▼本日は、競馬は勝てるか?について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・競馬は正しく努力すれば、勝てるゲームである
・ただし、しっかりとした馬券知識を身につけなければ、50年経っても負け組のままという可能性が高い
・真剣に勉強すれば、競馬で勝てるようになるまでの期間は、最短で3か月くらい。平均で3年くらい
・競馬で「毎月プラス」はほとんど不可能だが、「年間プラス収支」は十分可能なので、まずは年間プラスを目標とする
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼「競馬は所詮、全員負けるギャンブルだ!胴元のJRAしか儲からないんだ!」
このような声を、もう数え切れないほど聞いてきました。
このような発言をする人は、その全てが、馬券の負け組の人々です。
▼競馬の負け組は、勝ち組を見たことがないので、競馬をやる人はみんな負けていると思っています。
しかしながら、競馬では毎年コンスタントにプラス収支を計上している人たちが、確実に存在しています。
▼勝ち組の比率は、私の感覚では、大体3~5%くらいでしょうか。
競馬をやる人は、そのほとんどが適当なギャンブルとして遊んでいるので、ほとんどの人は負け組になります。
競馬で負け組が多いのは、ほとんどの人が真剣に馬券と向き合っていないからです。
▼では、競馬というゲームは勝てるのか?
この答えについては、先ほども少し書きましたが、「競馬は勝てるゲームである」と言えます。
ただしこれには、いくつかの条件があります。
▼まず、最も重要なポイントとして、「長期目線で考える」というものがあります。
競馬には勝ち組が存在していますが、すべてのレースを当てているわけではない。
競馬に勝ち組がいると聞くと、「狙ったレースをズバリ的中させることができる人々」というイメージを持つかもしれませんが、これは全然違います。
▼競馬の勝ち組でも、平均的中率は、おそらく20~30%くらいだと思われます。
私自身も、年間プラス収支が続いていますが、的中率は25%前後です。
4レース購入したら、3回くらいは外すわけです。
▼なぜ、勝ち組なのに、的中率が低いのか?
これは、競馬においては、的中率を上げれば上げるほど、回収率が上がりにくくなるからです。
結局、競馬で勝ち組になるためには、回収率を100%以上にしなければならない。
そのためには、的中率を犠牲にする必要があるわけです。
▼例えば、「的中率70%!回収率500%!」みたいな悪徳サイトの宣伝がありますが、これは、長期的にはあり得ない数字になります。
なので、このような宣伝をしているサイトは、悪徳サイトであると言えます。
ただ、数レース単位などの短期決戦においては、「的中率70%!回収率500%!」もあり得るわけですが、長期的にはどんどん下がっていきます。
▼競馬で勝つためには、まず「目標とする的中率と回収率」を設定するのが良いです。
私の場合は、「的中率30%・回収率120%」これくらいを目標にしています。
これ以上の数字を出すのは、かなり厳しいと思われます。
上述したように、短期的には可能ですが、年間単位で見ると、よほど上手い人でない限り、これ以上の成績を出すのはちょっと無理かなという感じです。
競馬の年間収支をプラスにするサイトを公開
▼競馬ファンの最終目標である「年間プラス収支」
これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。
私が、年間プラス収支を達成できたのは、
やっぱり⇒『このユニークなサイト』で学んだからです。
競馬歴が長いと勝てるのか?
▼馬券で勝てる人の傾向についての考察を続けます。
では次に、「競馬は、どれくらいの期間で勝てるようになるのか?」について。
これはまさに、人それぞれになります。
勝てる人は、競馬を始めたその年から、いきなりプラス収支になる人もいます。
▼一方で、競馬歴50年になっても、一度も年間プラス収支を経験したことがない人もたくさんいます。
この違いは何なのか?
それは、「正しい馬券知識を身につけているか否か」です。
▼当ブログでは過去にも書いていますが、競馬で勝つためには、競馬の知識は必要ない。
競馬の知識は必要ないけれども、ギャンブルの知識は必須なんです。
なので、パチプロなど、別のギャンブルで勝っていた人というのは、ギャンブルの基礎知識が身に付いているので、競馬でも勝ちやすいと言えます。
▼従って、競馬で勝てるようになるまでの期間は、ギャンブルの基礎知識を身につけるまでの期間と言えます。
ギャンブルの基礎知識の勉強は、要点を絞って勉強すれば、それほど難しくはありません。
数ヶ月くらいの時間があれば、十分、身につけることができます。
▼なので、競馬で勝てるようになるまでの時間は、最短で3か月くらいでしょうか。あくまで最短ですが。
その一方で、ギャンブルの知識を勉強せず、ただなんとなく競馬というギャンブルを楽しんでいるだけでは、何十年競馬を続けても、勝ち組にはなれないと思います。
▼私の周りを見ると、真剣に勉強している人は平均すると、3年くらいで年間プラス収支に届いている印象です。
競馬の技術というのは、自転車などと同じで、一度身に付ければ一生忘れる事はありません。
なので、一回でも年間プラス収支を経験すれば、あとは競馬で大きく負けるというケースは少ないと思われます。
▼いつも書いていますが、結局のところ、競馬で勝つという事は、期待値が高い馬券を購入するということです。
そのために合成オッズを調整したり、回収率の高い軸馬を探したりするわけです。
まずは基本に忠実に、自分の馬券戦略を構築していくことが、勝ち組への第一歩になります。
▼▼では次に、「馬券で勝てる人の傾向・特徴」を考えてみましょう。
上述した通り、馬券の勝ち組は推定3~5%と、非常に少数派のマイノリティです。
それゆえに、競馬の勝ち組には、ある共通した特徴があるように見受けられます。
少し書き出してみましょう。
【馬券の勝ち組の特徴】
・長期目線で考えている(最低でも半年以上のスパン)
・競馬に対して冷めている
・馬券を的中させる事より、期待値が高い馬券を購入しようとしている
・当たっても外れても騒がない
・合成オッズを意識して馬券購入している
はい。
私を含め、私の周りの競馬の勝ち組の人々を思い返すと、このような特徴があるように思います。
▼まず第一に、なんと言っても「長期目線で考えている」
これは超重要項目ですね。
競馬で勝てない人は、視野が狭すぎる。
1つのレースを外したくらいで、とてもがっかりして、やる気がなくなってしまいます。
このような短期目線では、競馬でプラス収支にする事は不可能です。
▼競馬というのはパチンコと違って、試行回数が非常に少ないゲームです。
パチンコは多くの回転数を1日で回せるので、期待値の高い台に座れれば、1日で確率を収束させて勝つことが可能です。
逆に競馬は、1日のレース数に限りがあるので、どんなに期待値が高い馬券を狙っても、短期間で確率収束させるのは難しいわけです。
▼例えば、「推定回収率150%の馬券」を狙ったとする。
期待値が高い馬券だけを狙って、10レース購入したとする。
「あれ?回収率が60%しかない!おかしい!推定回収率150%のはずなのに!!」
このような経験は、誰しもあると思います。
▼なぜこのようなことが起こるかというと、「まだ確率が収束していないから」なんです。
確率が収束していないので、上記の例の逆に、
「おお!10レースで回収率が300%を超えた!推定回収率150%のはずなのに!ラッキー!」
このようなことも起こるわけです。
▼つまり、これらを平均すると、長期的には回収率が150%前後に収束するという意味です。これが期待値。
なので、競馬の場合は、短期的な視野で考えると失敗します。
短期的な回収率が300パーセントだったからといって、「この作戦は使える!大儲けだ!!」という感じで、調子に乗って賭け金を増額させると、そこから連敗を食らい、大負けするわけです。
だからこそ競馬では長期目線が重要であり、短期的な波を許容・コントロールしていく必要があるわけですね。
▼▼では、どれくらいの期間で馬券収支を考えていけばいいのか?
これは、1日の参戦レース数や、狙う合成オッズによっても違ってきますが、平均的には、最低でも半年以上のスパンで見ていくと良いかと思います。
短くても3ヶ月以上は見た方がいいですね。
負け組の競馬ファンを見ていると、「競馬で毎月のお小遣いが1万円でも増えればいい!」とか言っている人がよくいますが、これはほとんど不可能なのでやめた方がいいです。
▼「毎月たった1万円を勝つのが不可能なの?」と思いますか?
これは普通の人には不可能なんです。
競馬において、毎月確実にプラス収支にするというのは、超絶に難しいことなんですね。
▼もし、競馬で毎月1万円プラスにできる人がいるなら、賭け金を100倍にすれば、毎月100万円プラスにできることになってしまいます。
競馬においては、1万円プラスも、100万円プラスも、同じようなものなんです。
賭け金の単価・レートの問題だからですね。
▼ということで、競馬においては、「毎月プラス1万円」はほとんど無理ですが、「年間プラス12万円」は、十分可能です。
この違いが分かりますか?
これがわかる人は、勝ち組もしくは、勝ち組に近いところにいる人だと思います。
▼「毎月プラス1万円」は、1ヶ月単位で収支をプラスにしなければならない。
その一方で、「年間プラス12万円」は、1年単位で収支をプラスにすればいい。
これは全然違います。
競馬では、毎月プラスにするのは至難の業ですが、年間単位でプラスにするのはそれほど難しくないです。
▼なので、勝ち組の特徴として、「長期目線で考えている」というものがあるわけです。
負け組の人ほど、短期的なギャンブルをしてしまう。
負け組は、目の前のレースの勝ち負けしか考えられないわけです。
勝った!負けた!と一喜一憂し、トータル収支を考えていない。
だから負け組になってしまうわけです。
▼1ヶ月とか、そういう短期的な収支がマイナスになっても、全然問題ないわけです。
馬券というのは、確率のゲームですから、短期的には必ず大幅プラスになったり、大幅マイナスになったりします。
それらの合計が、プラス収支になれば、勝ち組なわけです。
競馬で勝つためには、目先の結果に一喜一憂せず、3ヶ月から半年以上の長期目線で馬券収支を見ていく事が重要ですね。
▼▼では次の勝ち組の特徴として、「競馬に対して冷めている」について考えてみましょう。
馬券で長期的に勝っている人というのは、負けている人と比べて、競馬に対して冷めている傾向にあります。
もちろん、馬券の研究は情熱的に行いますが、ギャンブルとしてのゲームに対して、勝ち組はクールであることが多い。
当たっても外れても、気持ちの浮き沈みが小さい。ギャーギャー騒がない。
常に長期目線で状況を眺めて、冷静に最善手を打つ。
これは勝ち組の大きな特徴の1つですね。
▼それに対して負け組は、競馬で感情が動きすぎる。
競馬を楽しみにしすぎてしまったり、興奮しすぎてしまったり、依存しすぎてしまったりするわけです。
競馬は、データを分析して、冷静に全体の流れを見る必要があります。そうしないと勝てないからです。
しかしながら、上述したように、あまりにも競馬を楽しみにしすぎてしまったり、一喜一憂しすぎてしまうと、感情に流されて、冷静な一手が打てなくなります。
その結果、熱くなって本命サイドに大金をブチ込んでしまったり、無謀な大穴狙いをしてしまったりする。
このように感情に流されてしまうと、まず競馬では勝てません。
▼競馬に対して冷めているから勝てるのか?それとも、勝っているから冷めるのか?
これは、鶏が先か卵が先か、という話なので、どちらとも言えません。
ただ確実に言えるのは、競馬で勝っている人は、競馬に対してどこか冷めているということです。
▼競馬を勉強していくと、「馬券というのは確率のゲームなんだな」と理解できる時が来ます。
競馬とは、確率と期待値のゲームであり、確率の誤差は自分ではコントロールできない。
なので、競馬はある程度、運任せのゲームになります。
短期的には運に任せる中で、長期的にはプラス収支まで持っていく。
これが競馬で勝つ方法・コツですね。
そう考えると、1つのレースに熱くなったり、目の前のレースだけに一喜一憂したりすることが無意味であるということがわかると思います。