単勝馬券で稼ぐ方法

▼本日は、単勝で稼ぐ方法について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。

まず、結論から書いていきます↓


・単勝馬券は、還元率が80%と他の馬券種より高いので、稼ぎやすい

・単勝で儲ける基本は、データ分析して単勝回収率が高い条件の馬を探すこと

・例えば、脚質的には、逃げ馬と先行馬は、単勝回収率が高くなりやすいので狙い目

・特に、3~13番人気の逃げ馬は、利益を出しやすい



ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。



▼馬券でお金を稼ぐ事を考えた場合、まず重要なポイントは、「控除率」になります。

控除率というのは、馬券の売り上げから、JRAが天引きしていく割合。

競馬の控除率の平均は、25%になります。



▼昔は、すべての馬券種が、控除率25%だったわけですが、 2014年からは、馬券種ごとに控除率が設定されることになりました。

結論から言えば、単勝馬券というのは、最も控除率が低い馬券です。

単勝馬券の控除率は20%で、三連単の27.5%と比べると、なんと7.5%も違います。



▼なので、三連単で年間回収率が95%くらいある人は、単勝馬券に切り替えることで、年間プラス収支になる可能性があるわけです。

年間単位で見ると、賭け金の合計額は結構大きな額になるので、7.5%の差は、金額にするとなかなかの額になります。



▼このような事を勘案すると、馬券で稼ぐためには、単勝馬券が1つの答えになりそうです。

私が勝負する馬券は、三連複が多いわけですが、単勝馬券でも勝負するケースが多々あります。

三連複も単勝も、どちらも年間収支はプラスになっています。



▼では、単勝馬券で稼ぐ方法はあるのか?

これはもちろんあります。

最もシンプルな方法としては、「単勝回収率が高い条件をデータ分析し、その単勝馬券だけを狙う」というやり方になります。



▼パソコンの競馬ソフトでデータ分析するか、すでに分析されたデータ情報を購入するか、どちらかになります。

自力で競馬新聞で単勝馬券を購入する方法もありますが、この場合は、すでに自分の頭の中に、勝つためのロジックが入っている必要があります。



▼例えば、「東京競馬場。芝2400メートル。1~3番人気馬が先行馬で内枠の時、単勝勝負!」

こんな感じで。

これはあくまでも例ですが、「単勝でプラスになる条件」が頭の中に入っていれば、パソコンでデータ分析する必要はなく、競馬新聞だけで勝てます。



▼でもほとんどの人は、まだ頭の中に、単勝回収率のプラス条件が入っていないと思うので、地道にデータ分析するか、データ情報を購入することになるわけです。

やってしまいがちなミスは、「頭の中に何もない状態で、競馬新聞の中に答えを探そうとしている」

これをやると、確実に負けます。

競馬新聞の中に、単勝回収率がプラスになる条件は書いていません。

この点にだけ気をつけて、期待値の高い馬を探していけば、単勝で稼ぐことは比較的簡単なんですね。


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儲かる単勝馬券の買い方の例

▼単勝で儲かる買い方についての考察を続けます。

先程の続き。

ここでは、具体的な単勝馬券の儲かる買い方について、考えてみたいと思います。



▼アプローチ方法は無限にありますが、例えば、前回のハンデ戦のデータを見てみましょう。

参考記事
 ↓
ハンデ戦の買い方



▼ハンデ戦の単勝馬券で勝負する場合、例えば、期待値が高いのはこんな条件↓


・ハンデ戦。5~10番人気。斤量49.5キロ~53キロの軽量馬⇒単勝回収率130%~151%

はい。
ハンデ戦の中穴狙い。

中穴馬でハンデが軽い馬の単勝を狙うと、過去4年のデータでは、単勝回収率がプラスになっています。



▼ハンデ戦で軽量馬の単勝馬券を狙う場合は、中穴くらいの人気の馬を狙うと、単勝回収率が高くなるわけです。

ハンデ戦では、基本的には軽量馬の単勝回収率は低めになるんですが、5~10番人気に絞り込めば、簡単にプラスになる条件が見つかるわけ。



▼それに対して、「ハンデ戦で、重いハンデの中穴馬」は、単勝回収率がプラスになっていません。

前回のハンデ戦の記事では、「ハンデ58キロの1~3番人気馬は、単勝回収率が高い」と書きました。

これらを総合的に考えると、このような感じになります↓


・ハンデ戦では、人気馬は重いハンデ。中穴馬は軽いハンデの馬を狙っていくと、単勝馬券でプラスになる確率が高くなる

という感じになります。



▼単勝馬券で稼ぐためには、「単勝1点勝負」にこだわる必要はありません。

上述した例のように、1つのレースで、単勝馬券の多点買いをしてもいいわけです。

結局の所、期待値が高い単勝馬券を購入すればいいわけで、それが1点勝負でも、多点買いでも、期待値さえ高ければプラス回収になるわけです。



▼単勝馬券で稼ぐためには、このような期待値からのアプローチ手法が、最もシンプルで分かりやすいと思います。

多くの競馬ファンは、競馬新聞を眺めて、「うーん…どの馬が勝つだろうか…?」と熟考します。

しかしながら、そのような古典的なアプローチ手法では、単勝馬券で長期回収率をプラスにすることは難しいわけです。

現代競馬は、科学的なデータ分析によって回収率を高めていく手法が主流であり、客観的に競馬を見ていくことによって、単勝馬券で利益を出すことが可能になってくるわけです。



▼▼では次に、多くの人が購入する、重賞レースでの単勝馬券について考えてみましょう。

重賞レースの単勝で、手っ取り早くプラス収支にする手段としては、「逃げる馬」の単勝馬券を購入するというものがあります。



▼具体的なデータを見てみましょう。


重賞レース。逃げた馬】2010~2019年

単勝回収率161%


はい。重賞レースでは、逃げた馬の単勝を買い続けると、回収率が161%にもなります。

これは有名なデータなので、ご存知の方も多いかと思います。



▼ただ問題は、「そのレースで逃げる馬がわからないこと」なんですね。

前走で逃げた馬が、最も分かりやすいと思いますが、前走で逃げた馬を狙うと、少し回収率が下がってしまいます。



▼では次に、そのレースで逃げた馬の、前走の脚質データを見てみましょう。


重賞レース。逃げた馬

前走逃げ⇒単勝回収率103%
前走先行⇒単勝回収率195%
前走差し⇒単勝回収率171%
前走追い込み⇒単勝回収率402%



はい。
このデータを見るとわかるように、重賞レースで逃げた馬の回収率は非常に高いわけですが、「前走で逃げていない馬」の方が、はるかに回収率が高いことが分かります。



▼このことから、重賞レースで逃げ馬の単勝馬券を狙う場合、前走で逃げた馬ではなく、「前走逃げなかったけれど、今走は逃げそうな馬」を狙っていくことがポイントになります。

これはかなり難しいわけですが、メンバー全体の脚質や、枠順の並び、騎手の性格などを考えていくと、意外とわかるものです。



▼「前走で逃げていないけれど、今走で逃げそうな馬」さえわかれば、上述したデータの通り、単勝馬券で儲けることができます。

ちなみに、前走で逃げた馬がなぜ回収率が低いかというと、「前走で逃げた馬は、単勝馬券が売れるから」です。



▼一般の競馬ファンはどう考えているかわかりませんが、馬券のセミプロは、逃げ馬の期待値が高いことをよくわかっています。

なので、前走で逃げた馬、すなわち逃げ馬は、単勝馬券がやたらと売れるわけです。

その結果、オッズが下がってしまい、回収率も下がるわけですね。



▼それに対して、前走で逃げなかった馬は、あまり単勝馬券が売れません。

特に狙い目なのは、「前走先行」ですね。

前走で先行した馬は、今走でも先行する可能性が高く、他馬の出方次第では、逃げることも可能です。

特に、「逃げ馬不在」のレースで先行馬の単勝を狙う戦略は、私もよく使います。



▼▼では次に、「逃げなかった馬」の回収率がどうなるかも、チェックしてみましょう。


重賞レース。脚質別データ】2016~2021年

逃げ⇒単勝回収率173%・複勝回収率116%
先行⇒単勝回収率96%・複勝回収率100%
差し⇒単勝回収率69%・複勝回収率71%
追い込み⇒単勝回収率22%・複勝回収率35%
マクリ⇒単勝回収率154%・複勝回収率114%



はい。
逃げた馬の回収率が高いのは、上述した通りです。

次に回収率が高いのは、先行した馬ですね。

このデータを見れば一目瞭然ですが、やはり競馬は前に行った馬が有利ということがわかります。



▼逃げ・先行馬の回収率が高いのに対し、差しの回収率は、単勝回収率69%・複勝回収率71%しかありません。

さらに、追い込み馬になると、単勝回収率22%・複勝回収率35%と、ひどい成績です。



▼このことから、重賞レースで単勝馬券を狙う場合は、基本的には、前に行けそうな馬を狙うのが鉄則になります。

これは、実際に馬券を購入せずに、シミュレーションで練習することができます。

自分が単勝馬券を購入したつもりで、1頭の馬を見る。

その馬のポジショニングが、逃げ、もしくは先行なら成功。

しかし、自分が狙った馬のポジションが、中団から後方だったら、失敗ということになります。

先行できそうな馬を狙うという練習は、単勝馬券だけでなく、あらゆる馬券で儲けるために有効になるので、楽しみながら練習してみると良いかと思います。



▼さて、逃げた馬の回収率が高いのは、ここまで解説してきた通りですが、さらに回収率が高い条件があります。

それが、「人気薄の逃げ馬」です。

逃げ馬というのは、人気がなければないほど、期待値が高くなります。

逃げ馬は人気になるとマークされてしまうので、人気がない方が走りやすいんですね。



▼では、どれくらいの人気の逃げ馬を狙えば、単勝馬券で稼げるのか?

ちょっとデータを見てみましょう。


重賞レース。逃げた馬のデータ】2016~2021年

3~13番人気⇒単勝回収率214%・複勝回収率127%


はい。
3~13番人気で逃げた馬は、過去5年半のデータで、単勝回収率が214%にもなります。



▼いくら人気薄の逃げ馬が有利とは言っても、14番人気以下となると、あまりにも弱すぎて回収率が下がります。

逆に、1~2番人気の逃げ馬だと、他馬にマークされてしまうので、これも回収率が下がります。

そこで狙うのは、3~13番人気のゾーン。

この人気ゾーンの逃げ馬は、期待値が非常に高くなります。

特に、単勝馬券では儲けやすい条件になるので、要チェックですね。



▼▼では次に、具体的なケーススタディを見てみましょう。


桜花賞2022年

1着 スターズオンアース(7番人気)
2着 ウォーターナビレラ(3番人気)
3着 ナムラクレア(6番人気)

単勝1450円



はい。
このレースは、先行馬の単勝を狙うだけで、簡単に利益を出すことができたレースでした。



▼まず、1番人気はナミュール。

前哨戦のチューリップ賞を圧勝した馬で、阪神1600mに実績がある。

ただ、前走の気配があまりにも良かったので、今回は調子が下降する可能性が高い。調教の動きもイマイチでした。

さらには大外枠の18番枠。

この日の芝コースは、インコースが伸びる馬場状態であり、18番枠はいかにも不利。

脚質も差し馬であり、後方からの競馬になるのは濃厚なので、この馬の単勝はなし。



▼次に、2番人気のサークルオブライフ。

この馬は、前走のチューリップ賞で先行して3着に敗戦。

今回は、外枠16番枠ということもあり、得意の追い込みに戻してくる可能性が高く、追い込みだと単勝期待値はかなり低くなるので、この馬も単勝はない。



▼次に、3番人気のウォーターナビレラ。

前走のチューリップ賞は、勝負所で前が詰まって5着。

本来は、もっと前で競馬できる馬で、先行脚質は単勝馬券に向いている。

したがって、この馬の単勝馬券は購入。



▼4番人気のプレサージュリフトは、追い込みなので単勝はなし。

5番人気のアルーリングウェイは、先行馬ですが、重賞レース初出走なので、これは切り。

6番人気のナムラクレアは、差す競馬が続いているので、単勝はなし。

7番人気のスターズオンアースは、先行馬で重賞レースでも好走しているので、これは単勝を購入します。



▼ここまでで、馬券構成は下記の通りです↓

単勝2点買い

3番人気ウォーターナビレラ
7番人気スターズオンアース


という感じですね。



▼結果は、先に抜け出したウォーターナビレラを、スターズオンアースが差し切って1着。

予想通りの先行馬決着となり、単勝は2点買いで1450円。

レース回収率は725%と完勝になりました。



▼このレースのポイントは、1~2番人気馬が18番枠と16番枠と外枠だったので、内目の枠の先行馬の単勝が、高期待値だったこと。

ここにだけ気づくことができれば、あとは先行馬の単勝を多点買いするだけで、簡単に利益を出すことができるレースだったわけですね。


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