▼本日は、競馬で儲ける買い方について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・競馬でプラスにする方法は、オッズとの乖離を狙うこと。
・つまり、強いのにあまり馬券が売れていない馬を狙えば、プラスになるわけ。
・オッズを見ずに、単純に強い馬を購入しても、絶対にプラス収支にはならない。
・馬券種の還元率から見れば、単勝馬券は還元率が80%と高いので、プラス収支にしやすい。複勝馬券はオッズが低すぎるので難しい。
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼ほとんどの競馬ファンは、競馬でマイナス収支だと思います。
これはある意味当たり前で、競馬には平均25%の控除率があるし、プロ馬券師がいるので、普通にやっていたらマイナス収支になるわけです。
▼でも、馬券というのは、知識を集めてルールさえ守れば、普通にプラス収支になります。
この場合のプラス収支というのは、「長期回収率」です。
代表的なものが、私がよく言う「年間プラス収支」ですね。
▼毎週プラスにするとか、確実に毎月プラスにする方法というのは、私はないと考えます。
まったく不可能というわけではないんですが、朝から晩までパソコンに貼り付かないと無理でしょうね。
私たちは、競馬だけが人生ではないので、そこまでやる必要はないと思います。
▼なので、1日3~6レースくらいの購入で、狙ってプラス収支にするためには、ある程度の期間が必要になるわけです。
確率収束させるまでの時間ですね。
それの目安が、3ヶ月~1年くらいかなと。
▼短くても、3ヶ月くらいのスパンで見ておかないと、安定したプラスは出せないと思うわけです。私の場合ね。
多くの人は、この部分で失敗している。
つまり、「毎週プラスにしたい!」とか「毎月のお小遣いを稼ぎたい!」とか考えてしまうわけですね。
このような短期的な戦略は、競馬ではまず失敗すると考えていい。
▼まぁ先ほども書いたように、毎月プラスにするのは不可能ではないです。
この場合、1日3~6レース購入というルールは壊して、1日10~30レース購入すれば、もっと短期間で確率を収束させることができる。
▼でもこれだと、貴重な土日の時間をほとんど競馬に奪われてしまうんですね。
私も以前にやったことがありますが、毎週~毎月プラスにしようとするのは、仕事でお金を稼ぐよりキツかったです。
頑張れば可能なんですが、競馬がつまらなくなるんですね。
▼いずれにしても、競馬でプラスにする方法としては、「オッズとの乖離を狙う」ということになります。
馬券が当たっても外れても、そんな事はどうでもいいわけです。
短期的な視野を壊して、長期目線で考えないと競馬でプラスにすることはできません。
▼オッズの歪みを突いて、利益を出すのが基本戦略になる。
そのための武器は、いつも書いているように「データ・血統・パドック」のどれか1つ。
自分で研究する時間がない人は、誰かが研究した情報を使うことになります。
1番ダメなのは、競馬新聞だけで勝負してしまうことですね。
これをやってしまうと、まずマイナス収支になることでしょう。
競馬の年間収支をプラスにするサイトを公開
▼競馬ファンの最終目標である「年間プラス収支」
これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。
私が、年間プラス収支を達成できたのは、
やっぱり⇒『このユニークなサイト』で学んだからです。
競馬でプラスにしやすい馬券種
▼競馬でプラスにする方法についての考察を続けます。
ここでは、さらに具体的な戦略について考えてみたいと思います。
▼競馬でプラス収支にするための買い方の工夫として、馬券種を切り替えるというものがあります。
競馬の場合、馬券種によって控除率がそれぞれ違っているので、できるだけプラス収支になりやすい馬券種を選んでいくというのも1つの手です。
▼控除率が最も低いのは、「単勝と複勝」です。
この2つだけは、基本還元率が80%もあるので、プラス収支にしやすい馬券種と言えます。
▼どちらもあまり競馬ファンには人気がないんですけどね。
多くの競馬ファンは、三連複・三連単など、配当の大きな馬券種を好むからです。
でも、単勝・複勝は、控除率の面で非常に有利になっています。
▼三連単の還元率は72.5%しかないんですよ。
それに対して、単勝・複勝は80%です。
ここまで差が大きいと、さすがに三連単が絶対有利とは言えないわけです。
▼三連単が有利なところは、期待値が高い馬券をピンポイントで狙うことができる点。
三連単は、すべての馬券種の中で、最も詳細なカスタマイズが可能な馬券種です。
なので、ある程度の馬券知識がある人には、三連単は強力な武器になります。
▼逆に、競馬初心者さんなど、まだあまり馬券に詳しくない人が三連単に手を出すと、大きく負けることになります。
三連単は、あまりにも構成が細かすぎるので、馬券知識がないと、逆に期待値が低い馬券を購入してしまい、マイナス収支になってしまうわけです。
▼このような点からも、競馬初心者さんや一般の競馬ファンは、年間プラス収支を達成するために、単勝・複勝を選んでいくと良いかと思います。
面白みは無いんですけどね。
「競馬でプラスにする」という大きな目標があるなら、楽しさよりも、実益を取るという手もあるわけです。
▼私も、単勝馬券はよく購入します。
私の場合は、主に三連複とワイドで年間プラス収支にしていますが、たまに単勝期待値が高い馬がいるときは、単勝馬券でさらに利益を上乗せする感じですね。
▼▼単勝馬券でプラスにする方法。
まず、単勝馬券で、回収率をプラスにする方法を、ざっくり2つに分けると、こうなります↓
①本命サイド(1~3番人気)の単勝1点買い
②中穴サイド(4~10番人気)の単勝2~4点買い
はい。
狙うオッズゾーンによって、買い目点数を増減させるわけですね。
▼まず、「1~3番人気の本命サイド単勝1点買い」の場合、オッズが低くなるので、多点買いはしない方が良いです。
本命サイドで多点買いすると、合成オッズが下がってしまい、「的中率は高いが、利益が出ない」という状況に陥りやすいからです。
▼なので、本命サイドの単勝馬券でプラスにするなら、1点勝負が基本になるでしょう。
この場合の注意点としては、断然人気の馬の単勝は避けた方が良いという点です。
例えば、単勝オッズ1倍台の断然強い馬。
このような馬は、そのレースにおいて他馬よりも圧倒的に能力が高いケースが多く、勝つ確率が高いです。
なので、ついつい単勝馬券で狙いたくなりますが、断然人気の馬はプラス収支にしにくい傾向にあります。
▼競馬には控除率があり、単勝馬券でも控除率は20%もあります。
なので、競馬でプラスにするためには、この控除率を超えるほどの、オッズの歪みを探す必要があるわけです。
▼そう考えると、単勝オッズで1倍台だと、どう頑張っても、回収率100%を超えるのが難しくなってしまうわけです。
この辺は、競馬歴が長い人なら、感覚的にご理解いただけるかと思います。
競馬初心者さんなどで、これがよくわからない人は、試しに断然人気の馬の単勝を、シミュレーションで収支チェックしてみてください。
短期的にはプラスになる時期もありますが、やればやるほどマイナスになっていくことがわかると思います。
▼断然人気の馬は、人間の心理的に、過剰投票になりやすいわけです。
ラーメン屋さんに行列ができていると、そこにさらにお客さんが集まるような感覚ですね。
なので、断然人気の馬も、行列ができているお店と一緒で、能力以上に馬券が売れてしまうわけです。
▼なので、1~3番人気の単勝を購入する場合でも、断然人気の馬はとりあえず見送りですね。
単勝2.5倍以上の馬で、期待値が高い馬を探して、1点勝負というのが基本になります。
▼この場合、馬に注目するだけでなく、レースにも注目しなければなりません。
つまり、1~3番人気の馬が勝ちやすいレースを選んでいくということです。
そう考えると、「ローカルの牝馬限定戦、ハンデ重賞」みたいなレース条件は、本命サイドの単勝を狙うには、不向きだということがわかると思います。
▼▼逆に、1~3番人気馬の単勝に向いているレース条件は、
・少頭数(10~14頭立て)
・中央開催
・別定戦
・芝のレース
・午後のレース(特別戦)
・距離1800m~2400m
はい。
これらのレース条件は、1~3番人気の単勝で勝負するのに適した条件と言えます。
▼まず、「少頭数」
1~3番人気馬が強いのは、頭数が少ない時です。
競馬では、出走頭数が少なくなればなるほど、本命サイドの期待値が上がります。
逆に、出走頭数が多くなればなるほど、穴サイドの期待値が上がるわけです。
▼出走頭数が少なければ、強い馬が不利を受けることが少なくなり、強い馬が能力を出し切れるということになります。
強い馬が能力を出し切れば、当然、勝つ確率が高くなる。
したがって、1~3番人気の本命サイドの単勝で勝負する場合は、まず少頭数のレースを探すのが良いですね。
頭数は、10~14頭立てが狙いやすいです。
▼次に、「中央開催」
中央競馬は、中央開催とローカル開催に分類されます。
中央開催というのは、東京・中山・京都・阪神の4大競馬場で開催されるレースです。
ローカル開催というのは、福島・新潟・中京・小倉・札幌・函館の6つの競馬場で開催されるレースですね。
▼中央開催の方が、1~3番人気の本命サイドの期待値が高くなります。
中央開催は、馬も騎手も一流の人馬が集まっているので、能力通りに決まりやすいからです。
それに対してローカル開催は、中央開催では活躍できない、2軍的な人馬が集まるケースが多いので、波乱になりやすいです。
従って、1~3番人気の単勝を狙うなら、中央開催ということになります。
▼次に、「別定戦」
中央競馬は、大きく分けると、別定戦とハンデ戦に分類されます。
別定戦というのは、すべての馬が同じ斤量で競走するレース。
ハンデ戦というのは、強い馬が重い斤量を背負い、弱い馬は軽い斤量を背負うレースです。
これは当然、ハンデ戦の方が波乱になりやすくなります。
なので、1~3番人気の単勝を狙うなら、別定戦の方が良いということになります。
▼次に、「芝のレース」
中央競馬は、芝のレースとダートのレースに分かれます。
決着傾向としては、ダートは、ガチガチ決着と大荒れが多い。
なので、1~3番人気の単勝を狙うなら、ダートはあまり向いていないと言える。
私自身も、ほとんどの購入レースは、芝のレースですね。
▼▼では次に、「午後のレース(特別戦)」
中央競馬には、午前中のレースと午後のレースがあります。
第1レースから第5レースくらいまでが、午前中のレースで、新馬戦や未勝利戦などのレベルの低いレースが多く組まれます。
このような低レベルのレースでは、ガチガチ決着と大荒れ決着が多いので、1~3番人気の単勝を狙うなら、午前中のレースよりも、午後のレースの方が向いているということになります。
▼また、午後のレースも、「平場」と「特別戦」に分類されます。
平場というのは、レース名がついていないレースで、第1~8レースに組まれることが多いです。
一方、特別戦というのは、レース名が付いているレースで、第9~11レースに組まれることが多いです。
平場と特別戦は、そこまで厳密に区別する必要はないんですが、特別戦の方が情報が多く、レベルの高いレースになりやすいので、予想もしやすいです。
なので、1~3番人気の単勝を狙うなら、特別戦を狙っていく方が、勝ちやすいかなという印象です。
▼次に、「距離1800m~2400m」について。
中央競馬のレースは、1000mから3600mまで、様々な距離で開催されています。
そしてこの距離は、馬券の決着傾向に大きな影響を与えるわけです。
▼中央競馬のレースを、距離別に3つに大別すると、下記のようになります。
①1000m~1600m(短距離)
②1800m~2400m(中距離)
③2500m以上(長距離)
という感じですね。
▼このうち、短距離戦と長距離戦は、ガチガチ決着と大波乱決着が多くなります。
それに対して、中距離のレースは、そこそこの配当に収まりやすいですね。
したがって、1~3番人気の単勝を狙うなら、1800m~2400mの中距離戦を狙っていくと、プラス収支にしやすい印象です。
▼さてここまで、人気サイドの単勝で利益を出しやすいレース条件について、考察してきました。
上記のレース条件の多くは、中穴狙いでも、有効なレース条件になります。
逆に、大穴狙いの人は、ここまで書いてきたような条件ではなく、その逆の条件を狙うことで、効率よく万馬券が的中できることになります。
例えば、「多頭数」「ローカル開催」「ハンデ戦」「短距離戦・長距離戦」「午前中のレース」「ダート戦」などですね。
これらのレース条件では、不確定要素が多く、波乱になりやすいです。
ゆえに、大穴狙いでプラスにする方法を考えるなら、そのようなレース条件で狙っていくと、回収率が上がりやすくなると思います。