▼本日は、三連複の必勝法について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・三連複で勝ちやすい買い方は、「三連複軸2頭。相手8頭(8点)」
・三連複軸2頭ながしは、買い目点数を大幅に減らせるので、軸2頭の精度さえ高ければ、高確率でプラス収支になる。
・軸1頭でも軸2頭でも、軸馬は1~4番人気の人気馬から選ぶのが基本。
・軸を人気馬にした場合は、相手ヒモ馬は中穴馬などの人気薄にすると、回収率が上がりやすい。
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼前回は、三連複の基本的な買い方について解説しました。
参考記事
↓
三連複の買い方
ここでは、さらに実践的な内容として、三連複で勝つ方法について考えてみます。
▼三連複は、総買い目点数も多く、合成オッズを高く維持しやすいので、回収率を上げやすい馬券です。
ただその一方で、買い方を間違えると、大きく負けてしまう馬券種でもあります。
▼三連複で勝つためには、的中率と回収率のバランスを、ちょうどいい範囲に保つ必要があります。
当たりすぎてもダメ。当たらなすぎてもダメ。
まずはこのバランスを探っていく。
▼「当たりすぎてもダメ」というのは、あまりピンとこないかもしれません。
馬券が当たるんだから、いいじゃないか!と思いますよね?
でもそこが落とし穴なんです。
▼三連複に限らず、馬券の的中率というのは、人気の馬を買えば簡単に上がります。
でも、本命サイドを買うだけでは、回収率はプラスにならないですよね?
そういう意味なんです。
▼三連複でも、的中率が50%とか60%を求めると、なかなか回収率がプラスにならないわけ。
これは単純に、合成オッズが低いからですね。
三連複の控除率25%を超えないわけです。
▼なので、三連複で勝つためには、ある程度、的中率を下げて回収率を上げる必要がある。
まずは、これを頭に入れておきたい。
▼その上で、三連複で回収率を上げやすいと思う買い方を考えてみます。
例えば、「三連複 軸2頭。相手8頭(8点)」
このような買い方。
三連複で、軸馬を2頭セットして、相手8頭に流す形です。
▼かなり手広く狙うことになりますが、軸馬の期待値が高ければ、簡単にプラス収支になります。
三連複の軸2頭戦略は、買い目点数が少ないので、回収率を上げやすいんですね。
▼軸馬にする2頭は、基本的には1~4番人気から選びます。私の場合。
軸馬を人気薄にすると、大幅に的中率が下がってしまい、収支のアップダウンが激しくなりすぎるからです。
▼4番人気までで、期待値が高く信頼できる軸馬を2頭選ぶ。
ここまで馬券構成が完成すれば、ほとんどプラス収支になったも同然なわけです。
▼その前の段階で、人気馬が能力を発揮しやすいレースを選ぶ必要がありますが、この2つのステップをクリアすれば、三連複の基本的な買い方は完成。
特に難しく考えなくても、このようなシンプルな戦略で、三連複の収支をプラスにし、三連複で勝つことが可能なわけです。
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これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。
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三連複で勝つ方法・ケーススタディ
▼三連複で勝つ方法についての考察を続けます。
ここでは、具体的な三連複の買い方について考えてみます。
▼例えば、2018年のジャパンカップ。
ここは、アーモンドアイがいたので、軸の1頭は確定。
もう1頭は、前走の天皇賞秋で出遅れて競馬にならなかったスワーヴリチャードの期待値が高かった。
当ブログではよく書きますが、前走で人気になって惨敗した馬は、次走で期待値が高くなりやすいです。
▼ということで、このジャパンカップは、アーモンドアイとスワーヴリチャードの、軸2頭・三連複。
私が実際に購入した馬券ですが、特に迷いはありませんでした。
▼アーモンドアイの単勝期待値が高いのは分かっていましたが、単勝1.4倍では、どうやっても回収できないので、単勝は無し。
購入するとしたら、アーモンドアイ1着固定の馬単と、先ほど書いたスワーヴリチャードとの三連複。
この2つの馬券で勝負という結論になりました。
▼三連複のヒモは、通常は8点くらい購入するんですが、ここでは明らかに勝負になる馬が限定されており、買い目は絞り込みました。
相手ヒモ馬は、キセキ・シュヴァルグラン・サトノダイヤモンドの3頭。
馬単も同じです(+スワーヴリチャード)
▼結果、アーモンドアイ⇒キセキ⇒スワーヴリチャードで決まり、三連複は960円。馬単は700円。
三連複が3点買い、馬単が4点買いだったので、しっかり利益を出すことができました。
▼このジャパンカップは、本命サイドで決まったので、あまり多点買いすると回収できないレースだった。
明らかにアーモンドアイが強いのはわかっていたので、アーモンドアイを軸にして、ヒモを絞ることだけに集中する。
それだけで簡単に利益が出るレースだったわけです。
▼1-4-2番人気の組み合わせで、 1番人気が断然人気にもかかわらず、三連複960円は魅力的な配当だったと思います。
ここでは、アーモンドアイの三連複軸1頭だと、おそらくトリガミになる。あるいは利益が少なくなる。
なので、このようなケースでも、三連複の軸2頭ながしは、有効に作用するわけです。
買い目点数を絞り込んで合成オッズを引き上げ、回収率を上げるには、最適な買い方だと思います。
▼▼では次に、 2018年の朝日杯フューチュリティステークス。
牡馬の2歳G1ですが、ここに牝馬のグランアレグリアが登場。
デビューから2戦、抜群のスピードで2連勝しており、牡馬相手のここでも、3着以内には来るであろうと予想。
まず、三連複の1頭目の軸は決定です。
▼もう1頭は、素直にMデムーロ騎手のアドマイヤマーズで良い。
こちらは、デビューから3連勝。
先行できる脚質で、複勝期待値も高くなりやすいことから、三連複の軸馬に最適と判断しました。
▼1番人気と2番人気を軸馬にした場合は、相手ヒモ馬は、少し人気薄にしたい。
軸2頭が人気馬で、ヒモまで人気馬だと、合成オッズが大きく下がってしまい、回収率も下がってしまうからです。
▼軸馬にした2頭以外は、大混戦のメンバー構成だったので、ヒモは大穴馬をセットしました。
8番人気~12番人気までの5頭への三連複流し馬券で勝負。
結果は、2着に9番人気のクリノガウディーが来てくれて、三連複は3340円が的中となりました。
5点買いだったので、賭け金は7倍近くになり、上々の結果です。
▼このレースのポイントは、相手ヒモ馬に、人気薄を入れたことです。
先程のジャパンカップは、メンバー全体を見渡しても、上位人気馬で決まる可能性が高かった。だから本命サイドで勝負したわけです。
しかし、この朝日杯フューチュリティステークスは、1~2番人気以外は、どの馬が来てもおかしくない混戦模様だった。
その場合は、絞り込んで本命サイドを狙うより、手広く穴馬を狙った方が良いわけです。
▼ヒモには、中穴馬か大穴馬か?
これは、その時のメンバー全体のパワーバランスによって、狙い方が変わってきます。
もし、9番人気くらいまでで決まりそうなメンバー構成の場合は、ヒモは、5~9番人気くらいを狙っていく方が良いです。
今回の朝日杯フューチュリティステークスでは、12番人気くらいまで、差のない能力バランスだったので、私は8番人気~12番人気の5頭をヒモに狙ったわけです。
▼尚、このようなパワーバランスを判断する場合は、ネットの馬柱より、紙媒体の競馬新聞の方が見やすいですね。
競馬新聞は、一覧の形で、一目でそのレースの出走馬の前走・前々走の成績を比較することができるので、パワーバランスを判断しやすいです。
最近は私も、パソコンの競馬ソフトや、スマホのアプリで競馬予想することが多いわけですが、単純な能力比較だけをしたい場合は、競馬新聞が使いやすいと感じています。
▼▼では次に、三連複で勝つ方法として、基本的な買い方を考えてみましょう。
【三連複の買い方】
①三連複軸1頭ながし。相手7頭(21点)
②三連複軸2頭ながし。相手8頭(8点)
※軸は人気馬、ヒモは中穴馬が基本
はい。
三連複では、まずこの2つの買い方が基本になるかと思います。
私自身も、この2つのどちらかを選択するケースが多いです。
もちろん、レースの条件によってヒモの頭数や、狙う人気を少しシフトさせますが、基本は上記の形になります。
▼まず、①の「三連複軸1頭ながし。相手7頭(21点)」について。
この買い方は、軸を1~3番人気のどれかから1頭選び、ヒモは3~9番人気あたりに設定する買い方です。
必然的に中穴狙いになるので、回収率が上がりやすくなります。
回収率が上がれば、三連複で勝てるということになるので、三連複で勝つ方法を考えるのであれば、まずこの買い方をマスターしたい所です。
▼この買い方のポイントは、
・中荒れになりそうなレースを選ぶこと
・軸馬の期待値が高いこと
この2点ですね。
ヒモに関しては、3~9番人気を何も考えずに購入しても、プラス収支にできます。
▼「中荒れになりそうなレースを選ぶこと」というのは、中央競馬のレースには、様々なレース条件があり、そのレース条件によって想定配当が決まってくるので、中穴馬券が出そうなレースを選んでいくということ。
ここで、ガチガチ決着になりそうなレースや、大荒れの大波乱になりそうなレースを選んでしまうと、的中率と回収率が大きく下がります。
▼三連複で勝つためには、レース選びが最重要項目になります。
すべての重賞レースで、同じ買い方をしてしまうと、まずマイナス収支になります。
なので、自分の買い方にマッチしたレースを選択していくことが大切になるわけです。
▼「軸馬の期待値が高いこと」というのは、軸を決めて流す場合、軸馬の期待値が低いと、必ず回収率が下がってしまうため、これも重要なポイントになります。
三連複における軸馬の期待値の高さを決める要因は、「先行馬」とか「前走1着」あるいは「内枠」などが基本的な項目になります。
例えば、2021年のダービーで、エフフォーリアが上記の条件をすべて満たしていましたが、しっかり2着に入って、三連複の軸馬としての役割を果たしました。
三連複ながしの場合、軸馬をしっかり選ぶことができれば、相手ヒモ馬は適当に選んでも勝てるので、軸をしっかり考えることが重要ですね。
▼▼では次に、②の「三連複軸2頭ながし。相手8頭(8点)」について。
これは先程も少し解説しましたが、三連複の軸馬を2頭設定し、その2頭が同時に3着以内に来れば的中、という馬券構成になります。
主に、本命サイドが強いレースを選択していくことになります。
▼なぜ本命サイドが強いレースを選ぶのか?
それは、軸馬の2頭を人気馬にするからです。
軸を人気薄にすれば、高配当の魅力は増しますが、的中率が大幅に下がってしまいます。
的中率が低すぎると、連敗して競馬がつまらなくなるし、資金の回転効率が悪くなるので、利益も出にくくなります。
したがって、三連複軸2頭の戦略では、軸馬は1~3番人気の人気馬から選ぶのが基本になります。
▼それでは、本命サイドが強いレースというのは、どういうレースなのか?
具体的に考えてみましょう。
・別定戦
・中央開催
・特別戦
・少頭数のレース(10~14頭立て)
・オッズ断層があるレース
はい。
このような条件に当てはまるレースは、本命サイドが強い、人気馬が強いレースと言えます。
▼まず、「別定戦」
中央競馬には、大きく分けて、別定戦とハンデ戦があります。
別定戦というのは、各馬の斤量(重り)の重さがほぼ同じレース。
ハンデ戦というのは、各馬の斤量にハンデがつけられているレースです。
斤量にハンデがつけられていると、当然、人気馬は不利になるので、人気馬が強いレースで三連複の軸2頭を狙う場合は、ハンデ戦より別定戦の方が適していると言えます。
ハンデ戦は、競馬新聞やネット情報の馬柱のところに、「ハンデ」とか「H」と記載されているので、すぐにわかると思います。
別定戦は、「定量」や「馬齢」と記載されることもあります。
この3つは、厳密に言えば微妙に違うんですが、ここではざっくり別定戦と同じようなもの、という認識で良いかと思います。
▼では次に、「中央開催」
中央競馬には、中央開催とローカル開催の2種類があります。
中央開催というのは、東京・中山・京都・阪神の4大競馬場で行われるレースです。
ローカル開催というのは、福島・新潟・中京・小倉・札幌・函館の6つの競馬場で行われるレースです。
決着傾向としては、中央開催の方が堅い決着になることが多く、ローカル開催は波乱になりやすい傾向です。
従って、三連複軸2頭で狙うなら、中央開催の方が狙いやすいということになります。
▼では次に、「特別戦」
中央競馬には、特別戦と平場戦があります。
特別戦とは、レース名がついているレース。
平場とは、レース名がついていないレースです。
例えば、「スプリンターズステークス」は特別戦で、「4歳以上 1勝クラス」は平場ですね。
決着傾向は、特別戦の方が本命サイドを信頼しやすい傾向です。
なので、三連複軸2頭で狙うなら、特別戦を選んでいく方が良いということになりますね。