▼本日は、的中率と回収率について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・馬券の場合、基本的には、的中率と回収率はトレードオフの関係になる。どちらかが上がれば、どちらかが下がることが多い
・的中率と回収率のバランスは、私の場合は、的中率30%・回収率120%くらいを目標にしている
・的中率と回収率を同時に上げる方法は、予想精度を高めるしかない
・どんなに回収率が高くても、的中率が低すぎると回収効率が悪くなるので、回収率を少し下げてでも、的中率を高めることは重要
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼自分の馬券成績を測定する重要な指標として、的中率と回収率があります。
的中率とは、自分の馬券が的中する確率。
回収率とは、賭け金に対して、払戻金が何パーセントだったかの数値です。
▼それぞれの算出方法は、
的中率=的中レース数÷購入レース数×100(%)
回収率=払戻金額÷購入金額×100(%)
という感じになります。
▼的中率と回収率は、どちらも高ければ理想的なんですが、基本的にはトレードオフの関係になりやすいです。
トレードオフとは、どちらかが上がれば、どちらかが下がってしまうというシーソーのような関係。
なので、世の中の競馬予想は、的中率を重視する予想と、回収率を重視する予想に分かれることが多いんですね。
▼しかしながら、的中率と回収率は、どちらも重要な指標になります。
回収率が低ければ、どんなに馬券を当ててもマイナス収支になってしまうし、的中率が低ければ、ほとんど馬券が当たらないので、投資効率が悪くなってしまいます。
▼基本的には、回収率さえ高ければなんとかなるわけですが、あまりにも的中率が低すぎると、資金がうまく回転していかず、お金が増えません。
「年間回収率150%!」と言っても、年間で1~2レースしか的中しないのであれば、あまりお金は増えないわけです。
それよりも、「回収率は110%だけど、的中率は30%ある」という人の方が、資金が回転するので、お金が増えやすくなるわけですね。
▼ということで、私たちは、基本的には回収率を高めることに集中するべきですが、それと同時に的中率も高めないと、思ったようにお金が増えないことになります。
そこで記事後半では、回収率を高めながら、的中率もできるだけ高めていけるような馬券戦略について、解説していきたいと思います。
競馬の年間収支をプラスにするサイトを公開
▼競馬ファンの最終目標である「年間プラス収支」
これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。
私が、年間プラス収支を達成できたのは、
やっぱり⇒『このユニークなサイト』で学んだからです。
的中率と回収率を同時に上げる方法
▼ということで、的中率と回収率のバランスについて、次の解説をしていきましょう。
馬券で最も重要な指標は回収率だが、的中率が極端に低いと、資金の回転効率が悪くなり、お金が増えにくくなってしまう。
そこで、回収率を高めながらも、的中率を上げていく施策が必要になってくるわけです。
▼では、的中率と回収率をちょうどいいバランスにするには、どうすればいいか?
これは私の考えでは、「合成オッズを適切な数値にする」ということが有効だと考えます。
合成オッズとは、馬券が的中した時の平均払戻倍率ですね。
1万円分の馬券を購入して、的中した時に3万円になるなら、合成オッズは3倍ということになります。
▼この合成オッズを調整することによって、的中率をある程度コントロールすることができます。
簡単に言えば、
合成オッズを下げる→的中率が上がる
合成オッズを上げる→的中率が下がる
ということになります。
▼もっと簡単に言えば、
本命サイドの馬券を買う→的中率が上がる
穴サイドの馬券を買う→的中率が下がる
ということになりますね。
あるいは、
買い目点数を増やす→的中率が上がる
買い目点数を減らす→的中率が下がる
となります。
▼つまり、馬券で的中率を上げるためには、合成オッズを下げれば良い。
合成オッズを下げるためには、本命サイドを購入するか、買い目点数を増やせば良い。
この部分を調整することによって、自分が狙う的中率に近づけていくことが可能になるわけです。
▼上述したように、私が理想とする的中率は、30%程度です。
的中率40%以上を目指してしまうと、回収率が下がり、マイナス収支になりやすくなる。
逆に、的中率が10%以下しかないと、ほとんど馬券が当たらないので、ドローダウンの時期が長くなり、お金が増えにくくなります。
▼なので、的中率と回収率のベストなバランスは、「的中率30%・回収率120%」くらいかなと思います。
負け組の人は、このバランス調整がうまくできていない人が多い。
馬券を当てたいが故に、的中率50%を目指して本命サイドを購入し、マイナス収支になってしまう。
あるいは逆に、大穴馬券をゲットしたいが故に、回収率200%を目指して大振りし、極端に的中率が下がって、資金が増えなくなってしまう。
なので、このような極端な状況を避け、ベストな的中率と回収率のバランスに調整していくことで、効率的にお金を増やしていくことができるわけですね。
▼▼では、「的中率30%・回収率120%」が狙える合成オッズの数値はどれくらいか?
私の感覚ですが、「合成オッズ3~4倍が、的中率と回収率のバランスが良くなりやすい」と感じます。
実際、私の購入馬券も、合成オッズ3~4倍に調整することが多いです。
勝ち組のための優良サイト「マツリダ予想」でも、それくらいの合成オッズが推奨されています。
▼ちなみに、私の馬券収支は、近年はずっと年間プラス収支が続いています。
なので、「合成オッズ3~4倍」「的中率30%・回収率120%」という数値目標は、間違いではないのかなと。
大体これくらいの数値になるように馬券を構成していくと、的中率と回収率のバランスが良くなります。
▼馬券で勝てない人、馬券でいつもマイナス収支になる人は、この辺のバランス調整が下手な人が多い。
予想が下手というのもありますが、それ以前に、合成オッズの調整が下手なんですね。
いくら予想を頑張っても、合成オッズのバランスが悪いと、的中率が下がってしまったり、回収率が下がってしまったりするわけです。
▼ですから、馬券で的中率と回収率のバランスを良くしたいとか、的中率と回収率を同時に上げたい場合は、合成オッズ3~4倍に調整していくと良いです。
合成オッズ3~4倍とは、馬券が的中した時に、賭け金が3~4倍になるような馬券構成ですね。
多点買いした場合、合計で5000円分の馬券を購入したなら、的中した時に払戻金が15000円~20000円くらいになるように馬券を構成するわけです。
▼競馬初心者さんなどは、合成オッズが低くなりすぎるケースが多いです。
合計で5000円分の馬券を購入して、払戻金が8000円とかになってしまっているわけですね。
この場合、せっかく的中しても、賭け金は1.6倍にしかなっておらず、合成オッズは約1.6倍です。
これだと、目標とする合成オッズ3~4倍には遠く及ばないので、プラス収支にするのが極めて難しくなります。
▼合成オッズが低くなると、的中率は上がるが、プラス収支にするのが難しくなる。
競馬初心者さんは、馬券を的中させたいがあまり、合成オッズを下げてしまうんですね。
その結果、プラス収支にならなくなり、お金が減り続けてしまうというわけです。
なので、的中率と回収率のバランスを考えるなら、合成オッズ3~4倍を目指して馬券を構成していくのがお勧めです。