▼本日は、騎手買いについて、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・騎手買いで儲かるコツは、マイナーな騎手を狙うこと
・ルメール騎手や武豊騎手のような、超有名な騎手は、過剰人気になるので儲からないケースが多い
・儲かる騎手は、その時代によって大きく変動する。永遠に儲かる騎手はいないので、常に情報をアップデートしていく必要がある
・2020~2023年の範囲で儲かる騎手は、川田騎手・松山騎手・横山武史騎手・吉田隼人騎手あたり
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼競馬は、騎手と馬がセットで走ります。
多くの競馬ファンは、馬を見ることが多く、騎手を見る人はあまりいません。
騎手を見るとしても、リーディング上位の有名な騎手しか見ない人が多い。
しかし、騎手はしっかりデータを分析すれば、騎手データだけで利益を出すことが可能なくらい、有効な戦略になり得ます。
そこで本日は、騎手で買う戦略について、詳しく解説していきたいと思います。
▼まず、騎手で買う場合の最大のポイントは、「あまりメジャーではない騎手を狙う」ということです。
多くの競馬ファンは、ルメール騎手とか武豊騎手とか、超有名な騎手を狙う傾向にあります。
というか、あまり騎手のことを知らないから、有名な騎手を買ってしまうわけですね。
しかし、有名な騎手を買ってしまうと、馬券ではマイナス収支になります。
▼「有名な騎手は上手いから、儲かるんじゃないの?」と思いますよね。でもこれは違います。
上手いから儲かるわけじゃない。上手くても儲からない騎手は山ほどいるわけです。
これが馬券の難しいところであり、面白いところでもありますね。
▼競馬予想というのは、強い馬とか、うまい騎手を買えば儲かるというものではない。
なぜなら、競馬には「オッズ」というものが介在してくるからです。
競馬の勝ち組は、必ずオッズを見ている。
「オッズを制するものは馬券を制す」と言っても過言ではないわけです。
▼これは、騎手買いでも全く同じことが言えます。
騎手を狙う場合でも、必ずオッズを見なければならない。
例えば、同じ馬に騎乗しても、単勝5倍にしかならない騎手もいれば、単勝2倍まで下がってしまう騎手もいるわけです。
ルメール騎手などはその代表的な例で、ルメール騎手が騎乗するだけで、オッズは大きく下がってしまいます。
だから、近年のルメール騎手は、全く儲からない騎手になってしまった。
ルメール騎手は、的中率は高いんですが、回収率が上がらない。
なので騎手買いするなら、超有名な騎手よりも、少しマイナーな騎手を狙うのが有効になるわけですね。
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▼競馬ファンの最終目標である「年間プラス収支」
これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。
私が、年間プラス収支を達成できたのは、
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騎手買いのコツ
▼ということで、騎手買いについて、次の解説をしていきましょう。
騎手で買う場合は、少しマイナーな騎手を狙った方が儲かる。
もうちょっと詳しく言えば、「名前はマイナーだけど、腕はある騎手」を狙うことが大切です。
▼馬券というのは、結局のところ、「いかに他の競馬ファンが買わない馬券を買うか?」が最大のポイントになります。
これができれば、年間の馬券収支をプラスにできるわけです。
ちなみに、私の年間馬券収支はプラスになっていますが、常に他の競馬ファンが買わないような馬券を買うことを意識しています。
▼騎手買いで儲けたければ、「上手い騎手」を買うのではなく、「儲かる騎手」を買わなければならない。
これは絶対条件ですね。
では、どの騎手が儲かる騎手なのか?
データ分析の結果を掲載してみましょう。
【回収率が高い儲かる騎手。全レース対象】2020~2023年
川田騎手→単勝回収率87%
松山騎手→単勝回収率86%
横山武史騎手→単勝回収率92%
吉田隼人騎手→単勝回収率94%
鮫島克駿騎手→単勝回収率87%
横山和生騎手→単勝回収率91%
はい。
2020~2023年の範囲で、フィルタリングを一切せず、単勝回収率が高い騎手を抜き出すと、上記のようになります。
▼ルメール騎手も、武豊騎手も入っていませんね。
ちなみに、この2人の成績も見てみましょう。
ルメール騎手→単勝回収率69%
武豊騎手→単勝回収率71%
はい。
かなり低い回収率になっていることがわかると思います。
▼ルメール騎手も武豊騎手も、技術的には非常に高い、上手い騎手なのに、なぜ回収率は低くなっているのでしょうか?
これこそが、先ほどから解説している、「過剰人気」の影響によるものです。
▼ルメール騎手と武豊騎手は、あまりにも有名すぎる。
有名すぎて、めちゃくちゃ馬券が売れるわけです。
その結果、馬の好走確率以上に馬券が売れてしまい、オッズが下がって、回収率も下がるわけです。
なので、騎手買いで儲けたければ、このような超有名な騎手を狙ってはならない。
競馬初心者さんが知らないような騎手で、実力のある騎手を狙っていくことが、騎手買いで利益を出すためのポイントになるわけですね。
▼▼では次に、「儲かる騎手は、時代によって変化する」という点について。
ここまで、騎手馬券で儲けるためには、上手い騎手ではなく、儲かる騎手を買わなければならないと説明してきました。
競馬ファンがあまり見ていないような、「密かに上手い騎手」→このような騎手を買えば儲かるわけです。
▼ただ注意点として、儲かる騎手は時代によって変動することを忘れてはなりません。
儲かる騎手は、常に儲かるわけではない。
今まで儲かっていた騎手が、急に儲からなくなることもある。
逆に、今まで期待値が低かった騎手が、急に高期待値になることもあるわけです。
▼これはなぜかと言うと、競馬ファンの投票傾向が変わるからですね。
今まで誰も見ていなかったような、ひそかに上手い騎手。
そのような美味しい騎手も、マスコミに持ち上げられ、競馬ファンの目につくようになると、馬券が売れるようになり、期待値が下がるわけです。
▼例えば、アンカツ(安藤勝己騎手)や、岩田康誠騎手などは、地方競馬に所属していた時、中央競馬に乗りに来ても馬券が売れなかった。誰も知らないからです。
でも彼らは、地方競馬に所属していた時から腕があったので、中央競馬に乗りに来ると、かなり回収率が高かったわけです。
私も当時、彼らの馬券でかなり儲けさせてもらいました。
▼そんなアンカツ騎手や岩田騎手も、大きな舞台を求めて中央競馬に挑戦してきました。
そうすると、大活躍するわけですね。元々上手いわけですから。
そして競馬ファンに認知される。
「アンカツは凄いぞ!」とみんなが思うわけです。
▼すると、アンカツの馬券はよく売れるようになる。オッズが下がる。
こうなってしまうと、もうアンカツの馬券は美味しくないんですね。
馬券というのは、常に過小評価されている部分に旨味があるので、競馬ファンに認知されてしまったら、もうそこで終了なんです。
▼このような傾向は、地方騎手だけでなく、外国人騎手でも見られます。
ルメール騎手やMデムーロ騎手は、中央競馬の騎手になる前は、短期免許で日本の競馬に参戦していました。
その時代の彼らは、非常に期待値と回収率が高い騎手だった。
でも彼らも、中央競馬の騎手になり、その技術が競馬ファンに浸透すると、平凡な回収率に下がってしまった。
このように、儲かる騎手というのは、時代によって移り変わっていきます。
なので、騎手で儲けるためには、常に最新のデータを頭に入れておく必要があるわけですね。