津村明秀騎手のジョッキーデータ傾向と特徴

▼本日は、津村明秀(つむらあきひで)騎手の狙い方・買い方について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。

まず私が、津村騎手のデータ(2020年~2023年)を分析した結論から書いていきます↓


・平均単勝回収率は87%と高い。地味だが儲かる騎手

・人気別に見ると、どの人気でもまんべんなく安定した回収率を記録している。10番人気以下の大穴でも来る

・クラス別に見ると、未勝利戦とオープン特別がプラス回収。しかし重賞は単勝回収率15%、G1とG2は0%と低調

・競馬場別に見ると、新潟競馬場と中京競馬場でプラス回収。東京競馬場も91%で、左回りの広いコースが得意

・競走番号別に見ると、第1.3.4レースがプラス回収。午前中のレースで儲かる騎手

・年度別に見ると、2022年の単勝回収率が119%と素晴らしい成績。2023年も91%で、近年活躍が目覚ましい



では、これらのデータについて、具体的に解説していきましょう。



▼まずは過去3年半の、すべての成績を見てみます。


津村明秀騎手データ(2020年~2023年)
2035レース騎乗

勝率7%
連対率16%
複勝率24%

単勝回収率87%
複勝回収率82%



はい。
では、ここから馬券に使えそうなデータを抽出・分析してみたいと思います。



▼津村明秀騎手。競馬学校時代は、同期の川田将雅騎手、吉田隼人騎手、藤岡佑介騎手、丹内祐次騎手などを差し置いて、圧倒的な騎乗技術を見せつけた天才騎手。

しかし、実際に騎手になってみると、どうも大舞台に弱い。

G1どころか、G2も勝てない。

カレンブーケドールとのコンビでは、大きいレースで大活躍しましたが、2着ばっかり。

騎乗技術は確かなのに、なぜか大きいレースを勝てない騎手。それが津村騎手。



▼乗っている馬が弱い割には、よく頑張っていると思うんですが、「ビッグレースを勝ち切れない騎手」というイメージによって、強い馬が集まりにくい部分もある。

でも騎乗技術は素晴らしいので、津村騎手は、狙い所を間違えなければ儲かる騎手なんです。



▼まず、平均単勝回収率は87%と優秀な成績

全レースのトータル単勝回収率が87%というのは、リーディング上位の騎手の中では、優秀な方です。

つまり、津村騎手は儲けやすい騎手であると言えます。

特に、芝のレースに限定すると、単勝回収率97%と素晴らしい成績になります。

芝のレースの津村騎手は要注意ですね。



▼弱点としては、上述したように、「勝ち切れない」という点ですね。

1~3着までの着度数を見てみると、136-185-174、という感じで、明らかに1着が少ないわけです。

それでも単勝回収率が87%なので、津村騎手は人気薄の穴馬を勝たせる技術がある騎手と言えますね。


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津村明秀騎手の狙い目と買い方

▼ということで、津村騎手について、次の解説をしていきましょう。

先程の続き。

津村騎手は、1着が少なく、2着3着が多い。

それでも単勝回収率は高いので、穴馬を勝たせる技術がある騎手と言える。



▼では次に、人気別のデータを見ていきましょう。

津村明秀騎手データ。人気別の単勝回収率

81(%)
61
70
51
108
65
82
90
65
165
50
105
0
74
676
0
0
0

(※上から1~18番人気)



はい。
津村騎手の全成績を、人気別に集計すると、上記のようになります。



▼このデータを見て分かる事は、「津村騎手は、人気馬で勝ち切れない」という点です。

1番人気の単勝回収率は81%と平均的ですが、2番人気が61%、3番人気が70%、4番人気が51%と低くなっています。

人気馬で勝つことが、トップジョッキーへの道なので、津村騎手がもう一つブレイクできないのは、この人気馬での勝率の低さが原因と思われます。



津村騎手の上位人気馬での成績をまとめてみると、

1~2番人気→単勝回収率70%・複勝回収率82%
1~3番人気→単勝回収率70%・複勝回収率85%
1~5番人気→単勝回収率74%・複勝回収率81%


という感じで、複勝回収率に比べて、明らかに単勝回収率が低くなっています。

この特徴をしっかり理解することで、津村騎手で利益を出すことができるようになります。



▼津村騎手は、人気馬での単勝回収率が低いので、津村騎手が人気馬に騎乗している時は、単勝や1着固定の馬単・三連単は避けた方がいいです。

その一方で、人気馬に騎乗した時の複勝回収率は高めなので、津村騎手が人気馬に騎乗している時は、三連複やワイドの軸にすると、的中率と回収率が上がりやすくなります。

津村騎手の馬券を買う場合は、できるだけ複系馬券を買うようにしていくと、利益を出しやすくなりますね。



▼一方、人気馬では勝ち切れない津村騎手ですが、穴馬では意外と勝ち切ります。

10番人気の単勝回収率は165%、12番人気の単勝回収率は105%と、大穴で勝ち切るタイプ

そのため、津村騎手が大穴馬に騎乗している時に、ヒモに入れておくと、定期的に大きな馬券が引っかかったりしますね。



▼▼では次に、津村騎手のクラス別の成績を見ていきましょう。


津村騎手。クラス別の単勝回収率

新馬戦→単勝回収率143%
未勝利戦→単勝回収率123%
オープン特別→単勝回収率127%
G1→単勝回収率1227%



はい。
津村騎手の回収率が高いクラスは上記の通りです。



▼まず、津村騎手の最大の狙い目は、新馬戦と未勝利戦です。

若い馬での回収率が非常に高い傾向にある。

津村騎手は、新馬戦と未勝利戦でだけ狙っていくと、簡単に利益を出せる騎手ですね。



▼天才的な感覚を持つ津村騎手は、初めて騎乗する馬の能力を引き出すことができる。

なので、新馬戦の回収率が非常に高くなっています。


津村騎手。新馬戦の回収率

芝のレース→単勝回収率171%・複勝回収率96%
ダートレース→単勝回収率79%・複勝回収率109%


という感じで、かなりの好成績になっています。

これだけの回収率があれば、簡単に利益を出すことができてしまいます。



▼津村騎手は、芝のレースの新馬戦で、単勝回収率171%と素晴らしい成績になっています。

これは、新馬戦で大穴馬を勝たせるからです。

初めて乗る馬で、全く人気のない馬を勝たせるというのは、騎乗センスの賜物ですね。

津村騎手が、新馬戦で大穴馬に騎乗している時は、ヒモに入れておくと、たまに特大の馬券が引っかかります。



▼それに対して、新馬戦の1~2番人気の成績は、単勝回収率54%・複勝回収率74%と、低調です。

津村騎手は、新馬戦の回収率が非常に高いんですが、1~2番人気だとイマイチ。

津村騎手が、新馬戦で1~2番人気の時は、別の馬を軸にした方が回収率が上がりやすくなります。



▼それに対して、津村騎手が新馬戦で人気薄の馬に騎乗している時は、

津村騎手。芝のレースの新馬戦で5~15番人気なら、単勝回収率240%・複勝回収率112%

という感じで、恐ろしい回収率になっています。

なので、津村騎手を新馬戦で狙う場合は、人気薄の津村騎手を狙った方が良い。

新馬戦を購入する場合は、人気薄の津村騎手をヒモに入れておくと、定期的に高配当が引っかかりますね。


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