▼本日は、変則開催について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・変則開催とは、土日以外に開催される競馬のこと
・変則開催の代表例は、月曜日が祝日の時の、3日間開催
・変則開催は、荒れやすい。通常開催よりも波乱になる確率が高くなるので、少し穴狙いしていくのがセオリー
・ただ、変則開催でも、1番人気の信頼度は高いことが多い。1番人気を絡めていくのが基本戦略となる
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼中央競馬は通常、土曜日と日曜日に開催されています。
競馬関係者は、土日に合わせて、競馬開催の準備を進めていくわけですが、例外的に、「変則開催」というものもあります。
▼変則開催とは、通常の土曜日と日曜日以外に開催される競馬のことです。
代表的な変則開催は、「月曜日が祝日の時の、3日間開催」ですね。
この場合の中央競馬は、土曜日と日曜日と月曜日の3日連続で開催されることになります。
このような競馬開催方式を、変則開催と呼んでいるわけです。
▼変則開催は、通常の土日の開催とは異なるローテーションで行われるので、決着傾向が変わることが多いです。
簡単に言うと、「変則開催は荒れやすい」ということです。
通常は、土日の競馬開催に合わせて、競走馬の調教が行われるわけですが、月曜日の開催だと、調整にズレが出ます。
サラブレッドは繊細なので、たったこれだけのことでも、走る気持ちに変化が出てしまうわけです。
▼強い馬が、普通に能力を発揮できれば、決着傾向は固くなる。
逆に、強い馬が能力を発揮できない状況になれば、決着傾向は波乱になるわけです。
変則開催というのは、通常とは異なるリズムで開催されるので、強い馬が能力を発揮しにくくなる。
その結果、変則開催は荒れやすくなるわけですね。
▼では、実際のデータを見てみましょう。
【月曜競馬のデータ。人気別の単勝回収率】2018~2023年
80(%)
61
70
80
103
110
96
26
48
38
77
236
63
78
120
45
0
0
(※上から1~18番人気)
はい。
過去5年間程度で、月曜日に開催されたレースの、人気別の単勝回収率は上記のようになります。
▼このデータを見ると、2番人気と3番人気の単勝回収率が低くなっています。
その代わりに、5~7番人気あたりの馬の単勝回収率がかなり高くなっています。
つまり月曜日の変則開催では、人気馬が負けて、中穴馬が勝つことが多いということになります。
このことからも、変則開催はやや荒れやすいと言うことができるわけですね。
競馬の年間収支をプラスにするサイトを公開
▼競馬ファンの最終目標である「年間プラス収支」
これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。
私が、年間プラス収支を達成できたのは、
やっぱり⇒『このユニークなサイト』で学んだからです。
変則開催での馬券の買い方
▼ということで、変則開催について、次の解説をしていきましょう。
先ほどの続き。
変則の月曜開催では、人気馬がコケて、中穴馬が勝つことが多くなる。
なので変則開催は、通常開催よりも、少し荒れやすくなると言えます。
▼とは言え、先程のデータを見ると、中穴ゾーンでは、そこまでの大荒れにはなっていないことがわかります。
三日間開催では、5~7番人気の単勝回収率は高いけれど、その下の、8~10番人気の単勝回収率はかなり低くなっています。
なので、変則開催で中穴狙いする場合は、5~7番人気あたりの中穴馬を狙っていくべきであり、8~10番人気まで穴狙いしてしまうと、逆に回収率が下がる可能性があります。
▼ちなみに、11番人気以下の大穴馬をチェックしてみると、11~15番人気の馬は、なかなか高い単勝回収率になっています。
通常開催では、このオッズゾーンの大穴馬は、かなり単勝回収率が低くなるわけですが、変則開催では回収率が下がりません。
▼つまり、変則開催では、5~7番人気と、11~15番人気あたりの馬は、過去データでは期待値が高くなっている。
また、2番人気と3番人気の単勝回収率が低く、1番人気はまずまずの成績となっています。
▼このことから、変則開催での馬券構成は、1番人気を中心に組み立てていくのが基本になる。
「1番人気と5~7番人気の組み合わせ」
「1番人気と11~15番人気の組み合わせ」
この辺は、変則開催においては、回収率が高くなりやすい馬券の買い方であると言えます。
▼具体的な馬券の買い方としては、
「1番人気から、5~7番人気への馬連ながし」
「1番人気から、11~15番人気へのワイドながし」
などが考えられます。
5~7番人気は連対率がそこそこ高いので、馬連で勝負できる。
11~15番人気は、連対率がかなり低いので、ワイドで的中率を引き上げる。
というイメージの馬券戦略になります。
▼月曜日の競馬は、2番人気と3番人気の期待値が低いので、1~3番人気で馬券を構成する本命サイド狙いは、あまり儲からないケースが多いです。
変則開催では、馬連での中穴狙いか、ワイドでの大穴狙いが有効な戦略になりますね。
▼▼ここまで書いてきた通り、変則開催では、2番人気と3番人気の単勝回収率が低い。
という事は、2番人気と3番人気以外の馬の単勝回収率が上昇しているということになります。
競馬では、上位人気馬の単勝回収率が低くなると、それ以外の馬の単勝回収率が大きく上昇します。
このロジックを活用すれば、単系馬券で利益を出すことが可能になります。
▼ということで、変則開催時の特徴をまとめておきましょう。
【変則開催時の決着傾向】
・2番人気と3番人気の単勝回収率が低い
・4~7番人気の単勝回収率が高い
・8~10番人気の単勝回収率が低い
・11~15番人気の単勝回収率が高い
はい。
このような感じになります。
▼次に、変則開催時の馬券戦略を考えてみましょう。
【変則開催時の馬券構成】
・馬連、1番人気から4~7番人気への流し
・馬単1着固定、1番人気から4~7番人気への流し
・三連複、1番人気から4~7番人気への流し
・ワイド、1番人気から11~15番人気への流し
・単勝、4~7番人気の多点買い
はい。
変則開催時は、このような馬券構成にしていくと、回収率が上がりやすくなります。
▼基本的に馬券というのは、少し穴狙いしないとプラス収支にはなりません。
本命サイドの馬券は、的中率が高いわけですが、本命サイドの馬券を何度も的中させても、トータルでは高確率でマイナス収支になってしまいます。
なので、もしあなたが馬券で年間プラス収支にしたければ、穴狙いを極めていくことが必要不可欠です。
▼なぜ本命サイドの馬券ではプラス収支にならないのか?
それは、馬券には「控除率」というものが存在しているからです。
控除率とは、JRAの取り分のことです。
JRAは、馬券の売り上げから、最初に平均25%の控除率を差し引いて、残りの75%を払戻金として競馬ファンに還元します。
なので私たちは、この25%の控除率を上回るような馬券を購入しないと、プラス収支にならないということになります。
▼そして、控除率の25%を上回るためには、「オッズの歪み」を狙っていかなければならない。
普通に馬券購入してしまうと、控除率に負けて、回収率は60~80%に収束します。
なのでプラスにするには、オッズが歪んでいる部分を購入する必要がある。
そしてオッズの歪みは、穴狙いすることで、効率的に狙うことができるわけです。
▼これが馬券の基本ですが、変則開催の場合は、2番人気と3番人気の単勝回収率が低いので、効率的に穴狙いすることができます。
なので変則開催時は、ロジックのコツさえ掴んでしまえば、通常開催よりも利益を出しやすいということになるわけですね。