▼本日は、レース選びについて、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・私が勝ちやすいと思うレースの選び方は、まず狙う配当を決めて、その配当が出そうなレースを選ぶ、という形。
・例えば、中穴狙いなら、「午後の特別戦・13~16頭立て・別定戦」といった条件で、レースを選んでいくイメージ
・本命党は堅く収まりそうなレースを選び、穴党は荒れそうなレースを選ぶのが、馬券で勝つための基本になる
・配当に影響を与えるファクターは、「出走頭数」「平場・特別戦」「別定戦・ハンデ戦」などである
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼競馬がパチンコと決定的に違う部分は、「勝負するレースを選べる」という所です。
パチンコでも台は選べますが、台を決めたら、あとはひたすら回すだけ。勝負する場面を選べません。
▼競馬では、勝負するレースも、購入する馬も、すべて自分で決めることができる。
これは競馬の強力なアドバンテージであり、これをうまく利用すれば、パチンコより控除率が高い競馬でも、普通に利益を出すことが可能になります。
▼競馬には、1日最大で36レースあります。
3つの競馬場で、それぞれ12レースづつあるので、合計36レースですね。
▼この36レースの中から、最も自分が勝ちやすいレースを選ぶことになる。
このレース選びの段階で、馬券収支の半分以上は決まったようなものです。
逆に言えば、レース選びが適当なら、その時点で負ける確率は急上昇するわけです。
▼では、どのようなレースを選べば勝てるのか?
まず、レース選びの基本的な考え方を解説してみます↓
・午前中の平場レース
・午後の平場レース
・午後の特別戦
・重賞レース
・最終レース
はい。
レース選びをざっくりと分けると、上記の5つに分類されます。
▼この中で、私が最も勝ちやすいと思うレースは、「午後の特別戦」ですね。
人それぞれ、馬券の購入方法が違うので、勝ちやすいレースも違うわけですが、中穴狙いの私にとっては、午後の特別戦は非常に勝ちやすい条件です。
▼特別戦というのは、「レース名がついているレース」です。
「~~特別」みたいな感じのレース名がついているレースは、特別戦ですね。
▼それに対して、「3歳以上1勝クラス(500万下)」というように、レース名がついていないレースは、平場レースです。
平場は、第1レースから第8レースまでに組まれることが多く、下級条件のレースが多いです。
▼まず、レース選びを大きく2つに分けると、「平場か?特別戦か?」というところで迷うと思います。
どちらでも勝てますが、馬券の買い方は大きく違ってきます。
▼平場は、強い馬と弱い馬の差が大きく、比較的わかりやすい決着になることが多いです。
なので平場では、買い目点数を絞って、少ない買い目で固めの配当をゲットしに行くのが、効率の良い買い方になります。
▼それに対して、特別戦は、各馬の能力が接近しており、平場より荒れやすい。
なので、平場よりも買い目点数を増やして、手を広げながら、中穴狙いしていくのが、効率が良い買い方だと思うわけです。
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どのレースを買えばいいのか?
▼初心者さんでも勝てるレース選びについての考察を続けます。
先ほどの続き。
「午前中の平場レース」は、固い決着になることが多く、あまり買い目点数を増やしてしまうと、トリガミ連発のリスクがあります。
なので、午前中の平場レースでは、できるだけ買い目を絞って、ピンポイントで的中させるスタイルが向いている。
▼という事は、本命党の人は、午前中の平場レースから勝負レースを選んでいくと、回収率が上げやすいということになる。
あるいは、多点買いが嫌いな人。
馬連1~2点で勝負することが多い人は、午前中のレースを選んでいくと、馬券収支が良くなっていくと思います。
▼次に、「午後の平場レース」
これは、午前中の平場と比べると、少し荒れやすくなります。
特別戦よりは予想しやすいと思いますが、やや荒れることを想定して馬券購入した方が良い。
▼午後の平場レースを選ぶ人は、本命サイド~中穴狙いのタイプが良いですね。
午前中の平場より、買い目点数を多めにセットして行くのがコツです。
午後のレースでは、あまり買い目点数を絞り込むと、的中率が下がってしまうので、少し広めに攻めていくのがお勧めです。
▼次に、「午後の特別戦」
これは先ほども書きましたが、私の主戦場です。
第9レース~第11レースに組まれることが多く、賞金も高いので、レースが盛り上がります。
▼午後の特別戦では、「三連複の中穴狙い」が的中しやすいですね。
特に、頭数が13頭以上の特別戦では、中穴決着になりやすく、そこをピンポイントで狙っていくと、長期回収率が高くなりやすい。
▼なので、三連複で中穴狙いする人は、午後の特別戦を選んでいくと良いかと思います。
尚、中穴狙いの場合は、ダート戦よりも芝のレースを選ぶと、荒れやすくなるので効率よく中穴馬券を取ることができますね。
▼次に、「重賞レース」
競馬の花形。
多くの競馬ファンは、重賞レースを中心に馬券購入すると思います。
▼ただ、重賞レースは、最も難しいレースタイプでもあります。
その原因は、大荒れになりやすいこと。
重賞レースでは、各馬の仕上がり状態が良く、頭数も多いので、中穴よりさらに荒れて、大荒れになりやすいんですね。
なので、的中率は下がりやすくなります。
逆に言えば、穴党の人は、重賞レースを選んでいけば、定期的に大きな配当をゲットすることができると思います。
▼▼重賞レースは、想定される配当の範囲が、本命サイドから大穴まで幅広くなっています。
なので、レースによって配当がどれくらいに収まるのかを判断する目が必要になるわけです。
そう考えると、重賞レースは初心者向きでは無い。
初心者さんほど重賞レースに手を出しがちですが、慎重に考えた方が良いと思います。
▼重賞レースには、有名な馬がたくさん出てきます。
なので、競馬予想をしていても、地味なレースより、重賞レースの方が楽しいですよね。
それはよくわかります。
ただ、楽しさと利益は別に考えた方が良い。
▼上述したように、重賞レースというのは想定配当が、「本命サイド」「中穴」「大穴」の全種類に渡ります。
なので、その重賞レースを見た瞬間に、この3種類のうちのどこで決まりそうか?これを判断できなければならないわけです。
▼慣れれば一瞬で分かるようになりますが、最初は難しいです。
もちろん、慣れている人でも百発百中で当てる事は出来ませんが、おおよその配当は予測できる。
そして、想定される配当ゾーンを中心に、馬券を構成していくわけです。
これが重賞レースの基本戦略になります。
▼しかしながら、競馬初心者さんの場合は、まず想定配当を出すことができない。
なので、そのレースがどれくらいの配当で決まるかがわからないわけです。
想定配当が分からないと、馬券を購入する場合でも、どこを購入していいかわからないわけですね。
結局、競馬新聞をなんとなく読んで、なんとなく印がたくさんついている馬を購入する。
このような重賞レースの買い方をしている人が多いと思います。
▼ただ、このような、なんとなくの戦略では、重賞レースで利益を出すことは難しいです。
たまに的中したとしても、その瞬間は儲かりますが、すぐにその利益は飲まれてしまう。
自分の中に明確な戦略がない限り、利益を積み重ねることはできないわけです。
▼なので、重賞レースでなかなか利益が出せない競馬初心者さんなどは、まず重賞レースにこだわるのをやめた方が良い。
競馬は重賞レースだけではありません。
もちろん重賞レースは楽しいので、レースを見るのは良いと思います。
しかし、馬券は別に考えた方が良い。
実際に自分自身の馬券収支を、クラス別に出してみるとわかります。
計算してみると、重賞レースで1番負けている、という人が多いのかなと思うわけです。
▼▼では次に、競馬初心者さんでも勝ちやすい「レースの選び方」について、具体的な例を出して考えてみましょう。
【札幌記念2021年】
1着 ソダシ(2番人気)
2着 ラヴズオンリーユー(1番人気)
3着 ペルシアンナイト(8番人気)
馬連470円
三連複3020円
はい。
このレースは、重賞レースですが、レース条件が本命サイド~中穴で決まりやすい条件でした。
▼札幌記念は、夏競馬では唯一のG2レース。
そして、ハンデ戦が多い夏競馬の中で、珍しい別定戦。
2021年は、頭数も13頭と手頃。
という感じで、それほどの大波乱はないと考えることができます。
▼大荒れがないとしたら、決着傾向は、本命サイドか中穴ということになります。
オッズバランスは、1番人気と2番人気が抜けている、2強オッズ。
しかし、3番人気以下は大混戦のオッズ。
このことから、馬連なら本命サイド、三連複は3着ヒモ荒れが想定できます。
▼オッズ断層は、2番人気までと、9番人気までに断層がある。
オッズ断層というのは、オッズに大きな落差がある部分ですね。
競馬では、このオッズ断層が決着傾向に影響を与えます。
2021年の札幌記念では、2番人気と3番人気の間に大きなオッズ断層があり、1~2番人気が強いことがわかります。
また、 9番人気と10番人気の間にも大きなオッズ断層があり、ヒモは9番人気までで決まる確率が高いことがわかるわけです。
▼従って、このようなオッズバランスのレースでは、本命党の人は、馬連1-2番人気の1点勝負。中穴党の私は、1-2番人気を軸2頭とした三連複で勝負するのがベターということになります。
軸2頭三連複の場合、ヒモは上述した通り、9番人気まででオッズ断層があるので、3~9番人気からヒモを選ぶことになります。
全部買っても7頭なので、全部購入してもOKです。
▼結果は、1着が2番人気のソダシ。2着に1番人気のラヴズオンリーユーが入り、馬連は想定通りの470円。
そして、3着に8番人気のペルシアンナイトが入り、三連複軸2頭で綺麗に決まって、配当は3020円となりました。
▼このように、正しいレース選びを行うことができれば、馬券も簡単に当てることができます。
多くの競馬ファンは、レース選びを適当にして、細かい予想にばかり時間をかけている。だから勝てないわけです。
そうではなく、予想は多少適当でもいいから、しっかりレース選びに時間をかけると良いです。
レース選びだけで、馬券収支が決まってしまうと言っても過言ではありません。
しっかりと「レースを選ぶ」事を意識してみてください。
▼▼では次に、「レース条件からレースを選ぶ」手法について考えてみましょう。
競馬のレースは、どれも同じように見えて、実はそのレース条件は千差万別です。
そして、レース条件によって、決着傾向や配当が決まってくるわけです。
つまり、レース条件をしっかり分析・判断できるようになれば、想定配当を読むことができ、馬券的中に大きく近づくことになります。
▼では、レース条件とはどういうものか?
具体的に見ていきましょう。
【配当に影響を与えるレース条件】
・出走頭数
・午前/午後
・平場/特別戦
・別定戦/ハンデ戦
・1番人気の単勝オッズ
・オッズ断層
はい。
まずはこれらが、レース選びの際の基本ファクターになります。
▼まず、「出走頭数」について。
頭数は、レース選びの基本中の基本ですね。
競馬の場合、出走頭数が多ければ多いほど、波乱になりやすい。
逆に、出走頭数が少なければ少ないほど、固い決着になりやすいです。
従って、本命党の人は少頭数のレースを選び、穴党の人は多頭数のレースを選ぶことになります。
出走頭数の判断の目安は、大体13頭くらいですね。
13頭より多ければ多頭数、13頭より少なければ少頭数、というイメージで捉えていくと良いかと思います。
▼では次に、「午前/午後」について。
競馬のレースは、午前中と午後のレースで、傾向が大きく違います。
午前中のレースは、本命サイドのガチガチ決着と、大波乱が多く、午後のレースは中穴決着が比較的多いです。
私の場合は、中穴狙いなので、午後のレースを主戦場にしています。
逆に、本命党の人や、大穴党の人は、午前中のレースを狙っていくと、的中率と回収率が上がりやすくなると思います。
▼「休日は、ただなんとなく朝から夕方まで馬券を買い続けている」という競馬ファンも多いわけですが、これはやめた方がいいです。
「自分はどれくらいの配当を狙うのか?」まずはこれを明確にして、「その配当が出現しやすいのはどのレースか?」というアプローチでレースを選んでいく方が、はるかに馬券収支は良くなると思いますね。