▼本日は、展開の読み方について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・競馬のペースを予想する方法は、逃げ馬の数から考えるのが基本
・逃げ馬の数が多ければハイペース、少なければスローペースになりやすい
・レースのレベルが高くなればなるほど、ハイペースになりやすい。クラスが上がるほどペースが速くなりやすい
・出走頭数が多ければ多いほど、ハイペースになりやすい。少頭数のレースはスローペースになりやすい
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼現代の競馬予想では、「ペース」というものが非常に重要なファクターになっています。
競馬におけるペースとは、レース全体の流れのことです。
前半から速いスピードで走るレースはハイペース、前半はゆっくり走って最後だけスピードアップするのがスローペースですね。
▼このペースを事前に読むことができれば、馬券の的中率と回収率は、大幅にアップします。
数十年前までは、展開予想という概念はなかったんですが、競馬の神様・大川慶次郎氏が展開予想という概念を持ち込んだことによって、競馬予想に革命が起きました。
現在では、展開を予想するのは当たり前になっています。
逆に言うと、展開予想ができない人は、馬券においてはかなり不利になってしまうわけですね。
▼では、競馬の展開は、どのようにして読めばいいのか?
本日は、ペース予想の仕方について、わかりやすく解説していきたいと思います。
▼まず、展開予想の基本は、「逃げ馬の数をチェックすること」です。
逃げ馬というのは、スタートから先頭を走るタイプの脚質の馬ですね。
逃げ馬は、先頭を走らないと能力を発揮できないので、何が何でもスタートから先頭を目指します。
このようなタイプの逃げ馬が多数存在していたら、どうなるか?
そう。複数の馬で先頭争いをするため、スタートから速いペースで走ることになってしまうわけです。
▼これが、ハイペースという状態ですね。
逃げ馬が複数存在していると、お互い、譲らないので、ハイペースになるわけです。
なので、競馬予想をする段階で、逃げ馬が複数存在している時は、ハイペースになりやすいので、差し馬・追い込み馬を狙うのが基本になるわけです。
▼逃げ馬の数をチェックする方法は、競馬新聞などで「逃げ」と書かれた馬を数えたり、陣営のコメントを読み込むのが基本になります。
過去に、逃げて良い結果を出している馬も、逃げの手に出てくる確率が高いので、逃げ馬として考えて良いでしょう。
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ペースを読む方法とコツ
▼ということで、ペースの見方について、次の解説をしていきましょう。
先程の続き。
ペース予想は、逃げ馬の数で見ていくのが基本になります。
逃げ馬の数が多いと、ハイペースになりやすいので、差し馬・追い込み馬を狙うのがベター。
では逆に、逃げ馬の数が少ない場合はどうなるのか?
▼例えば、「逃げ馬が1頭しかいない場合」
この場合は、他の逃げ馬との競り合いにならないので、1頭の逃げ馬がスムーズに先頭に立つことができます。
いわゆる、「単騎逃げ」という状態ですね。
単騎逃げは、ゆっくり逃げることができるので、スローペースになりやすいです。
▼あるいは、「逃げ馬が1頭もいない場合」
いわゆる、「逃げ馬不在」という状態。
この場合は、先頭に立つ馬がいないので、スローペースになる確率が高くなります。
お互い、譲り合いの状態になってしまい、前半からスローペースになり、前残りの結果になりやすいです。
▼したがって、逃げ馬の数が、0頭~1頭の場合は、スローペースになると予想して、逃げ馬・先行馬を狙っていくのが基本になります。
スローペースの瞬発力勝負になると、後方待機組はラストスパートで前にいる馬を追い抜くことができないので、前残りになりやすいからですね。
▼スローペースという事は、全馬がスタミナに余裕のある状態で、最後の直線を迎えることになる。
全馬に余力があると、最後の直線でのスピードに差が出ないので、道中で前にいた馬が有利になるわけです。
だからスローペースになると、先行馬有利の前残り決着になるわけですね。
▼逆に、ハイペースの場合は、道中から全馬がスタミナを消耗するレースになるので、最後の直線を迎えた時に、各馬はバテている状態になります。
このような厳しいレースになると、道中は後方にいてスタミナを温存していた馬が、最後の直線で末脚を爆発させることになります。
だからハイペースになると、先行馬がバテて、差し馬・追い込み馬が台頭してくるわけですね。
▼ということで、展開の読み方の基本は、逃げ馬の数をチェックすることです。
これは競馬予想の基本中の基本なので、逃げ馬の数は必ず見ておくことが大切ですね。
逃げ馬の数を頭に入れておくだけで、一気に展開が読みやすくなるので、競馬予想の際は、最初に逃げ馬の数をチェックすることをおすすめします。
▼▼ちなみに、逃げ馬のチェックは、展開予想だけでなく、競馬で利益を出すために必須のポイントです。
競馬には、逃げ・先行・差し・追い込みと、4つの脚質がありますが、この中で最も儲かる脚質は、逃げなんです。
競馬においては、前に行ける馬が最強。
つまり、逃げ馬が最も能力を発揮しやすく、利益を出しやすい脚質になります。
▼ぶっちゃけた話、「そのレースで逃げる馬」を予想できれば、それだけで長期的には大儲けできます。
そのレースで逃げるであろう馬の単勝を買い続けるだけで、簡単にプラス収支になるからです。
これは、データからも証明されています。
競馬では、逃げる馬の単勝を買うことができれば、容易に利益を出すことができるわけです。
▼逃げ馬は、単勝でも簡単に利益が出るので、馬券種をズラして、馬単や三連単の1着固定にすれば、さらに大きな利益を出すことができます。
なので、プロ馬券師は常にそのレースで逃げる馬を考えて予想に入るし、馬券で利益を出している人は、逃げる馬を重視して馬券戦略を立てるわけですね。
▼ということで、逃げ馬は展開を予想する際にも重要なファクターになるし、利益を出す場合でも、大切なポイントになるわけです。
ただ問題は、「どの馬が逃げるか分からない」という点ですね。
これが分かれば、上述したように、容易に馬券で利益を出すことができるんですが、どの馬が逃げるかわからないのが難しいところ。
これを予測するのが、競馬予想の醍醐味と言えます。
▼では次に、「全馬の脚質バランスから、展開を予想する」ということについて。
先ほどは、逃げ馬だけに注目しましたが、次は、各馬のすべての脚質に注目します。
12頭立てのレースだったら、その12頭すべての脚質を集計するわけです。
例えば、「逃げ2頭・先行5頭・差し3頭・追い込み2頭」という感じで集計するわけですね。
▼この場合、逃げが2頭いるし、先行馬も揃っている。
なので、ハイペースが予想されるわけです。
だから馬券構成は、差し3頭・追い込み2頭を中心に考えていくことになるわけですね。
▼逃げ馬だけで展開を予想するよりも、すべての馬の脚質を考慮した方が、精度の高い展開予想ができます。
すべての馬の脚質をチェックするのは面倒ですが、勝ち組はこの作業をしっかりやっていますね。
正確にペース判断したい場合は、逃げ馬の数に加えて、全頭の脚質をチェックすることをおすすめします。
時間がない場合は、「人気馬の脚質」だけでもチェックすると、展開予想の精度が上がります。