▼本日は、ウイン5の攻略法について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・WIN5は、三連単の何百倍も当てるのが難しい馬券種である。
・WIN5の過去の配当を見ると、500万円以内に収まっているケースが多いので、WIN5を当てるには、100万円~500万円のオッズゾーンで狙うのが基本(オッズは非公開なので予測する)
・また、WIN5は「レース選び」ができないので、「日を選ぶ」ことが重要。勝ち馬が2~3頭見えている日を選ぶ。
・あとは、WIN5特有の勝負所として、「キャリーオーバー」の日を狙うという戦略は有効。
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼中央競馬には、9つの馬券種があります。
その中で、最も異質な馬券種が、「WIN5(ウインファイブ)」です。
▼通常の馬券は、1着馬を当てたり、1~3着馬を当てるものですが、WIN5はちょっと違います。
WIN5とは、「5つのレースの1着馬をすべて当てる」という馬券になります。
▼通常は、そのレースの中で当たり外れが決定するんですが、WIN5は、5つのレースにまたがって的中が判定されます。
なので、1レース目でいきなり終わることもあるし、5レース目まで行ったのに、最後で終わることもあるわけです。
▼では、このWIN5、どのようにすれば当たるのか?攻略法はあるのか?
まず私の考えとしては、
「WIN5より、通常の馬券種の方が勝ちやすい。WIN5は、宝くじ感覚で、遊びで購入するもの」
と、考えています。
▼なぜWIN5がガチンコ勝負に向かないかというと、あまりにも資金力が必要だからです。
WIN5は、100円から購入できますが、買い目点数を絞り込んでWIN5を狙っても、まず的中させる事はできません。
WIN5は何通りか?ご存知ですか?
WIN5の総買い目点数は、最大で188万通り以上もあるため、資金力がない人はほぼ的中させることができないわけです。
▼ちなみに、三連単の買い目点数は、最大で4,896通りです。
三連単でさえ当たらないのに、その何百倍も難しいWIN5が当たるわけがない。
なので、基本的にWIN5は、ガチンコ勝負には向かない馬券種だと言えます。
▼WIN5は、払戻金の上限が6億円です。
これは非常に夢がありますが、億単位の配当を得るためには、かなりの大穴狙いをしなければなりません。
しかしながら、中央競馬では控除率の関係で、あまり大穴狙いすると、回収率が大きく下がってしまうんですね。
▼ですから、WIN5を当てるためには、ある程度本命サイドで狙っていく方が良いと思われます。
WIN5の過去の配当を見ても、500万円以内に収まっているケースが多く、数千万円以上の配当を狙っても、出現率自体が低いので、まず的中させる事はできないわけです。
▼なので、WIN5の基本攻略法としては、まず500万円以内の、本命サイド寄りの決着を狙いたいところ。
この買い方だと、億万長者の夢は遠ざかりますが、WIN5で億万長者を狙うと、下手をすると、宝くじよりも回収率が低くなってしまう。
よって、「比較的本命サイドで決まりそうな日」を選んで勝負していくのが、WIN5を当てるコツになってくると思います。
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これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。
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ウイン5で勝つ方法
▼ウイン5は儲かるか?についての考察を続けます。
WIN5の基本還元率は、70%になっています。
これは、すべての馬券種の中でも、最も低い還元率であり、最も高い控除率であるわけです。
▼この点でも、やはりWIN5は、メインで勝負する馬券種にはなり得ない印象です。
単勝馬券の還元率は80%ですから、この時点で、回収率が10%も違うわけです。
プロ馬券師には、単勝馬券で勝負する人が多いですが、それは還元率が有利だからという部分もあるわけです。
▼ただ、WIN5の場合は、払戻金が大きいので、一発当てて勝ち逃げしてしまえば、高い回収率を維持することができます。
100万円~500万円という配当は、WIN5にしては寂しい配当ですが、他の馬券種と比べると、めちゃくちゃ高配当なんですね。
▼なので、まずは100万円~500万円くらいの配当を狙っていきましょう。
そのために重要なポイントは、「確勝級の馬が2頭以上いる日」を狙っていく、という点です。
▼通常の馬券種であれば、「レース選び」をする事で、的中率と回収率を引き上げることができます。
しかしながら、WIN5の場合は、自分でレースを選ぶことができない。
これはかなり不利な状況なわけです。
▼そこで、WIN5の場合は、「レースを選ぶのではなく、日を選ぶ」という感じになります。
要するに、WIN5が当たりそうな日を選び、その日だけ勝負するという感じですね。
▼あるいは、WIN5特有の勝負どころとして、「キャリーオーバー」があります。
キャリーオーバーとは↓
『的中者がいない場合の払戻相当額』、または『的中者がいた場合であっても払戻相当額が6億円を上回る場合の残額』が次回のWIN5に繰越されます。
その金額を「キャリーオーバー」と言います。
JRAサイトより引用
▼つまり、キャリーオーバーが発生した場合、払戻金が単純に2倍くらいに増加するケースがあるわけです。
これはどういうことかというと、還元率がその日だけアップするということです。
つまり、キャリーオーバーの日だけは、WIN5の回収期待値が上がるわけですね。
なので、キャリーオーバーが発生した時は、ボーナスゲームだと思って、WIN5に参加してみるのも面白いわけです。
▼▼さて、ここまでWIN5では、100万~500万くらいの本命サイドを狙っていくのが良いと書いてきました。
これにはもう一つ理由があって、
「WIN5で巨額な払い戻しを受けた場合、一時所得として、大きな税金がかかる」というものがあります。
▼競馬で利益を出すと、その利益には税金がかかります。
宝くじを当てても税金は取られませんが、馬券は取られる。
特に、WIN5は的中時の払戻金が巨額になるので、税務署にマークされる可能性が高くなります。
▼そう考えると、せっかくWIN5で2000万円当てても、半分は税金で持っていかれる可能性があるわけです。
「1000万円取られても、まだ1000万円残っているからいいじゃないか!」と思いますか?
これはそんなに簡単な話では無いわけです。
▼1000万円当てるのに、どれだけの不的中を積み重ねることになるか。
例えば、過去に合計1000万円分のウイン5を購入して、やっと2000万円のウイン5が的中したとする。
これで1000万円の利益になるはずですが、半分を税金で持っていかれると、一気にプラマイゼロになってしまうわけです。
▼ウイン5には、控除率が30%もあるんだから、的中時の払戻金には税金をかけるべきではないと思います。
ですがこれは、我々競馬ファンにはどうしようもない話。
ウイン5は、購入した時に30%取られ、的中しても50%取られるわけです。概算ですが。
▼このような観点で考えても、ウイン5で大きな馬券を狙う事は、あまり効率が良くないと言える。
派手すぎる的中は、当然、税務署も見ているので、税金を支払わなければならなくなります。
▼とは言え、半分税金を払ったとしても、やはりウイン5の払戻金の多さは魅力です。
また、ウイン5の場合、「自己裁量の余地がある」
これはどういうことかというと、宝くじの場合は、自分で予想する余地がないわけです。
宝くじは完全に運任せ。
それに対して、ウイン5は、自分で予想することができる。
▼ウイン5の予想方法としては、先ほども書きましたが、「日を選ぶ」
これが最大のポイントになると思います。
よくわからないレースが多い日は、ウイン5に手を出さない。
そして、3頭くらい勝ち馬が見えている日だけ、ウイン5で勝負するわけです。
このようなウイン5の「勝負日選び」を導入することによって、無駄な賭け金を減らすことができます。
無駄な賭け金が減れば、回収率も上がるので、手元のお金も増えてくる可能性が高くなるわけです。
▼▼さて、ここまでWIN5の攻略法について、色々と書いてきました。
WIN5には、根本的に2つのアプローチ手法があります。
①WIN5を当てる方法
②WIN5で儲ける方法
この2つですね。
この2つは別物です。
▼「当てる方法と、儲ける方法は同じじゃないか!」と思うかもしれませんが、これは全然違います。
WIN5以外の、通常の馬券種でもそうなんですが、的中させる事と、利益を出す事は、別物になります。
的中させたい人は、的中しやすい方法をチョイスする方が良い。
利益を出したい人は、利益を出せる方法を選んでいくのが良いわけです。
▼WIN5でも、通常の馬券種でも、共通して言える事は、
「馬券は、あまりにも本命サイドに寄り過ぎると、的中はするが、利益が出なくなる」
ということです。
これを聞いてピンと来る人は、競馬歴が長いか、勝ち組の人ですね。
▼馬券の的中率というのは、オッズに比例します。
つまり、馬券を当てたければ、低いオッズの馬券を購入すれば良い、ということになるわけです。
競馬においては、どんなに予想を頑張っても、高いオッズの馬券で、高い的中率を出す事は不可能なんですね。
▼この考え方は、WIN5でも同様になります。
WIN5でも、当てたければ、人気サイドを買えばいい。
具体的には、1~5番人気くらいの人気馬で、WIN5の馬券を構成すると、的中率が高くなりやすいわけです。
逆に、10番人気以下を狙っても、10番人気の勝率は1~2%しかないので、ほとんど的中しないということになります。
▼ただ、1~5番人気の馬でWIN5を狙えば、確かに的中率は高くなるんですが、その手法で長期的に利益が出るかどうかは、また別問題になります。
WIN5に限らず、馬券では、あまりにも本命サイドに寄り過ぎると、オッズが低くなるので、控除率の壁を越えて行かないんですね。
控除率というのは、JRAの取り分で、WIN5では30%の控除率が設定されています。
▼なので、この30%の控除率を超えて行くような馬券を購入しないと、WIN5で利益は出ないということになります。
本命サイドのWIN5を購入すれば、的中確率を上げる事は出来るんだけれども、長期的に見ると、マイナス収支になりやすくなる。
なので、WIN5で長期的に利益を出したければ、ある程度、穴狙いしていく必要があるわけですね。
これが、「当てる方法」と「儲ける方法」の違いです。
▼▼ではここまでのおさらいとして、WIN5を的中させるコツをまとめてみましょう。
【WIN5を当てるコツ】
・WIN5を当てるには、100万円~500万円のオッズゾーンで狙うのが基本
・WIN5はレースを選べないので、日を選ぶことが重要
・WIN5のボーナスゲームである、キャリーオーバーの日を狙う
という感じになります。
▼WIN5は、払戻金の額が大きいので、ある程度の的中率を求めるなら、賭け金を大きくしていかなければなりません。
数百円で数百万円を狙っても、ほとんど的中しない。
なのでイメージ的には、「10万円分購入して、100万円の払戻金を狙う」というような感じになります。
回収率1,000%ですね。
これくらいなら、WIN5を当てるのも夢ではない、現実的なラインになります。
▼少ない資金で、巨額の払戻金を狙えるのがWIN5の魅力ではありますが、このような一攫千金戦略では、WIN5を当てることはほぼ不可能です。
三連複や三連単でも同じですが、オッズが大きい馬券種になればなるほど、賭け金も大きくしないと、的中率が確保できないわけです。
単勝300円を狙うなら、賭け金100円でも狙えますが、WIN5の100万円を狙うのに、賭け金が数百円では買い目点数が少なすぎて、ほとんど的中しません。
▼なので、WIN5での勝負に向く人というのは、1回のWIN5に10万円くらいの資金を用意できる人、ということになります。
WIN5は、資金力のある人が絶対有利です。
三連単でもそうですが、資金力のない人が、少額で一攫千金を求めても、ほとんど的中しないので、回収率は0%になってしまいます。
なので、資金力がない人は、まず競馬資金が膨らんでくるまで、単勝や馬連やワイドなど、オッズが低めの馬券種で楽しんでいくのが良いかと思いますね。