強い馬の特徴

▼本日は、強い馬の傾向・走る馬の見分け方について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。

まず、結論から書いていきます↓


・強い馬の特徴は、「馬格がある(馬体重が重い)」「着差をつけて勝っている」「常に人気になる」などが挙げられる。

・馬格については、競馬では体の大きな馬の方が出世しやすい傾向にある。

・着差については、過去にぶっちぎりで勝っている馬ほど、強い馬である可能性が高い。

・常に人気になる馬は、潜在能力が高く、今後強くなっていく可能性が高い馬と言える。



ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。



▼競馬では、強い馬から弱い馬まで、いろいろなサラブレッドがいますが、強くなる馬には共通の条件があるものです。

強い馬の特徴を、私の感覚で列挙してみます↓


・馬格がある(馬体重が重い)

・着差をつけて勝っている

・上がり3ハロンが速い

・先行力がある

・デビュー戦で圧勝している

・外国人騎手に依頼している

・展開が向かなくても勝つ

・常に断然人気になる



はい。
あくまでも私のフィーリングですが、このような条件にマッチする馬は、強い馬になるケースが多い印象です。



▼まず、「馬格がある馬

これは盲点になりやすい部分ですが、意外と重要です。

競馬は、全馬が一緒に走る競争なので、お互いに体がぶつかり合うこともよくあります。

そのような激しいレースになったときに、体が小さい馬、馬格がない馬というのは、非常に不利なわけです。



▼このことは、データ分析して、回収率を出してみても分かります。

例えば、過去3年のG1レース。

出走馬の馬体重をチェックしてみると、


・459キロ以下⇒ 単勝回収率27%・複勝回収率58%

・540キロ以上⇒ 単勝回収率77%・複勝回収率90%



このような感じで、明らかに差があるわけです。



▼競馬の場合、ボクシングや柔道のように、体重別の対決ではありません。

体が大きい馬も、体が小さい馬も、みんな一緒に走るわけです。

という事は、基本的には体が大きい方が絶対に有利なんですね。



▼小回りコースなどでは、体が小さい馬の機動性が武器になることもありますが、基本的には、体が小さい馬は不利に働くことが多いわけです。

つまり、馬格というのは、その馬の将来性をある程度決めてしまうとも言える。



▼ディープインパクト・ステイゴールド・ドリームジャーニーなど、体が小さくても活躍した馬はいますが、それはあくまでも例外。

基本的には、強くなる馬というのは、500キロ前後の馬体重があるものです。


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将来性がある馬の見極め方

▼強い馬の特徴についての考察を続けます。

次に注目したいのは、「着差をつけて勝っている馬

競走馬というのは、勝つことによってランクアップしていきます。

新馬⇒500万⇒1000万⇒1600万⇒オープン

という感じですね。

今は呼び名が変わり、「1勝クラス⇒2勝クラス⇒3勝クラス⇒オープン」

ですね。



▼そして、この時の「勝ち上がり方」が、そのまま馬のポテンシャルを測定するのに、役立つ部分だったりするわけです。

競走馬は勝てば良いので、ギリギリで勝ってもいいし、圧勝してもいい。

どちらも同じ勝ち上がりですが、将来性は違ってくるわけです。



▼当たり前ですが、圧勝している馬というのは、他の馬とはポテンシャルが違うケースが多い。

潜在能力が高いから、着差をつけて勝つことができるわけですね。

だから、ぶっちぎりで勝つ馬というのは、やはり強い馬であるケースが多いわけです。



▼具体的に言えば、タイム差で「0.2秒差以上」をつけて勝つ馬は、能力が高いケースが多いですね。

これは、芝とダートで微妙に違ってきます。

芝レースの場合は、上述の通り0.2秒差以上。

ダートレースの場合は、0.3秒差以上くらいかな。



▼その馬の、過去のレースをチェックしてみて、圧勝が多い馬というのは、強い馬の条件を満たしている。

なので、そのような馬を覚えておいて、人気落ちの時に狙っていくと、回収率が上がりやすくなるわけです。

競馬の基本は、レース選びですが、このような「ポテンシャルの高い馬を覚えておく」ことでも、回収率を上げることが可能です。



尚、ぶっちぎりで勝ってきた馬を買えば、儲かるというわけではないです。

ここが競馬の難しい部分ですが、着差をつけて勝った馬は、確かに潜在能力が高い。強い馬です。

しかし、圧勝した馬を買えば、馬券で利益が出ると言うわけではないんですよ。



▼なぜかというと、圧勝してきた馬は、競馬新聞でも目立つので、競馬ファンが馬券を購入しやすいからです。

つまり、着差をつけて勝った馬というのは、過剰人気になりやすいわけです。

馬券で利益を出すためには、過剰人気になっている馬を「避ける」必要がある。

そして逆に、過小評価されている馬を狙うことで、馬券は利益が出るわけです。



▼そう考えると、前走で圧勝した馬。

このようなタイプは、むしろ儲からない馬になってしまうケースもあるわけです。

競馬は、前走成績だけが予想ファクターではないので、一概に言う事は出来ないんですが、とにかく前走で圧勝した馬は過剰人気になりやすく、あまり儲からないケースがあるということを覚えておいてください。

ただ上述した通り、圧勝した馬というのはポテンシャルが高いので、それを覚えておいて、人気が落ちたときに狙うというのは非常に有効になります。



▼では次に、「上がり3ハロンが速い馬

競馬では、最後の600mを、上がり3ハロンと言います。

1ハロンが200mなので、3ハロンで600mですね。



▼この最後の600mの走破時計が速い馬は、決め手がある、末脚が鋭い、ということになります。

競馬では、「切れる脚」を持つ馬は勝ちやすく、強い馬の条件の1つになります。



▼逆に、「ジリ脚」と呼ばれる、切れない馬もいる。

このようなタイプは、善戦マンとして人気になることもありますが、なかなか勝ちきれず、回収率を上げにくいタイプでもあります。



▼上がり3ハロンは、「32秒台」ならかなり速いと言えますが、馬場状態やコースによっても違ってくるので、単純に上がり3ハロンのタイムだけ見ても使えないケースが多いです。

例えば、新潟競馬場などでは、どの馬も速いタイムが出てしまうので、あまりアテにならないわけです。



▼なので、上がり3ハロンをチェックする場合は、あくまでもそのレースに出走した他の馬との比較をする必要があります。

全馬が速い上がりを計測しているレースの場合は、あまり価値がない。

逆に、その馬だけが突出した上がりを記録した場合は、非常に価値が高く、次のレースでも狙っていくことができるわけです。



▼上がり3ハロンは、レースの最後の600mのタイムなので、道中で後方に待機していた馬は、上がり3ハロンが速くなりやすいです。

極端な話、道中で最後方にいれば、上がり3ハロンが最速になりやすいわけですね。



▼なので、上がりのタイムを見るときは、単純に上がり3ハロンのタイムだけを見るのではなく、「道中の位置取り」と併せてチェックしていくことが重要です。

そのような観点で考えると、最も強い馬というのは、「逃げて上がり最速」という馬ですね。

道中で先頭を走り、最後の600メートルでも最速のタイムで走る馬は、ほぼ100%勝つからです。

これは極端な例ですが、これが上がり3ハロンを活用する1つのポイントになります。



▼つまり、ある程度先行しながら、なおかつ上がりが最速。

このようなタイプの馬が、最も強い馬の条件を満たしていると言えます。

道中で後方から進めば、最後の上がりタイムが速くなるのは当然。

しかし道中である程度、前目につけて、それでも上がり3ハロンが速い馬というのは、能力が抜けている可能性があるわけです。

このようなタイプの馬も、見つけたらチェックしておいて、人気落ちの時に狙っていくと、利益を出しやすくなります。



▼▼では次の強い馬の特徴として、「先行力がある馬

競走馬には、それぞれタイプがあります。

スタートから先頭を走る逃げ馬もいるし、道中は最後方から進んで最後の直線で末脚を爆発させる、追い込み馬もいる。

脚質を大きく4つに分けると、下記の通りになります。

①逃げ
②先行
③差し
④追い込み


この4パターンですね。



▼この中で、強い馬の条件として挙げられるのは、逃げ馬と先行馬です。

競馬は、マラソンと同じように、全馬が一緒に走るレースなので、出来るだけ前のほうにいた方が、不利を受けることなく、スムーズなレースを展開することができるわけです。

回収率を見ても、明らかに逃げ馬と先行馬の回収率が高くなっており、「競馬は前に行った方が有利」というのは、間違いのない事実になります。



▼ただ例外として、「先行できる馬だが、あえて中団に控える」という作戦を取る場合があります。

これはなぜかというと、強い馬が先行してしまうと、マークされやすくなり、潰されてしまうリスクが高くなるからです。

なので、トップジョッキーが強い馬に騎乗するときは、あえて先行させず、差し・追い込みの競馬を選択することがあるわけです。

これは特に、重賞レースやG1レースなど、大きなレースでよく見られる傾向です。



▼とは言え、それでも競馬は、やっぱり先行できる馬が有利。

アーモンドアイは、3歳前半の頃は、最後方からの追い込みで活躍しましたが、古馬と戦うようになってからは、先行策を取るようになりました。

これはルメール騎手のナイス判断で、あのままアーモンドアイが追い込み馬として走っていたら、あそこまでの活躍はできなかったと思います。

追い込みは、どうしても不利だからです。



▼もちろん、差し・追い込みで活躍する馬もたくさんいますが、全体の平均のデータを取っていくと、「差し・追い込み」よりも、「逃げ・先行」の方が、明らかに好走確率と回収率が高くなるわけです。

なので、強い馬の条件として、「先行力」が挙げられるわけですね。

先行策は、どの馬でも出来ることではなく、スタートが上手くなければならないし、テンのダッシュ力も必要です。

ですから、それらを兼ね備えた馬、先行できる馬というのは、強い馬であると言えるわけです。

馬券で迷ったら、差し馬・追い込み馬よりも、逃げ馬・先行馬を優先させていくと、利益を出しやすくなると思います。



▼▼では次の強い馬の特徴として、「デビュー戦で圧勝している馬」について。

競走馬は、新馬戦でデビューします。

この新馬戦で勝つことができるのは、そのレースで1頭だけであり、新馬戦を勝った馬は、エリートと言うことができます。



▼将来的に強くなる馬というのは、多くの場合、新馬戦を勝っています。

もちろん、新馬戦を負けて、未勝利戦から勝ち上がって強くなる馬もいるんですが、新馬戦を勝てる馬の方が、強くなる確率は高いですね。

特に、新馬戦を圧勝した馬は、将来有望の可能性が高いです。

なので、強くなりそうな馬を探す場合は、新馬戦を見ていくことが有効になります。

新馬戦で強い勝ち方をした馬をチェックしておいて、その後、狙っていくという手法は、プロ馬券師でも取り入れている手法になります。



▼では次に、「外国人騎手に依頼している馬」について。

若いうちから、外国人騎手に依頼している馬というのは、強くなる可能性が高いです。

なぜかというと、陣営が期待している馬ほど、しっかり勝たせたいので、外国人騎手に依頼するケースが多いからです。



▼また、すでに完成している馬についても、外国人騎手を乗せてきた馬というのは、陣営が期待している馬ということになるので、強い馬であるケースが多いですね。

なんとなく、外国人騎手が騎乗している馬は、気になることがあると思いますが、外国人騎手に依頼している時点で、陣営の期待度の高さが示されているわけなので、外国人騎手騎乗の馬は要チェックですね。



▼では次に、「展開が向かなくても勝つ馬」について。

競馬のレースは、能力だけで結果が決まるわけではありません。

強い馬でも負けるし、弱い馬でも勝つことがあります。

これはなぜかというと、「展開」というものが影響するからです。



▼展開というのは、ざっくり言えば、スローペースとかハイペースとか、先行有利とか差し有利とか、そういう「レースの流れ」ですね。

どんなに強い馬でも、先行有利の展開で最後方に待機していたら勝てない。

逆に、弱い馬でも、先行有利の展開で先行していれば、好走することが可能なわけです。



▼そして、強い馬の見分け方として、「展開が向かなかったのに好走した」という点は、大切なポイントになります。

例えば、「先行馬有利の展開だったのに、後方から差して勝った」とか「差し有利の展開だったのに、先行して粘り込んだ」というケースですね。

このように、展開が不向きだったのに好走した馬というのは、強い馬であるケースが多いです。

実際にレースを見なくても、そのレースで有利なポジションは、「通過順位」などでもチェックできるので、強い馬を探す時には、「展開が向かなかったのに好走した馬」を探してみてください。


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