中山競馬場・芝1600mの特徴と傾向

▼本日は、中山芝1600mについて、当研究所の見解を書いてみたいと思います。

まず、結論から書いていきます↓


・中山競馬場の芝1600mは、内枠有利なコースである

・中山芝1600mでは、1~8番枠の好走確率が高い。9~16番枠は、勝率・連対率・複勝率すべて低くなっている

・中山芝1600mの馬体重は、重ければ重いほど、好走確率が高くなる

・中山芝1600mで勝ち星が多い騎手は、戸崎圭太騎手と田辺裕信騎手。特に、田辺騎手は回収率も高く、狙い目になっている



ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。



▼中山芝1600mは、特殊な円形コースで、内枠が有利と言われています。

本当に内枠有利なのか?内枠の馬を買っておけば儲かるのか?

本日は、中山芝1600mの特徴と傾向について、詳しく解説していきたいと思います。



▼まず、中山芝1600mの枠順データを見てみましょう。


中山芝1600m。枠順データ。連対率】2010~2023年

13.4%
17.9%
15.3%
16.9%
12.9%
14.4%
14.5%
16.3%
11.8%
13.0%
11.7%
13.2%
11.5%
13.4%
11.8%
8.5%

(※上から1~16番枠)



はい。
過去10年以上の、中山芝1600mの連対率成績を枠順別に集計すると、上記のようになります。



▼このデータを見れば一目瞭然ですが、内枠と外枠ではっきりと傾向が分かれています。

このコースで好走確率が高いのは、1~8番枠。好走確率が低いのは、9~16番枠ということになりますね。

中山芝1600mは、タイトな円形コースなので、最短距離を走れる内枠と、距離ロスが出てしまう外枠で、連対率に大きな差が出ています。

なので、このコースの狙い目は、1~8番枠の内枠の馬ということになります。



▼では次に、単勝回収率のデータを見てみましょう。


中山芝1600m。枠順別の単勝回収率データ】2010~2023年

57(%)
108
64
45
53
94
99
104
50
42
52
70
35
151
62
68

(※上から1~16番枠)



はい。
枠順別の単勝回収率データは、上記のようになります。



連対率で見ると、明らかに内枠の成績が良かったわけですが、単勝回収率で見ると、それほどの差はないことがわかります。

なぜ回収率で見ると、差がなくなるのか?

それは、「中山芝1600mは内枠有利であることを、競馬ファンは知っているので、内枠が過剰人気になりやすいから」です。

この件について、後半戦ではさらに詳しく解説していきます。


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中山芝1600mの馬券に使えるデータ

▼ということで、中山芝1600mの攻略法について、次の解説をしていきましょう。

中山芝1600mは、明らかに内枠有利だが、単勝回収率で見るとそれほどの差はなかった。

これは、内枠の馬が過剰人気になり、回収率が下がるからである。

ここまで解説してきましたね。



▼では次に、複勝回収率についても見ておきましょう。


中山芝1600m。枠順別の複勝回収率データ】2010~2023年

69(%)
84
76
67
73
73
65
74
68
69
55
71
65
73
80
86

(※上から1~16番枠)



はい。
複勝回収率で見ると、さらに内枠と外枠の差が縮まりました。



▼ここまでをまとめると、「中山芝1600mは、内枠の勝率や連対率が高いが、回収率ではそれほどの差はない」ということになります。

競馬ファンは、中山芝1600mが内枠有利なことを知っているので、内枠の馬がよく売れる。

そして、内枠の馬が過剰人気になり、外枠の馬はあまり馬券が売れなくなる。

その結果、回収率で見ると、内枠も外枠もそれほどの差がなくなるわけですね。



▼このデータを馬券に結びつけていくためには、どうすればいいのか?

私が馬券を購入する際に気をつけていることは、

・軸馬は、内枠の人気馬を選ぶ
・相手ヒモ馬は、外枠の人気薄を選ぶ


ということですね。



▼まず、「軸馬は、内枠の人気馬を選ぶ

これは、内枠の馬の連対率が高いからです。

軸馬に求められる要素は、好走確率の高さです。

軸馬の的中率が高くないと、全体の的中率も大きく下がってしまうので、軸馬は勝率や連対率が高い馬を選ぶのが基本。

中山芝1600mは、内枠の馬の連対率が高いので、内枠の人気馬を軸馬にする事で、馬券収支が安定します。



▼では次に、「相手ヒモ馬は、外枠の人気薄を選ぶ

軸を人気馬にしたら、ヒモは人気薄にするのが基本。

この場合、期待値の高い穴馬をヒモにすることによって、全体の回収率を引き上げます。

中山芝1600mでは、外枠の馬が過小評価されることが多いので、外枠は期待値が高くなりやすい。

したがって、ヒモに選ぶのは、外枠の穴馬が良いということになるわけですね。



▼▼では次に、「中山芝1600mの枠順別連対率」を、さらに分析してみましょう。

先ほどデータを紹介しましたが、このデータを見ると、まず「1番枠の連対率が低い」ことがわかります。

中山芝1600mは、内枠有利のコースなので、1番枠が最も連対率が高いように思いますが、実はそうではない。

これは何故か?



▼これに関しては、中山芝1600mは明らかに内枠有利で、他の騎手もインコースに入ろうとするので、1番枠は外から他馬に押し込まれてしまい、窮屈な競馬になることが原因と思われます。

つまり、中山芝1600mの1番枠は、外からガンガン馬が押し寄せてくるので、ポジションが取りにくくなり、不利な競馬になるわけですね。



▼そのような事情がありながら、競馬ファンは、「中山芝1600mは内枠有利だ!」という頭があるので、1番枠の馬は馬券がよく売れます。

枠順別の平均オッズを見ても、1番枠は、すべての枠順の中で最も良く売れる枠順の1つとなっています。

1番枠は、プレッシャーがかなりきつく、走りにくいのに馬券はよく売れる。

その結果、1番枠の回収率は、有利な内枠にも関わらず、低くなってしまうわけですね。



▼1番枠の回収率を分析してみると、単勝回収率57%・複勝回収率68%と、内枠にしてはかなり低い回収率になっています。

つまり、中山芝1600mでは、1番枠を重視して馬券を構成してしまうと、損をしてしまう可能性が高いわけです。

中山芝1600mは、明らかに内枠有利なんですが、1番枠だけは少し評価を下げた方が良いということになります。



▼では逆に、中山芝1600mで連対率が高い枠順はどこなのか?

データを見てみると、「2.4.6.8番枠」の連対率が高いことが分かります。

これはなぜかと言うと、「内枠の偶数枠だから」です。



▼中央競馬で有利なのは、内枠と偶数枠です。

内枠は最短距離が走れるので、芝のレースでは当然有利。

そして偶数枠というのは、2.4.6.8.10・・・番枠のことで、これも有利になります。



▼なぜかと言うと、中央競馬のゲート入りは、奇数枠の馬から先に入り、偶数枠の馬は、「後入れ」だからです。

ゲート入りは、後から入った方が有利。

なぜなら、長い時間ゲート内にいると、馬がストレスを感じてエキサイトしてしまい、出遅れるリスクが高くなるからです。

なので、小回りで先行した方が有利な中山芝1600mでは、内枠で偶数枠の「2.4.6.8番枠」の好走確率が高くなるわけですね。


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