▼本日は、単騎逃げについて、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・単騎逃げとは、他に逃げ馬がおらず、1頭で気分よく逃げられる状態のこと
・単騎逃げは、他馬に競りかけられることがないので、気分よく走れる分、有利になる
・単騎逃げが見え見えの場合、好走確率が高くなるので、人気馬だと信頼できる軸馬になり、人気薄だと絶好の穴馬になる
・単騎逃げは勝率が上がるが、過剰人気になりやすいので、回収率は上がりにくいこともある
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼逃げ馬とは、スタートから先頭に立って走る脚質の馬です。
この逃げ馬は、1つのレースに1頭しかいないとは限りません。
1つのレースに逃げ馬が2頭・3頭と存在しているレースも多く、この場合は、先行争いが激しくなるので、逃げ馬には不利なレースとなります。
そしてハイペースとなり、差し馬や追い込み馬が台頭しやすくなるわけです。
▼それに対して、「逃げ馬が1頭しかいないレース」というものもあります。
これがいわゆる、「単騎逃げ」のレースですね。
単騎逃げとは、他に逃げ馬がおらず、1頭で気分よく逃げられる状態のことです。
逃げ馬は、すんなりと気分よく逃げることができれば、能力を発揮しやすいので、単騎逃げは圧倒的に有利となります。
▼なので、馬券で逃げ馬を狙う場合は、「逃げ馬が多数いるレース」よりも、「逃げ馬が1頭しかいないレース」で狙った方が、的中率と回収率が上がりやすくなるわけです。
逃げ馬は、ハマれば強いが、他馬に絡まれるとモロい。
だからこそ、気分よく逃げられるかどうかが重要であり、単騎で行けるかどうかがポイントになるわけですね。
▼単騎逃げの勝率と回収率を分析したい所ですが、有料のパソコンソフトを使っても、さすがに単騎逃げのデータは分析することができません。
そこで、まずは逃げ馬の成績を分析してみましょう。
【逃げた馬のデータ。全クラス】2020~2023年
勝率19%
連対率31%
複勝率41%
単勝回収率210%
複勝回収率135%
はい。
このデータは、「そのレースで逃げた馬の成績」になります。
▼この数字を見ればわかりますが、そのレースで逃げる馬を予想することができれば、めちゃくちゃ儲かるわけです。
これは、単騎逃げにも通ずる所があり、「どの馬が、このレースでハナを切るか?」を予想することは、競馬でプラス収支を狙うために重要なポイントになるわけですね。
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単騎逃げは有利
▼ということで、単騎逃げについて、次の解説をしていきましょう。
先ほどの続き。
競馬では、「そのレースで逃げた馬」の成績が圧倒的に良い。
そのレースで先頭に立った馬は、勝率が非常に高く、回収率もかなり高くなります。
そのため、「逃げる馬を予想する」ことは、馬券でプラス収支にするために、最重要ポイントになるわけです。
▼逃げた馬は、単勝回収率が210%もあります。
という事は、「そのレースで逃げるであろう馬」の単勝を買い続ければ、賭け金は倍以上になるわけですね。
問題は、「どの馬が逃げるか分からない」という部分です。
▼ここで役に立つのが、「単騎逃げ」という概念です。
逃げ馬が1頭しかいない場合は、その逃げ馬が先頭に立つ確率が高い。
という事は、単騎逃げが見込めるレースでは、逃げる馬を予想するのが容易であり、逃げ馬がわかれば、上述したように、高い回収率を出すことができるわけです。
▼したがって、単騎逃げ濃厚のレースでは、その1頭の逃げ馬を中心に馬券を構成すれば、的中率と回収率が上がりやすくなるわけです。
通常は、「どの馬が逃げるか分からない!」という状況になりやすいんですが、単騎逃げだと逃げる馬が非常にわかりやすい。
なので、単騎逃げのレースは、馬券的には狙い目のレースと言えます。
▼ただ、デメリットとして、「単騎逃げの馬は、過剰人気になりやすい」という点が挙げられます。
最近は、競馬ファンのレベルも上がってきているので、単騎逃げの馬の期待値が高い事は、みんなわかっています。
なので、単騎逃げ濃厚のメンバー構成の場合、その1頭の逃げ馬の馬券がやたら売れてしまうわけです。
▼こうなってしまうと、その1頭の逃げ馬は、「過剰人気」の状態になります。
競馬では、どんなにデータ的に有利な馬でも、過剰人気になってしまうと儲かりません。
逃げ馬は、馬券的には一番儲かる脚質ですが、それでも過剰人気になってしまうと、儲けにくくなってしまうわけです。
なので、「単騎逃げだから買おう!」と、思考停止で飛びつくのではなく、「単騎逃げだけど、オッズは適切か?」という冷静な分析力が重要になるわけですね。
▼▼とは言え、単騎逃げが有利なのは間違いないです。
単騎逃げが見込めるレースでは、儲けやすいので、馬券勝負に適しています。
ということで次は、「単騎逃げが見え見えの場合、人気馬だと信頼できる軸馬になり、人気薄だと絶好の穴馬になる」という点について。
▼逃げ馬が人気になっている場合、その逃げ馬を軸馬にするかどうかは、「同型」がいるかどうかで判断します。
つまり、他にも逃げ馬が多数いる場合は、人気の逃げ馬は軸馬に適さない。
逆に、単騎逃げが見え見えの場合は、人気の逃げ馬は軸馬に適していると言えます。
▼逃げ馬が人気になっている場合、その逃げ馬には、他馬のマークが集中します。
自分が騎手になったつもりで考えてみればわかりますが、自分が逃げ馬に騎乗していて、1番人気馬も逃げ馬である場合。
この場合、なんとしても自分が逃げて、1番人気を負かしてやりたいと思いますよね。
気が強い騎手ほど、このような騎乗をする傾向にあります。
▼なので、1番人気の逃げ馬は、他にも逃げ馬が複数いると、非常に走りにくく、好走確率が下がるわけです。
なので、逃げ馬を軸にする場合は、同型がいるか?単騎逃げが見込めるか?をチェックすることが重要です。
同じ1番人気の逃げ馬でも、同型が多数いる場合と、単騎逃げの場合では、的中率と回収率が大きく違ってきます。
人気の逃げ馬を馬券の軸にする場合は、単騎逃げで狙っていくのが基本になりますね。
▼では次に、「人気薄の逃げ馬」について。
先程は、人気の逃げ馬について考えてみました。
次は、人気薄の逃げ馬について考察していきましょう。
▼人気薄の逃げ馬は、他にも逃げ馬が多数いると、好走確率が極端に下がります。
人気薄という事は、能力が低いということなので、よほど気分よく逃げられないと好走できないわけです。
なので、人気薄の逃げ馬を狙う場合、同型が多数いるレースは避けた方が良いですね。
▼逆に、逃げ馬が人気薄で、単騎逃げが見込める場合。
この場合は、期待値が急上昇します。
基本的に、逃げ馬はすべての脚質の中で最も期待値が高く、儲かる脚質です。
それが人気薄の単騎逃げになると、かなり期待値が上がるわけです。
回収率が高くなり、儲かるわけですね。
▼プロ馬券師は、単騎逃げが見込める人気薄を狙う人が多いです。
なぜかと言うと、単純に儲かるからですね。
逃げ馬が複数いる時の人気薄の逃げ馬は、好走確率が下がるので狙えませんが、単騎逃げの人気薄の逃げ馬は、絶好の狙い目になるということを頭に入れておくと良いでしょう。