▼本日は、競馬で熱くなることについて、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・競馬で熱くなる原因は、負けた分を取り戻そうとするから。あるいは勝ったお金をさらに増やそうとするから。
・馬券では、熱くなったら絶対に勝てない。馬券で勝つコツは、感情を切り離し、期待値が高い馬券だけを淡々と買うことである
・負け分を取り戻そうとすると、さらに負けてしまうので、負けを取り返そうとするのは厳禁
・馬券を買ってレースを見ると、脳内麻薬のドーパミンが出るので、この物質も熱くなってしまう原因となる
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼競馬は、エキサイティングで興奮できる娯楽ですが、熱くなりすぎてしまうと、高確率で負けます。
競馬をやったことがある人なら、誰もが経験があると思いますが、冷静さを欠いて、大きく負けるという事は日常茶飯事です。
ではなぜ、熱くなったら負けるとわかっているのに、みんな熱くなってしまうのか?
本日は、競馬で熱くなる原因と対処法について、わかりやすく解説していきたいと思います。
▼まず、競馬でついつい熱くなってしまう原因は、「負けた分を取り戻そうとするから」です。
例えば、「ここまで3万円も負けている!こうなったら、有り金すべてを最終レースに突っ込んで、負け分を取り戻してやる!」←このような考え方ですね。
これは、典型的に熱くなっている例であり、完全に冷静さを欠いています。
▼中央競馬では、最終レースは非常に売上が多いわけですが、その理由は、それまでの負け分を取り戻そうと、熱くなって最終レースに突っ込む競馬ファンが多いからです。
そして、このような冷静さを欠いた最終レース勝負は、そのほとんどが負けます。
もちろん、しっかりレースを選別した上で、最終レースが勝負レースに適していると判断したなら、購入してもOKです。
しかし、ただなんとなく、「負け分を取り戻したい!」とか「このままでは終われない!」みたいな感情で最終レースを購入しても、傷口が広がるだけです。
▼したがって、「負け分を取り返そう!」という考え方は、今すぐ改めた方が良いです。
競馬では、取り返そうとすると、本当に負けます。
競馬の勝ち組は、勝っても負けても淡々としています。
競馬で勝つためには、ただ期待値が高い馬券だけを買い続ければよい。
そして、長期目線で考えることが重要です。
今日1日負けたぐらい、どうということはない。
負けを取り返そうとしないこと。これが熱くならないためのポイントの1つですね。
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▼競馬ファンの最終目標である「年間プラス収支」
これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。
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競馬は、熱くならず、冷静に買うことが大事
▼ということで、競馬で熱くなることについて、次の解説をしていきましょう。
先程の続き。
競馬では、それまでの負け分を取り戻そうとすると、どうしても熱くなってしまい、冷静さを欠いて負けます。
なので、負けた分はもうスッパリ諦めてしまい、気持ちを切り替えて、次のレースを検討した方が良いです。
▼負け分を取り戻そうとすると、「ここまでの負け分は3万円だから、取り返すためには、オッズがこれくらいは必要だ!」というような、おかしな考え方に走ってしまいます。
これは、ただ負け額を取り戻すための戦略であり、そのレースの期待値は全く考えていません。
レースにはそれぞれ、狙うべきポイントというものがあり、そのポイントを押さえて馬券購入するからこそ、利益が出るわけです。
しかし、最初に「負けを取り返す」という発想が頭にあると、正しい予想ができない。
取り返すことが目的になってしまうので、期待値を無視して、オッズしか見えない状態になってしまうわけですね。
▼ということで、競馬で熱くならないためには、負け分を取り戻そうとしないことが大切です。
競馬は、負けることの方が多いゲームなので、負けることは当たり前なんです。
大切なのは、年間トータルでプラス収支にすること。
そのためには、負け額など気にせず、長期目線で期待値が高い馬を買い続けることが大切ですね。
▼人間は、損失に対して過剰に反応してしまう性質があります。
1万円儲かったことよりも、1万円損したことの方が心に残りやすい。
いわゆる、「損失回避バイアス」ですね。
だからついつい、「負けを取り戻したい!」という感情に襲われてしまいますが、この感情をコントロールしないと、競馬で熱くなりやすい習慣がついてしまいます。
▼馬券というのは、冷静に期待値が高い部分だけを購入すれば、誰でも年間プラス収支が狙えます。
しかし、熱くなってしまうと、負ける確率が急上昇してしまうわけです。
例えば、冷静に1番人気を手堅く買うべきレースなのに、「ここまでの負けを取り返すには、大穴狙いしかない!」とか言って、無謀な穴狙いに走ってしまったりするわけです。
これが熱くなっている状態であり、負ける原因となるわけですね。
▼▼なので、「今までの負け額はこれくらいだから、それを取り返すために、こういう戦略を取ろう!」→これが最悪なんです。
上述したように、競馬で勝つためには、期待値が高い馬券だけを買えば良い。
しかし、「取り返す!取り戻す!」という発想があると、期待値が高い馬券を無視して、取り返すことが目的になってしまうんですね。
なので、競馬において、「取り戻す」という発想は厳禁です。頭に入れておいてください。
▼では次に、「馬券で勝つコツは、感情を切り離し、期待値が高い馬券だけを淡々と買うこと」
やっぱり究極的には、競馬で勝つためには、ここに行き着きます。
プロ馬券師もセミプロ馬券師も、年間プラス収支にしている人たちは、すべからく、この考え方で馬券を購入しています。
▼馬券には、「期待値が高い馬券」と「期待値が低い馬券」が混在しています。
期待値は目に見えないし、かなり感覚的なものなので、その存在を意識できていない人がほとんどですが、期待値は厳然として存在しています。
つまり馬券には、「儲かる馬券」と「損する馬券」があるわけです。
▼オッズ画面を見ると、無数の数字が並んでいます。
これはただの払戻倍率ですが、すべてのオッズには、期待値が内在している。
同じオッズ5倍でも、「儲かる5倍」と「損する5倍」があるわけです。
▼なぜこのようなことが起こるかというと、オッズというのは、競馬ファンの投票によって決まるからです。
競馬ファンの投票によって、オッズが上がったり下がったりする。
なので、「馬の能力=オッズ」ではない。
オッズは正確に馬の能力を指し示しているわけではない。
▼そこに気付くことができれば、儲かる馬券と儲からない馬券があることにも気づけます。
これが期待値。
期待値こそが、馬券で儲けるための最大のポイントになるわけです。
▼競馬に興奮して熱くなってしまうと、この期待値を冷静に見抜く目が失われます。
高配当に目がくらんで、高いオッズばかりを狙うようになったり、自分の愛着のある好きな馬を過剰に高評価してしまったりするわけです。
このような状態になると、期待値を無視しているわけですから、当然に負けます。
▼ですから、競馬で勝ちたければ、冷静さがキーポイントになります。
馬券を購入する時は、「期待値が高いか?」「お買い得な馬券か?」「過小評価されているか?」だけに集中する。
「儲かったらあれを買おう!」とか「この馬券が当たったらいくらになるかなー」→これはすでに熱くなって冷静さを欠いています。
競馬で勝ちたければ、常に心はクールに。これを肝に銘じておいて下さい。