▼本日は、大きいレースで活躍する騎手について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・重賞レースで馬券になる回数が多い騎手は、ルメール騎手・川田騎手・松山騎手・Mデムーロ騎手・武豊騎手あたり
・この中で、ルメール騎手と武豊騎手に関しては、馬券にはなるが回収率は低い。この2人は過剰人気になるため
・G1レースで馬券になる回数が多いのは、ダントツでルメール騎手。次が川田騎手や横山武史騎手
・重賞レースの勝率トップは、ルメール騎手で約20%
・池添騎手は、G1レースや大きいレースで活躍するイメージがあるが、近年はそれほど大活躍しているわけではない
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼競馬の騎手には、色々な特徴があります。
平場レースに強い騎手、重賞レースに強い騎手、人気馬で強い騎手、穴馬で強い騎手、などなど。
このような騎手の特徴を頭に入れておくことで、馬券戦略に幅が広がります。
そこで本日は、「G1レース・重賞レースに強い騎手」について、詳しく解説していきたいと思います。
▼まず、重賞レースに強い騎手を見ていきましょう。
【重賞レース、騎手データ・勝利数】2020~2023年
ルメール騎手→40勝
川田騎手→35勝
松山騎手→25勝
福永騎手→24勝
Mデムーロ騎手→15勝
武豊騎手→14勝
戸崎騎手→14勝
横山武史騎手→14勝
岩田康誠騎手→14勝
池添騎手→12勝
吉田隼人騎手→12勝
田辺騎手→11勝
横山典弘騎手→10勝
坂井瑠星騎手→10勝
はい。
近年、重賞レースで勝ち星が多い騎手は、上記のようになります。
▼ここに記載した騎手が、大きいレースに強い騎手ということになります。
トップはやはり、ルメール騎手。
現役最強の騎手であり、近年はルメール騎手の1人勝ち状態が続いています。
▼2位は、川田将雅騎手。
日本人騎手で、大きいレースに強いのは、川田騎手ですね。
2022年には、念願のリーディングジョッキーとなり、ルメール騎手(ルメール帝国)の牙城を崩しました。
ルメール騎手と川田騎手。大きいレースでは、この2人が馬券の中心となります。
▼3位は、松山弘平騎手。
上位の2人と比べると、松山騎手は地味な印象がありますが、デアリングタクトでの3冠で一気にブレイク。
人気のない馬でも勝たせる技術があり、馬券的には非常に魅力のある騎手です。
▼4位は、福永騎手。
残念ながら2023年に引退してしまいましたが、騎手の晩年では、ダービーを勝ちまくったり、コントレイルで3冠を達成するなど、大きいレースで大活躍しました。
これからは、調教師として重賞レースやG1レースで活躍してくるであろう人物ですね。
競馬の年間収支をプラスにするサイトを公開
▼競馬ファンの最終目標である「年間プラス収支」
これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。
私が、年間プラス収支を達成できたのは、
やっぱり⇒『このユニークなサイト』で学んだからです。
重賞騎手成績・ランキング・勝率
▼ということで、重賞レースに強い騎手について、次の解説をしていきましょう。
先程は、「重賞レースで勝ち星が多い騎手」のランキングについて解説しました。
ここからは、「重賞レースで回収率が高い騎手」について考えていきたいと思います。
▼どんなに重賞レースで馬券になる回数が多くても、肝心の回収率が低かったら、それは「儲からない騎手」という事になってしまいます。
騎手の立場から考えれば、勝ち星さえ多ければ、回収率なんかどうでもいいわけですが、私たち馬券を買う側からすれば、逆に、勝利数よりも回収率の方が重要なわけです。
私たちは、儲からない騎手を避けて、儲かる騎手を買わなければならない。
なので、重賞レースで馬券になる回数だけでなく、回収率もチェックしていきましょう。
▼具体的なデータを見ていきます。
【重賞レース、騎手の回収率ランキングデータ】2020~2023年
川田騎手→単勝回収率107%
松山騎手→単勝回収率93%
Mデムーロ騎手→単勝回収率91%
横山武史騎手→単勝回収率93%
岩田騎手→単勝回収率232%
吉田隼人騎手→単勝回収率197%
田辺騎手→単勝回収率93%
はい。
近年の重賞レースで、単勝回収率が高い騎手のランキングは上記のようになります。
▼先程の、重賞レースでの勝ち星データと比べると、少しメンバーが変わりましたね。
「重賞レースで馬券になる回数が多い騎手」と「重賞レースで回収率が高い騎手」は、別物ということです。
私たちが馬券で利益を出すためには、回収率が高い騎手を頭に入れておく必要があります。
▼まず、重賞レースでよく活躍し、回収率も高い騎手は、川田将雅騎手です。
川田騎手は、単勝回収率107%・複勝回収率85%と非常に優秀な成績となっています。
重賞レースでは、川田騎手を中心に馬券を構成すると、利益を出しやすくなるということですね。
▼ちなみに、重賞レースで勝利数1位のルメール騎手は、単勝回収率66%・複勝回収率73%となっています。
川田騎手と比べると、かなり回収率が低いのが分かります。
ルメール騎手は、あまりにも有名すぎて、馬券が売れすぎてしまい、オッズが下がって回収率も下がるわけです。
なので、「重賞レースで儲かる騎手」という点で考えると、ルメール騎手より川田騎手の方が儲かると言えますね。
▼▼現在の重賞レースでは、ルメール騎手と川田騎手のどっちを軸にするかが、馬券成績のポイントになっています。
この2人の成績を比較してみましょう。
データは、2024年までに更新します。
・ルメール騎手→勝率21% 単勝回収率69%
・川田騎手→勝率19% 単勝回収率99%
はい。
重賞レースで大活躍する2人の成績は、上記のようになります。
▼このデータを見ると、非常に興味深い数字が浮かび上がってきます。
勝率はルメール騎手の方が少し上ですが、回収率では圧倒的に川田騎手が上回っている。
なぜこのようなことが起こるのか?
▼それは、「ルメール騎手は過剰人気になるため、回収率が下がってしまうから」です。
馬券というのは、常にオッズで回収率が決まります。
めちゃくちゃうまい騎手がいたとしても、常に過剰人気になる場合は、絶対にプラス収支にはなりません。
馬券で儲けるためには、過剰人気になる騎手を避ける必要があるわけです。
▼つまり、馬券で儲けるためには、上手い騎手かどうかはあまり関係がない。
下手な騎手でも、儲かる騎手はいるわけです。
その騎手が儲かるかどうかは、「実力とオッズのバランス」で決まるからです。
▼どんなに上手い騎手でも、その実力以上に馬券が売れてしまうと、確実にマイナス収支になります。
逆に、下手な騎手でも、実力以上にオッズがついているなら、プラス収支になるわけです。
この部分を理解できている競馬ファンはほとんどいません。
なので、これを理解するだけで、あなたの馬券収支は飛躍的にアップするわけです。
▼先程の、ルメール騎手と川田騎手のデータを考えてみると、この2人の実力は、ややルメール騎手が上かなという印象です。
騎手としての実力だけで馬券を購入するなら、ルメール騎手を買った方がいいということになる。
しかし、馬券で儲けるためには、騎手としての実力は関係なく、すべてはオッズで決まります。
そのため、過剰人気になるルメール騎手を買う人はマイナス収支になり、過剰人気にならない川田騎手はプラス収支になるわけです。
ここが、騎手で買う場合の最大のポイントになってくるわけですね。