▼本日は、平場と重賞について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・平場と重賞レースを比べた場合、予想しやすいのは重賞レースだが、利益を出しやすいのは平場。
・重賞レースは、ハイレベルな頂上決戦であり、各馬の能力に差がないので、波乱になりやすく難しい
・重賞レースは、馬券対象馬が13頭くらいになるケースが多く、資金力も必要になる
・なので、重賞レースにこだわらない方が、レース選びの幅が一気に広がり、勝ちやすくなる
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼競馬のレースは、大きく3つに大別されます。
①平場
②特別戦
③重賞レース
この3つですね。
重賞レースは、特別戦に含まれますが、ここでは別枠にしておきます。
▼厳密に分けると、上記の3つになるわけですが、競馬ファンの多くは、「重賞レース以外は、平場」と思っていることが多いようです。
そこで本日は、「重賞レースを買うか?重賞レース以外を買うか?」について考えてみます。
▼ほとんどの競馬ファンは、重賞レースを購入すると思います。
重賞レースは、競馬の華であり、売り上げもズバ抜けて多いです。
▼競馬新聞やスポーツ新聞を購入しても、重賞レースの情報は大量に掲載されています。
なので、予想材料が多く、予想しやすいのが重賞レースと言えます。
▼それに対して、「重賞レース以外のレース」は、競馬新聞やメディアでも情報量が少なく、かなりの競馬マニアでないと、よくわからないレースも多いです。
このような「予想のしやすさ」では、重賞レースが圧倒的に秀でていると言えるでしょう。
▼では、重賞レースを購入した方が勝てるのか?
これは全く別問題になります。
予想がしやすいことと、儲かることは、全く別なんですね。
▼競馬というのは、結局、他の馬券購入者との戦いですから、自分が予想しやすいということは、他の競馬ファンも予想しやすいわけです。
世の中に重賞レースの情報がたくさん出回っているということは、自分以外の人も、みんなその情報を知っているということです。
▼みんなが知っている情報というのは、その優位性を失います。
競馬で儲けるためには、「ほとんどの人は知らないが、自分だけが知っている」という部分で勝負する必要がある。
馬券は、JRAとの戦いではなく、他の馬券購入者との戦いだからです。
▼なので、重賞レースは、確かに予想はしやすいんですが、それは他のライバルも同じ条件なんですね。
そう考えると、平場のレースは情報が少なく、よくわからない。
という事は、他のライバルもよくわかっていないわけです。
▼そこに自分だけの武器があれば、自分だけの優位性を手に入れることができる。
そう考えていくと、競馬で利益を出す事を考えるのであれば、重賞レースより、重賞以外のレースの方が勝ちやすいということになります。
▼もちろんこれは、上述した通り、自分オリジナルの武器がある人の場合です。
武器がなく、よくわからない状態で購入する馬券は、ただの宝くじと同じです。
なので、競馬で儲けるためには、
「まず、自分だけの武器を磨く。その上で、あえて情報が少ない平場レースで勝負する」
というスタンスで進めていくのが良いと思うわけです。
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▼競馬ファンの最終目標である「年間プラス収支」
これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。
私が、年間プラス収支を達成できたのは、
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重賞レースでは勝てない?
▼平場と重賞どちらが儲かるか?についての考察を続けます。
先ほどの続き。
私が購入する馬券は、期待値重視です。
その馬券が、そしてその馬が、過小評価されているかどうか?
もし過小評価されていると判断すれば、平場でも重賞レースでも、どちらでも勝負します。
▼私の感覚で言えば、競馬初心者さんが購入するとしたら、意外と重賞レースより、平場の方が良いのかなと思うわけです。
なぜかというと、重賞レースは情報量は多いけれど、大穴馬が激走することも多く、的中率が低くなりやすいからです。
▼重賞レースの場合、馬券対象馬が、12~13頭くらいになってしまう。
これはかなり多い方です。
平場のレースなら、6~7頭まで絞り込むことが可能なので、重賞レースは倍くらい当てるのが難しいとも言えます。
▼なぜ平場のレースは、馬券対象馬を絞り込めるのか?
それは、平場のレースの方が、各馬の能力に開きがあるケースが多いからです。
つまり、明らかに強い馬と、明らかに弱い馬が混在している。
だから、取捨選択が比較的簡単なんですね。
▼それに対して、重賞レースに出てくるような馬は、基本的にはどの馬も一流馬であり、能力にそれほどの差がありません。
なので、枠順や展開など、ちょっとしたきっかけで着順が入れ替わってしまうんですね。
▼また、上述した通り、能力が拮抗している分、馬券対象馬が多くなってしまい、買い目点数を絞り込むのに苦労します。
あれもこれもと拾っていくと、あっという間に買い目点数が膨れ上がってしまい、賭け金は増大します。
▼このような点を勘案すると、競馬初心者さんほど、重賞レースには向かないのかなと。
重賞レースは、平場より賭け金が多くなる分、資金力が必要だし、馬券圏内に入ってきそうな馬も、数が多くなります。
なので、競馬初心者さんほど重賞レースを購入しがちですが、そこは発想を入れ替えて、「初心者だからこそ平場を選ぶ」という感覚で進めていく方が、回収率は上がりやすくなるように思います。
▼▼では、重賞レース以外のレースを選択するとして、はたしてどのようなレースを選ぶべきか?
例えば、私がよくやるレース選びとして、
「第9レースから、第11レースまでの特別戦から選ぶ」
というやり方があります。
▼ではその前に、レース選びについて少し書いてみましょう。
レース選びのパターンとしては、主に下記の項目が挙げられます。
①午前中の平場レース(第1レース~第6レース)
②午後の平場レース(第7レース~第8レース)
③午後の特別戦(第9レース~第11レース)
④重賞レース(第11レース~第12レース)
⑤最終レース(第12レース)
はい。
あくまでも私の分類方法ですが、レース選びは上記の5項目に大別されます。
▼この中で、私が最も予想しやすく、回収率を上げやすいと感じているレースが、「③午後の特別戦(第9レース~第11レース)」になります。
これは別の記事でも少し紹介しましたが、中荒れになりやすいレースが多いので、私は好んで選ぶようにしています。
▼①午前中の平場レース(第1レース~第6レース)は、比較的、堅い決着が多いです。
強い馬が、強い競馬をすることが多く、本命党の競馬ファンには狙い目のレースになります。
ただ、競馬新聞などの情報が極めて少ないので、自分で競馬ソフトを月額契約するなど、一工夫が必要になります。
ちなみに、プロ馬券師はこの午前中のレースで勝負している人が多い印象です。
▼私があまり午前中のレースを購入しないのは、プロ馬券師の参戦が多いから、というのもあります。
上述したように、馬券というのは、他の競馬ファンとの戦いですから、できるだけ相手が弱いところで勝負したい。
そう考えると、プロ馬券師の参戦が多いと思われる午前中のレースは、ちょっと相手が強いんですね。
午前中のレースでは、「思ったほど配当がつかなかったな」ということが頻繁にあります。
これは、的中精度の高い予想をしている人が多いということを表しています。
▼参加している競馬ファンのレベルの話で言うと、最もレベルが低いレースは、重賞レースになります。
なぜかと言うと、重賞レースは競馬初心者さんが、数多く参戦してくるからです。
そう考えると、重賞レースは勝ちやすいレースとも言える。
ただ、それは平均以上の馬券力を持っている人に限られるんですね。
まだ馬券スキルが低い人が重賞レースに参加しても、逆に負ける可能性が高いです。
その理由は先ほども少し書きましたが、重賞レースは馬券対象馬が多いことが、主原因になっています。
▼▼では次に、②午後の平場レース(第7レース~第8レース)について。
午後の平場レースは、午前中の平場レースと比べて、波乱になりやすいです。
午前中の平場レースは、明らかに馬の能力に差があるレースが多いんですが、午後の平場レースは、混戦模様のレースが多くなります。
そのため、午前中のレースより荒れやすいわけです。
▼ちなみに、私の主戦場は、第9~11レースの特別戦ですが、この第7~8レースの平場も、よく購入します。
それは、適度に中穴になるからです。
私は、競馬で利益を出すために最も効率的なのは、中穴狙いだと考えています。
なので、中穴になりそうなレースを選んでいくわけですが、午後の平場レースは、まずまず中穴になりやすいわけです。
▼では次に、③午後の特別戦(第9レース~第11レース)について。
ここが私のメインステージ、主戦場になります。
特別戦というのは、レース名がついているレース。
「~~特別」とか「~~ステークス」とか「~~賞」というやつですね。
▼この午後の特別戦は、最も中穴決着になりやすいので、私は好んで選んでいます。
重賞レース程では無いですが、賞金もそこそこ高く、ハイレベルなレースになりやすいです。
ある程度レベルが高いレースの方が予想しやすいので、その点でも選びやすいレース種別になります。
▼ちなみに、私がよく購入するのは、ここまで書いてきた通り、午後の平場レースと午後の特別戦ですが、これらのレースを選ぶ場合、その多くは、「芝のレース」になっています。
競馬には、ダートのレースと芝のレースが存在しています。
ダートのレースは砂の上を走る競走。
芝のレースは芝の上を走る競走ですね。
▼なぜ私が芝のレースを選ぶかと言うと、これも中穴になりやすいからです。
芝のレースでは、あまりにも弱い馬は、馬券圏内に入ってくることが困難です。
芝のレースは、ダートのレースと比べて、弱い馬が激走しにくいんですね。
ダートの場合は、弱い馬でも、前に行っていれば粘り込んだりするわけですが、芝のレースだと、弱い馬はかなり厳しいです。
▼したがって、ダートのレースはガチガチと大荒れの頻度が高く、芝のレースは中穴の頻度が高いと言える。
だから私は、芝のレースをよく選ぶわけです。
これは、それぞれの馬券スタイルによって変わることであり、例えば、前残りの大荒れを狙うのであれば、ダートのレースを選ぶことは有効ということになります。
自分が狙う配当や、自分の馬券スタイルによって、選ぶレースが変わってくるわけですね。
▼▼ちなみに、レース選びについてよくわからない人は、「マツリダ予想」を活用するのがオススメです。
私も、レース選びはほとんどマツリダ予想にお任せしています。
競馬は、正しくレース選びできれば、それだけで勝ててしまう部分があるので、どのレースを選んだらいいかわからない人は、入会を検討してみても良いかと思います。
▼では次に、「④重賞レース(第11レース~第12レース)」について。
重賞レースは、競馬の花形ですね。
その週で、最も大きいレースが重賞レースであり、注目度も売り上げも、ダントツで大きいレースになります。
マスコミも、ほとんど重賞レースばかり盛り上げるので、多くの競馬ファンは重賞レースを購入するでしょう。
▼ただこの重賞レース、最も楽しいレースですが、最も難しいレースでもあります。
なぜかと言うと、重賞レースに出てくるような馬は、ほとんどがハイレベルなエリートであり、どの馬も強いからです。
どの馬も強いという事は、どの馬が来てもおかしくないということ。
という事は、予想する側としても、来る可能性が高い「馬券対象馬」の数が増えてしまい、予想が難しくなるわけです。
▼したがって、重賞レースは最もテンションが上がるレースですが、回収率を上げたり利益を出したりしたい場合は、重賞レース以外のレースで勝負した方が勝ちやすいと、私は感じます。
「重賞レースしか目に入らない」という状態は、負け組になりやすい状態なので、要注意ですね。
▼では最後に、「⑤最終レース(第12レース)」について。
最終レースは、多くの競馬ファンが一発逆転を賭けて勝負するレースになります。
「ここまで負けが込んでいる!最終レースで全部取り返してやる!」と考える競馬ファンが多いわけです。
▼ただ最終レースは、その独特な雰囲気から、波乱になるケースも多く、非常に難解なレースが多くなります。
騎手も最後のレースということで、少し気が抜けてしまう騎乗になることもあるので、思わぬ波乱が巻き起こったりします。
なので、私は最終12レースではほとんど勝負しません。
「ラストチャンスに賭ける!」という刹那的な勝負は、ギャンブルとして非常に高揚感がありますが、これを続けると高確率で負け組になりますので、要注意ですね。