下で、競馬新聞より回収率が高くなりやすい、利益が出しやすい、ということになるので、私の場合は、マツリダ予想の情報をメインに使っているわけです。
▼ただその一方で、インターネットには、月額5万円とか10万円とか、超高額な予想サイトもあるので注意です。
競馬予想の場合、「情報料金が高額だから当たりそうだ!」と思ってしまいがちですが、高額な予想サイトが優秀なサイトというわけではありません。
なので、月額で何万円もかかってしまうサイトを使うよりは、競馬新聞を購入した方がいいかもしれませんね。