▼本日は、松岡正海(まつおかまさみ)騎手の狙い方・買い方について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず私が、松岡騎手のデータ(2020年~2023年)を分析した結論から書いていきます↓
・平均単勝回収率は76%と普通。複勝回収率は65%と低め
・人気別に見ると、7~12番人気の単勝回収率が116%と優秀。人気薄でも勝てる騎手。あとは2番人気の成績が単勝回収率88%・複勝回収率94%と優秀
・クラス別に見ると、未勝利戦がプラス回収。重賞は単勝回収率165%・複勝回収率113%。G1は0%
・競馬場別に見ると、福島競馬場と札幌競馬場がプラス回収
・競走番号別に見ると、第4.5.11レースがプラス回収。メインレースに強い
・年度別に見ると、2022年が単勝回収率97%と優秀。ただ2020年は落馬の影響で単勝回収率4%しかない
では、これらのデータについて、具体的に解説していきましょう。
▼まずは過去3年半の、すべての成績を見てみます。
松岡正海騎手データ(2020年~2023年)
824レース騎乗
勝率4%
連対率10%
複勝率16%
単勝回収率76%
複勝回収率65%
はい。
では、ここから馬券に使えそうなデータを抽出・分析してみたいと思います。
▼松岡正海騎手。2019年に、クイーンエリザベス2世カップをウインブライトで勝利し、海外G1レース初制覇。
人気薄で重賞レースを勝つことが多く、穴党には心強い味方。
2022年の中山牝馬ステークスでは、15番人気のクリノプレミアムを勝たせている。
気が強く、やんちゃなタイプ。キャバクラ好きで金遣いが荒い。
同期は、石橋脩騎手・長谷川浩大騎手など。
本日は、そんな松岡騎手の馬券的な狙い目について、わかりやすく解説していきたいと思います。
▼まず、全レースの平均単勝回収率は76%と普通です。
ただ、松岡騎手は2020年の2月に落馬で休養。ここから勝利数が急激に減少しており、その逆境を考えると、回収率76%は頑張っている方だと思います。
複勝回収率は65%と低め。松岡騎手は勝ちに行く騎乗をする騎手なので、複勝回収率よりも単勝回収率の方が高くなりやすいタイプです。
▼馬場別に見ると、芝のレースの単勝回収率が67%、ダートレースが84%となっています。
松岡騎手は、芝よりもダートで狙っていくと、回収率が上げやすいタイプですね。
複勝回収率は、芝が61%、ダートが69%と、大差ない成績になっています。
上述したように、松岡騎手は安定的に3着以内を狙うタイプではなく、勝ちに行くタイプなので、複系馬券よりも、単系馬券の方が回収率を上げやすいですね。
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松岡正海騎手の狙い目と馬券の買い方
▼ということで、松岡騎手について、次の解説をしていきましょう。
先程の続き。
松岡騎手は、単勝回収率は普通。複勝回収率は低め。
芝よりもダートの方が回収率が高い。
▼では次に、人気別の成績を見ていきましょう。
【松岡正海騎手データ。人気別の単勝回収率】
69(%)
88
0
10
47
52
134
33
100
0
284
147
0
0
177
0
0
0
(※上から1~18番人気)
はい。
松岡騎手の単勝回収率を、人気別に集計すると、上記のようになります。
▼全体的に回収率が低めですが、2020~2023年は、松岡騎手にとって試練の期間で、落馬による戦線離脱など、厳しい時期でした。
それを考えると、平均単勝回収率76%はよく頑張っている成績です。
▼先程のデータから狙い目を考えると、7~12番人気の単勝回収率が116%と非常に優秀な成績になっています。
松岡騎手は、人気薄でも積極的に勝ちに行くので、穴馬での回収率が高くなっています。
その半面、勝ちに行く代わりに、惨敗も多くなるので、複勝回収率は低くなります。
7~12番人気の複勝回収率は、55%しかありません。
なので、松岡騎手の人気薄を狙う場合は、ワイドや三連複よりも、馬単や三連単の1着固定の方が、長期的には回収率が高くなりやすいです。
▼人気サイドを見てみると、1番人気の成績は、単勝回収率69%・複勝回収率74%と平均以下の成績。
ただ、2番人気の成績は、単勝回収率88%・複勝回収率94%と非常に優秀な成績になっています。
松岡騎手は、2番人気だとなぜか2着が多くなるので、複勝回収率が高くなります。
そのため、2番人気の松岡騎手を、馬連の軸馬にすると利益を出しやすくなりますね。
▼1~5番人気までの成績を集計すると、単勝回収率39%・複勝回収率81%となっています。
松岡騎手は、人気薄だと勝ちに行くが、人気馬だと無難に乗る傾向にあります。
1~5番人気の着度数を見ると、19-41-31、となっており、明らかに2~3着が多くなっています。
なので、人気馬に騎乗した松岡騎手は、2~3着を想定して馬連や三連複の軸にすると、儲けやすくなりますね。
▼▼では次に、松岡騎手のクラス別の成績を見ていきましょう。
【松岡正海騎手。クラス別の回収率】2020~2024年
未勝利戦→単勝回収率134%・複勝回収率84%
オープン特別→単勝回収率117%・複勝回収率147%
重賞レース→単勝回収率127%・複勝回収率101%
はい。
松岡騎手の回収率が高いクラスは上記の通りです。
▼まず、重賞レースの成績ですが、単勝回収率127%・複勝回収率101%と、素晴らしい数字になっています。
松岡騎手は、重賞レースで2~3着が多いので、複勝回収率が非常に高い。
一方、単勝回収率については、2022年の中山牝馬ステークスで、15番人気のクリノプレミアムを勝たせた影響が大きいです。
この一撃で、松岡騎手は重賞レースの単勝回収率を一気に引き上げています。
なので、基本的に松岡騎手は、重賞レースを勝つ事は少ない。
松岡騎手を重賞レースで狙う場合は、2~3着を狙うべきであり、1着はあまり狙わない方が得策です。
▼重賞レースの複勝回収率については、非常に優秀な成績です。
松岡騎手は、重賞レースでは、どの人気の馬に騎乗しても、2~3着に持ってくることが多い。
人気馬でも、中穴馬でも、大穴馬でも、頻繁に2~3着に持ってくるので、これを想定して馬券を構成すると、重賞レースの松岡騎手で儲けることが可能です。
▼松岡騎手の、重賞レースでの着別度数を見てみると、
【2-10-6】という感じで、明らかに2~3着が多くなっています。
特に、2着が多いですね。
彼は、人気がない馬でも重賞レースでは2着に持ってくることが多いので、この特徴を頭に入れて馬券を構成していくと、回収率が上げやすくなります。
▼松岡騎手を重賞レースで狙う場合は、複勝回収率の高さを生かすことが重要です。
1~3番人気の人気馬に騎乗している場合は、三連複やワイドの軸にする。
4番人気以下の穴馬に騎乗している場合は、三連複やワイドのヒモに入れる。
あるいは、三連単や馬単で2~3着固定にするという戦略も有効ですね。
▼このように、松岡騎手は重賞レースで馬券圏内に持ってくることが多いので、重賞レースを中心に購入する人は、松岡騎手の2~3着は警戒しておいた方が良い。
特に、5~8番人気くらいの中穴馬を2~3着に持ってくるケースが多いので、重賞レースで彼がこれくらいの人気の馬に騎乗している時は、ヒモに入れておくことが重要ですね。