どの馬券種が儲かるか?

▼本日は、勝ちやすい馬券の種類について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。

まず、結論から書いていきます↓


・一番儲かる馬券種は、三連単。

・ただ三連単は、資金力と予想力が必要になる。競馬初心者さんには不向き。

・私が個人的に勝ちやすいと思う馬券種は、三連複とワイド。

・三連複とワイドは、複勝期待値が高い馬を探すことさえできれば、比較的簡単に利益を出すことができる。



ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。



▼中央競馬の馬券には、9種類のラインナップが揃っています。

列挙してみましょう。


単勝 80%
複勝 80%
枠連 77.5%
馬連 77.5%
ワイド 77.5%
馬単 75%
三連複 75%
三連単 72.5%
WIN5 70%



はい。
右側の数字は、還元率になります。



▼還元率が高い方が、適当に馬券購入した場合の回収率は高くなりやすいです。

ただ、それはあくまでも適当に購入した時の話。

単純に還元率が高い馬券種が、勝ちやすい馬券種というわけではない。



▼ここが競馬の奥深いところで、単純還元率と、自分の回収率はリンクしない部分があるわけです。

それは何故かというと、還元率が高い馬券種というのは、簡単な馬券になるから。

つまり、還元率が高い馬券種は、総買い目点数が少ないわけです。



▼総買い目点数が少ないということは、オッズに歪みができにくい。

馬券で儲けるためには、オッズの歪みを突く必要があり、その点で考えると、簡単な馬券種というのは利益を出すのに向いていない部分がある。



▼そう考えていくと、最も儲かる馬券種、勝てる馬券種というのは、「三連単」になる。

三連単は、すべての馬券種の中で、最も総買い目点数が多い。

最大で4896通りという買い目点数の多さは、すべての馬券種の中でも圧倒的なわけです。
(WIN5は除く)



▼ただ、三連単にもデメリットがあります。

三連単のデメリットは2つ。

①資金力が必要なこと
②予想力が必要なこと


この2つが揃っていないと、三連単は儲かるどころか、大損する馬券種でもあるわけです。



▼まず、①の資金力。

これについては、前回の記事でも書きましたので、そちらも併せてご参照ください。

参考記事
 ↓
三連単はなぜ当たらないのか?



▼三連単は、最大で4896通りもの買い目点数があるため、かなり多点買いしないと、まともな的中率になりません。

これも前回書いたとおりですが、目安としては、160点くらい購入する必要がある。

100円で購入しても、16000円を1レースに突っ込むわけです。



▼となると、連敗を想定して考えると、最低でも50万円は手元の資金が必要なのです。

資金力がない人が三連単に手を出すと、ハイペースで減少する資金に焦ってしまい、冷静な判断ができなくなります。

その結果、あっという間に手元の資金を失うことになるわけです。

なので、三連単は資金力がある人には勝ちやすい馬券種ですが、資金力がない人には諸刃の剣になるわけですね。


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勝つための馬券種選び

▼どの馬券種が儲かるか?についての考察を続けます。

三連単の話の続き。

先ほどは、資金力の重要性について書いてみました。

ここでは、「予想力」の必要性について書いてみます。



▼三連単は、1着2着3着を、順番通りに当てなければなりません。

これは、WIN5を除く馬券種の中で、最も難しい条件です。

したがって、三連単は最も予想力が必要な馬券種と言える。



▼3連単で利益を出すために必要な要素は、


・単勝回収率を分析する能力

・複勝回収率を分析する能力

・軸馬を選ぶ能力

・相手ヒモ馬を限定する能力



このような感じで、三連単では、必要な能力が多岐に渡るわけです。



▼もしこれが、三連複であれば、単勝回収率を分析する能力は必要なくなります。

三連単の場合は、「1着固定」という買い方が利益を出すために有効なので、単勝期待値を考える力は必要不可欠になります。



▼このように、三連単は最も勝ちやすい馬券種であると同時に、最も「使い手を選ぶ」馬券種でもあるわけです。

簡潔に書けば、お金がたくさんあって、予想力がある人。

いわゆる、競馬の勝ち組ですね。

勝ち組は、三連単を活用することで、さらに勝ち組になっていくわけです。



▼逆に、お金がなくて、予想力にも自信がない人の場合は、三連単で勝負すると大負けするので、違う馬券種で勝負しなければなりません。

この場合のお薦めは、「三連複」と「ワイド」です。

私がよく使う馬券種も、この2つだったりします。



▼三連複は、三連単の6分の1の買い目点数しかなく、資金力が要求されないのがメリットです。

また、先ほども少し書いたように、単勝回収率を考える必要がないので、三連単よりも予想力を要求されることもない。

つまり、あまりお金がなくても、あまり予想力に自信がなくても、勝つことができるのが三連複ということ。



▼それからもうひとつ。

ワイド馬券も、比較的、競馬初心者さんでも勝てる馬券種になります。

ワイドも三連複と同じ、複系馬券。

1着は必要なく、3着以内というのが的中の条件になります。



▼なので、ワイドと三連複は、要求されるものが近い。

従って、この2つを併用することによって、馬券戦略に深みが出てくるわけです。

これについてはまた後日書きますが、ワイドと三連複の併用は、競馬初心者さんでも儲かる買い方になります。



▼▼尚、三連複とワイドは、三連単よりは考えることが少なくて済みますが、考えなくても勝てるという訳では無い。

当然ですが、三連複には三連複に必要な予想要件というものがあるわけです。



▼まず、三連複で最も重要なポイントは、「複勝期待値が高い人気馬を探す能力」です。

三連複は、軸馬が3着以内に入れば的中の馬券なので、単勝期待値はどうでもいいです。

とにかく、複勝回収率が高くなるような人気馬を探し出さなければ、三連複でも勝てません。



▼では、どのようにして複勝期待値が高い馬を探すのか?

これについては、当ブログでも過去に色々と書いていますので、そちらも参考にしてください。

例えば、複勝期待値が高い馬の条件としては下記のような感じ↓


・先行馬

・上がり3ハロンが速い馬

・トップジョッキー騎乗馬

・前走楽勝の馬



はい。
まだまだありますが、ざっくり書くとこのようなタイプの馬は、複勝回収率が高くなりやすく、三連複の軸馬に向いていると言えます。



▼まず、「先行馬」ですが、これは競馬においては、先行できる馬が圧倒的に有利なわけです。

芝でもダートでも同じですが、特にダートでは、先行力は回収率に直結してくる要素になります。



▼ダートの場合、速い上がりが使えないので、後方から差す馬はどうしても期待値が低くなりやすいわけです。

三連複の軸馬という点で考えると、先行馬より差し馬・追い込み馬を狙いたくなりますが、回収率で考えると、先行馬を狙った方が良いということになります。



▼この理由はシンプルで、競馬は他のたくさんの馬と一緒に走る競争なので、位置取りが後方になると、どうしても不利を受けるリスクが高くなるからです。

極端な話、逃げ馬は不利を受けることがありません。

後ろから突っつかれるリスクはありますが、前が詰まったり、進路がなくなったりすることは無いわけです。



▼競馬では、強い馬が勝つ確率は高いけれど、必ず強い馬が勝つ訳では無い。

それは何故かというと、展開が向かなかったり、道中で不利を受けたりするからです。

そう考えると、「不利を受けない脚質」というのが、軸馬には適していると言えるわけです。



▼特に、三連複の軸馬の場合は、できるだけ確実に3着以内に入る馬が望ましい。

そう考えると、不利を受けやすい追い込み馬より、スムーズな競馬ができる先行馬の方が期待値が高くなりやすいのは当然なんですね。



▼▼では次の複勝期待値が高い馬の条件として、「上がり3ハロンが速い馬」を考えてみたいと思います。

上がり3ハロンとは、レースの最後の600mのタイムです。

1ハロンが200メートルなので、3ハロンで600メートルですね。

この上がり3ハロンのタイムが速い馬ほど、複勝期待値が上がりやすくなります。



▼ラスト600メートルのタイムが速いという事は、レースの後半で加速しているということであり、後半で加速できれば、3着以内に入る確率が高くなります。

上がり3ハロンは、競馬新聞でもネットの競馬情報でも、ほぼ必ず記載されているので、簡単にチェックできると思います。



▼上がり3ハロンの目安としては、32秒~33秒なら速いと言えます。
(芝のレースの場合)

34秒なら普通、35秒以上なら遅いという感じですね。

なので、三連複の軸馬を探す場合は、上がり33秒程度の脚が使える馬を探していくのが効果的です。



▼注意点としては、「高速馬場」と「新潟競馬場」です。

高速馬場というのは、芝の状態が良く、スピードが出やすい馬場状態のことです。

近年は、JRAの馬場造園課の技術力が格段にアップしており、高速馬場になりやすいです。



▼このような高速馬場の場合、馬の能力に関係なく、すべての馬の上がり3ハロンが速くなってしまいます。

なので、「お!この馬は、前走の上がりが33秒台だな!迷わず三連複の軸だ!」というのは、ちょっと短絡的ということになります。

大切な事は、上がり3ハロン単体ではなく、「そのレースの中で、トップクラスの上がりを記録したか?」ということなんですね。

全馬の上がりが速い場合は、あまり価値がありません。

それは、単純に高速馬場だったからということになるからです。



▼それから、新潟競馬場の上がり3ハロンも注意が必要です。

新潟競馬場は、上がりが非常に速くなりやすいです。

理由は、新潟競馬場は直線が異常に長いからです。

車でも馬でも同じですが、長いストレートはスピードが乗りやすい。

なので、最後の直線が長い新潟競馬場は、どの馬も上がり3ハロンが速くなりやすいわけです。



▼なので、これも先ほどの高速馬場と同じように、単純に上がりが速い馬を発見しても、それが新潟競馬場だったら、あまり効果的では無いわけです。

新潟競馬場は、他の競馬場よりかなり直線が長いので、どんな馬でも速い上がりが出せてしまうからです。

したがって、新潟競馬場の上がり3ハロンは、あまり重視しないのが得策です。



▼▼では次の複勝期待値が高い馬の条件として、「トップジョッキー騎乗馬」について。

騎手には、「リーディング順位」というものが、必ずついて回ります。

リーディングとは、簡単に言えば、勝利数ですね。

勝った回数が多い騎手がトップジョッキー(リーディング上位騎手)という感じの認識で良いかと思います。



▼そして馬券購入する場合、このリーディング順位は、意外と重要だったりします。

なぜなら、トップジョッキーになればなるほど、回収率も高くなりやすい傾向にあるからです。



▼具体的なデータを見てみましょう。


トップジョッキー。重賞レースの複勝回収率】2019~2022年

ルメール騎手⇒複勝回収率75%
川田騎手⇒複勝回収率85%
福永騎手⇒複勝回収率93%
松山騎手⇒複勝回収率91%
戸崎騎手⇒複勝回収率89%



はい。
トップジョッキーの複勝回収率を見てみると、このように高い数値になることがわかります。

ルメール騎手は、もっと高かったんですが、最近は過剰人気になりやすく、回収率も下降傾向です。

ただルメール騎手は、異常に過剰人気になってしまうことが複勝回収率下降の原因であり、通常であればもっと高い回収率を記録する騎手です。

基本的には、トップジョッキーは複勝回収率が高い傾向にあり、三連複やワイドの軸に適している騎手と言えます。



▼では次に、リーディング順位が下位の騎手の複勝回収率も見てみましょう。


リーディング順位20位以下の騎手。重賞レースの複勝回収率】2019~2022年

森一馬騎手⇒複勝回収率62%
丸山元気騎手⇒複勝回収率39%
三浦皇成騎手⇒複勝回収率32%
横山和生騎手⇒複勝回収率59%
菱田裕二騎手⇒複勝回収率43%
柴田善臣騎手⇒複勝回収率49%



はい。
リーディング順位20位以下の騎手に限定すると、先ほどより複勝回収率がかなり低くなるのが分かります。



▼もちろん、リーディング順位が低くても、複勝回収率が高い騎手もいるんですが、平均的に見ると、やはりトップジョッキーの方が回収率は高くなりやすい傾向にあります。

これは、トップジョッキーの方が腕が良いというのもありますが、それと同時に、リーディング上位の騎手の方が、いい馬に乗っている、という理由もあります。



▼現代競馬は、各騎手が契約しているエージェントによって、騎乗馬の質が大きく変わります。

そして、トップジョッキーほど、優秀なエージェントがつくことになる。

そのため、リーディング順位が上位の騎手ほど、いい馬に騎乗することができ、回収率も上がりやすくなるわけです。

なので私達が三連複の軸馬を選ぶ場合などは、できるだけリーディング上位の騎手から軸を選んで行った方が、的中率と回収率が上がりやすくなるというわけですね。


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