▼本日は、新潟芝1000mの買い方について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・新潟1000mは、完全に外枠有利なコース。外枠狙いが基本戦略となる
・新潟1000mでは、外枠になればなるほど、勝率・連対率・複勝率が高くなる
・13~17番枠の複勝回収率は100%を超えているので、外枠絡みの複勝やワイドや三連複は、儲かりやすい
・新潟1000mで回収率が高い騎手は、津村騎手・藤田菜七子騎手・鮫島克駿騎手・杉原誠人騎手など
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼競馬のレースは、そのほとんどが円形のコースを周回する競走です。
中央競馬には、右回りのコースと、左回りのコースがあります。
しかし、そんな中で、ただ1つだけ「まっすぐな直線を走るコース」があります。
それが「新潟競馬場の芝1000m」です。
▼競馬のレースは、ほとんどが円形のコースなので、それを前提に馬券戦略を構築するわけですが、新潟1000mだけはデータ傾向が全く違います。
通常は、円形のコースを走るので、最短距離を走れる内枠が有利だったり、逃げ馬・先行馬が有利だったりします。
しかし、新潟1000mは真逆の傾向で、「完全に外枠有利」になっているわけです。
▼なぜ新潟1000mは、外枠が有利なのか?
それは、芝のコースというのは、使い込まれるとボロボロになっていくので、外枠の方が芝が綺麗でスピードが出やすいからです。
通常は、円形のコースを周回するので、アウトコースの方が芝が綺麗だとしても、インコースを走った方が距離ロスが少なく、有利である。
しかし、新潟1000mではコーナーがなく、外枠でも距離ロスがないので、芝が綺麗な外枠が圧倒的に有利になるわけです。
▼ではちょっと具体的なデータも見てみましょう。
【新潟芝1000mデータ。枠順別の連対率】2015~2023年
6.2%
5.2%
7.8%
4.6%
7.8%
9.8%
8.3%
11.9%
7.2%
10.3%
12.5%
13.6%
21.4%
16.6%
21.0%
22.9%
21.9%
19.4%
(※上から1~18番枠)
はい。
このデータを見れば一目瞭然ですが、外枠になればなるほど、連対率が高くなっているのがわかります。
▼通常、直線コース以外では、内枠になればなるほど連対率が高くなる。
しかし、新潟1000mでは逆に、外枠になればなるほど連対率が高くなるわけです。
なので、新潟1000mの攻略法としては、「外枠狙い」が基本戦略になると言えますね。
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新潟1000mの攻略法
▼ということで、新潟の千直について、次の解説をしていきましょう。
先程の続き。
新潟1000mでは、芝の状態が綺麗な外枠の方がスピードが出やすく、連対率も高くなりやすい。
なので千直では、外枠の馬を購入した方が的中率が高くなります。
ちなみに、千直というのは、新潟直線1000mの略称ですね。
▼では次に、連対率ではなく、回収率はどうなっているのか?
これも実際のデータを見てみましょう。
【新潟芝1000mデータ。枠順別の複勝回収率】2015~2023年
99(%)
24
40
34
64
67
52
90
58
42
81
67
116
105
117
103
108
67
(※上から1~18番枠)
はい。
上記のデータは、複勝回収率の数値です。
このデータを見ると、13~17番枠の複勝回収率が100%を超えています。
▼つまり、過去10年弱の新潟芝1000mで、13~17番枠の複勝馬券を買い続ければ、回収率はプラスになったということです。
これはすごいことですね。
競馬において、枠順だけでこんなに簡単にプラス収支にできるデータは、あまりありません。
▼ちなみに、新潟1000mで最も有利な、「大外18番枠」は、なぜ複勝回収率が67%しかないのか?
これに関しては、「大外18番枠の馬は、明らかに有利なことを競馬ファンもわかっているので、過剰人気になり、複勝回収率が下がる」というのが原因です。
つまり、新潟1000mでは、「大外の馬が有利だから、手堅く複勝でお金を増やそう!」と考える競馬ファンが多いわけですね。
その結果、大外枠の馬の複勝オッズが下がってしまい、複勝回収率も低迷してしまっているわけです。
▼逆に、新潟1000mで、最も不利に見える「1枠1番」の複勝回収率は、99%と高くなっています。これはなぜか?
これはまず、先程の大外枠の話とは逆で、新潟1000mでは1番枠の馬券が売れない。
その結果、1番枠のオッズが高くなって、複勝回収率も高くなるわけです。
▼また、1番枠は、「ラチに頼ることができる」のも有利な点です。
競走馬は、ラチ沿いを走るとロスなく真っ直ぐ走ることができるので、有利になります。
インコースは馬場が荒れているけれど、1番枠はラチに沿って走ることができるので、意外と有利だったりするわけですね。
▼▼では次に、単勝回収率のデータも見てみましょう。
【新潟芝1000mデータ。枠順別の単勝回収率】2015~2024年
69(%)
24
50
44
122
91
10
56
49
54
55
65
87
108
113
77
55
105
(※上から1~18番枠)
はい。
先ほどは複勝回収率のデータを見ましたが、今回は単勝回収率のデータになります。
▼このデータを見ると、複勝回収率ほどではありませんが、やはり外枠の単勝回収率が高くなっています。
14番15番18番は、単勝回収率がプラスになっていますね。
新潟1000mでは、単勝でも複勝でも、外枠の回収率が高くなっているわけです。
▼それに対し、千直以外の通常の円形のコースで回収率が高い2番枠と4番枠は、千直ではそれぞれ単勝回収率24%、単勝回収率44%と悲惨な数字になっています。
普通は、中央競馬の芝のレースでは、2番枠や4番枠などの内枠の馬を中心に馬券を構成すれば、的中率と回収率が簡単に上がるんですが、千直では全く逆の傾向になっています。
▼千直は、単勝回収率で見ると、13番枠~18番枠の回収率が高くなっている。
なので千直では、13番枠から外の馬を中心に馬券を構成していくと、的中率と回収率が上がりやすくなります。
「千直では、13番枠から外が有利」と覚えておくと良いでしょう。
▼ちなみに、これも通常とは真逆の傾向になります。
普通、中央競馬の芝のレースでは、13番枠から外の馬は、好走確率が低くなります。
普通の1200m以上の芝のレースでは、「1~6番枠が有利」「13~18番枠が不利」というデータ傾向になっています。
しかし、これが新潟1000mでは、綺麗に反対のデータ傾向になるわけですね。
▼このような枠順による有利不利を頭に入れておくだけで、新潟1000mでは、圧倒的に有利に戦うことができます。
「新潟1000mは外枠有利」という事は、もうすでに多くの競馬ファンが知っていることですが、いまだに外枠の回収率が高いという事は、まだまだ新潟1000mでは外枠が美味しいということになります。
ここからさらに外枠有利が有名になって、外枠の馬のオッズが低下していくと、千直の外枠狙いは期待値が下がるんですが、現状ではまだまだ千直の外枠は儲かるという状況ですね。