▼本日は、三連単が当たらない原因について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・三連単が当たらない原因は、買い目点数が少なすぎるから。ただそれだけ。
・馬連5点買いと同じくらいの的中率にするには、三連単は160点購入する必要がある。
・馬連や三連複と同じ感覚で、数千円で三連単を当てようとするから、いつまでたっても当たらない。
・ゆえに、資金力がない人は、三連単より馬連や三連複を狙った方がうまく行きやすい。
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼三連単は、当たればほぼ万馬券という、高配当の魅力に溢れた馬券種です。
「1着⇒2着⇒3着」を順番通りに当てることができれば、的中となります。
▼ただ、この三連単。なかなか当たらない。
まだ人生で1度も当てたことがないという人も多いと思います。
なぜ三連単は、当たらないのか?
▼三連単が当たらない原因を一言で言えば、
「三連単が当たらないのは、買い目点数が少なすぎるからである」
と、当会では指導しています。
▼結局のところ、ワイドだろうが馬連だろうが三連単だろうが、やることは同じなわけです。
だから、的中率も同じくらいになるはず。
でも三連単だけが当たらない。なぜ?
▼それは、総買い目点数に対して、買い目点数が少なすぎるから。
ここの部分をクリアにすれば、三連単でも他の馬券種と同じように、普通に当たるようになります。
▼馬連は当たるのに、三連単は当たらない。
もしあなたがこのタイプなら、それは買い目点数が少ない可能性が極めて高いわけです。
▼簡潔に説明すると、馬連の総買い目点数は、「153点」
それに対して、三連単の総買い目点数は、「4896点」
という事は、三連単は馬連の32倍の買い目点数を購入する必要がある。
▼例えばあなたが、「馬連5点買い」でそこそこの的中率になっていたとする。
この場合、三連単で同じだけの的中率にするためには、「三連単160点」購入する必要があるわけです。
▼「三連単が当たらない!」と落ち込んでいる人のほとんどは、ここの部分が間違っている。
つまり、馬連と同じような感覚で三連単に手を出してしまっている。
三連単というのは、まともな的中率にするためには、160点くらい購入しなければならないのに、数千円の投資で三連単を当てようとしてしまっているわけです。
▼極端な話、三連単の総買い目点数は、「4896点」ですから、フルゲート18頭のレースでも、48万9600円の全通り買いすれば、三連単の的中率は100%になるわけです。
そう考えると、三連単を当てる事は難しくないとわかるはずです。
▼三連単がなぜ難しいかというと、「多点買いするための資金がないから」
ほとんどの人は、これが原因で三連単を難しくしてしまっている。
要するに、資金力がないから多点買いできず、三連単の的中率を自ら引き下げてしまっているわけです。
なので、資金力がない人の場合は、三連単には手を出さず、三連複や馬連で勝負したほうが勝ちやすいというケースも多いわけですね。
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三連単を当てるための買い方
▼三連単はなぜ当たらないのか?についての考察を続けます。
ここでは具体的な三連単の買い方について考えてみます。
▼先ほど私は、三連単でまともな的中率にするためには、160点買いくらいしなければならないと書きました。
それでは、具体的にはどのような買い方にすれば、三連単が当たるようになるのか?
▼的中率重視の戦略の場合。
「三連単軸1頭マルチ。相手8頭(168点)」
はい。
例えば、このような買い方が考えられます。
▼軸1頭マルチなので、軸が3着以内に入ればOK。
この場合の軸馬は、人気馬から選ぶと、的中率が上がります。
軸馬の人気は、1~3番人気くらいから選ぶイメージですね。
▼相手馬を8頭選択しているので、軸が来れば、ほぼ的中する感じになります。
なので、軸馬の複勝期待値が、この買い方の最重要ポイントになる。
▼この三連単は、言い換えると、
「三連複軸1頭ながし。相手8頭(28点)」
と同じ意味合いになります。
▼どこが違うかというと、まず控除率が違う。
三連複の控除率は25%なのに対し、三連単の控除率は27.5%
やや三連複が有利になっています。
▼だからと言って、上記のような三連単が意味のない買い方かというと、そうでは無い。
違う部分の2つ目。
三連単は、入り方によって、とてつもない高配当になることがあるという部分です。
▼三連単軸1頭マルチの場合、軸馬にした人気馬が3着になり、1~2着に人気薄が入れば、かなりの高配当が見込める。
ここで一気に回収率を稼ぐことができるわけです。
これが三連単マルチの最大のメリットになります。
▼なので当会では、三連複と三連単を併用することを推奨しています。
つまり、三連単の高配当が的中した後は、三連複にスイッチする。
そのまま三連単を購入し続けると、確率の収束によって、せっかく取った高配当が飲まれてしまうからです。
▼ここの部分は、初心者さんにはかなり難しいかと思いますが、慣れれば普通に出来るようになります。
要するに、賭け金のメリハリをつける、という感じですね。
いつも同じ金額を購入するより、賭け金にメリハリをつけた方が、利益を出せる確率は高くなるわけです。
▼▼「三連単軸1頭マルチ。相手8頭(168点)」の話についてもう少し続けます。
上述した通り、この三連単の買い方は、「三連複軸1頭ながし。相手8頭(28点)」と同じ意味合いになります。
そして、控除率は三連複の方が低いので、単純に考えると、この両者を比較した場合、三連複の方がお得になるということになります。
▼なので、この買い方で三連単を狙う場合は、明確に根拠がなければなりません。
三連複より三連単がお得になるケースは何か?
それは、「1着に人気薄が入ること」なんです。
▼三連単の場合、1着に人気馬が入るか、それとも人気薄が入るかによって、大きく払い戻し金額が変わってきます。
三連複は、1着が人気馬でも人気薄でも、どちらでも配当は同じです。
でも三連単は、1着馬の人気によって、オッズがかなり大きく違ってくるわけです。
▼という事は、1着が人気薄になりそうなレースでは、三連複より三連単マルチの方が回収率が高くなりやすいということになります。
それは言い換えると、人気馬の単勝期待値が低いレースは、三連単マルチが有利ということになるわけです。
▼では、人気馬の単勝期待値が低いレースとは、どのようなレースなのか?
これは簡単に言えば、「荒れる要素が強いレース」ということになります。
例えばこのようなレース↓
・ハンデ戦
・多頭数のレース
・ローカル開催
・1番人気の単勝オッズが3倍以上
・牝馬限定戦
・短距離戦
などなど、ですね。
▼このような条件のレースでは、人気馬の信頼度が下がります。
通常、人気馬の単勝回収率は、80%前後になるわけですが、上述したような条件のレースでは、70%前後になるケースも多いです。
▼「ハンデ戦」というのは、JRAが荒れるレースを演出するために、通常の斤量とは違ったハンデを設定するレースです。
これにより、強い馬は重いハンデを課せられ、弱い馬は軽いハンデで済むようになります。
▼このハンデ戦は、JRAが荒れるレースにしようとしているわけですから、当然、通常のレースより人気馬の信頼度が下がります。
そして、中穴~大穴の単勝期待値が上がるわけです。
と言う事は、先ほどの条件に合致することになる。
三連複より三連単が有利になるわけですね。
▼もちろん、ハンデ戦でも人気馬の期待値が高いレースはあります。
ただ、ハンデ戦全体を見た場合に、別定戦よりも人気サイドの期待値が下がりやすいわけです。
なので、ハンデ戦で人気馬の2~3着を狙った三連単は、私もよく購入する馬券戦略になります。
▼▼では次に、「多頭数のレース」について。
多頭数のレースも、人気馬が2~3着に負けやすいレースになります。
つまり、三連単マルチが有効になるレースということになります。
▼もちろん、多頭数のレースでも人気馬の単勝期待値が高いレースはありますが、少頭数のレースと比べた場合、多頭数のレースの方が、人気馬の信頼度は下がるということになります。
これはなぜかと言うと、出走頭数が多くなればなるほど、人気馬が不利を受ける確率が高くなり、波乱になるからです。
なので、多頭数のレースでは、人気馬の2~3着を想定して、三連単マルチを仕掛けるというのは効果的です。
▼ただし、多頭数のレースは、総買い目点数がかなり多くなるので、的中率は下がります。
なのでこれは、的中率を上げる戦略ではなく、回収率を上げる戦略ということになります。
三連単の的中率を上げたいのであれば、少頭数のレースを選ぶのが良い。
ただ少頭数のレースの場合は、人気馬の信頼度が高くなるので、三連単マルチにしてしまうと回収率が下がってしまいます。
なので、少頭数のレースでは、「三連単1着固定」で、買い目を絞って的中させることが重要です。
▼では次に、「ローカル開催」について。
ローカル開催も、人気馬の信頼度が下がるレース条件になります。
ローカル開催というのは、「福島・新潟・中京・小倉・札幌・函館」という6つの競馬場で行われるレースです。
中央開催が、「東京・中山・京都・阪神」なので、これ以外の開催が、ローカル開催ということになります。
▼ローカル開催は、中央開催よりも全体のレベルが低くなります。
中央開催が1軍メンバーだとすれば、ローカル開催は2~3軍メンバーという感じ。
レースのレベルが下がるので、メンバーの力関係も、どんぐりの背比べになり、波乱になりやすくなります。
したがって、ローカル開催も、三連単マルチが有効に作用しやすくなるレース条件になります。
▼ただ、ローカル開催の場合は、予想が非常に難解です。
あり得ない大荒れになることも多く、決着傾向が読みにくいわけです。
例えば、2番人気を軸にした三連単マルチで狙っても、軸が2~3着どころか、4着以下に大敗してしまうことも珍しくありません。
なので、人気馬の信頼度が低いという点では、三連単マルチに向いているローカル開催ですが、個人的にはあまり手は出しません。
無理にローカル開催で狙うより、中央開催で人気馬の信頼度が低いレースを狙う方が、的中率と回収率は安定しやすいかと思います。
▼▼では次に、「1番人気の単勝オッズが3倍以上」について。
三連単マルチで高配当を狙う場合、1番人気があまり強くないレースを選んだ方が、回収率が上がりやすくなります。
1番人気馬は、そのレースで一番強い馬であり、同時に、そのレースで一番オッズが低い馬でもあります。
なので、1番人気馬が強いレースで三連単マルチを仕掛けても、その強い1番人気馬が頻繁に勝ってしまうので、なかなか配当が乗ってこないんですね。
▼先ほどから書いている通り、三連単マルチでは、軸の人気馬が2~3着に負けた時に、高配当が出現します。
なので、マルチで狙う場合は、1番人気があまり強くないレースを選ぶ。
その一つの基準が、1番人気の単勝オッズが3倍以上、ということになるわけです。
▼1番人気の強さは、単勝オッズに比例します。
単勝1倍台の1番人気は、ほとんどの場合、圧倒的に強い。
なので例えば、このような断然人気の馬を軸に、三連単マルチを仕掛けても、ほとんどその断然人気馬が勝ってしまうため、なかなか回収率が上がっていかないわけです。
▼「じゃあその断然の1番人気馬を、1着固定にして三連単を買えば?」と思う人も多いと思います。
ただ、断然人気馬の1着固定は、多くの競馬ファンが考えることであり、過剰人気になりやすい馬券構成になります。
実際に、シミュレーションでテストしてみればわかりますが、断然人気馬を1着固定にして三連単を構成しても、長期的にはなかなか利益が出ません。
それだったら、断然人気馬の2着固定の方が、利益を出しやすい傾向です。
以上のようなことから、三連単マルチで購入する場合は、1番人気のオッズが3倍以上くらいの、1番人気がやや弱いレースで勝負していくと、的中率と回収率が上げやすくなるわけですね。
▼では次に、「牝馬限定戦」について。
これはシンプルな話で、牝馬限定戦は荒れやすいので、三連単マルチで高配当を狙うのに向いています。
とにかく三連単マルチというのは、ボックス買いと同じで、買い目点数が多いため、高配当を当てないとなかなか回収率が上がらないわけです。
そう考えると、荒れやすい牝馬限定戦は、三連単マルチに合っている。
牝馬は繊細なので、強い牝馬でもちょっとした拍子に惨敗してしまったり、逆に弱い牝馬が激走してしまったりする。
このような牝馬限定戦の特性を理解して、適切なタイミングで三連単マルチを仕掛ければ、定期的に高配当が当たり、回収率が引き上がっていくというわけですね。