何枠が有利?内枠有利?

▼本日は、枠順の有利不利について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。

まず、結論から書いていきます↓


・芝のレースは内枠有利になりやすい

・ダートのレースは外枠有利

・かつ、ダートでは偶数枠と大外枠も有利になる

・芝でもダートでも、4番枠は有利な枠になる



ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。



▼競馬では、内枠から順番に、1番枠・2番枠・3番枠・・・と、枠順が割り当てられています。

最内が1番枠で、大外枠が18番枠ですね。



▼馬券を購入する場合も、この馬番をマークシートで塗って、馬券購入することになります。

なので、枠順は競馬ファンにとっても、気になるファクターの1つでしょう。



何枠が有利なのか?
これについては、「芝なのか?ダートなのか?」「短距離か?長距離か?」によって、大きく違ってきます。

基本的な考え方としては、


・芝のレースは内枠有利になりやすい。1~8番枠が中心

・ダートのレースは外枠有利になりやすい。大外枠は要注意

・ダートのレースでは、偶数枠の回収率が高くなることが多い

・芝のレースは、1枠1番の好走確率が高い



はい。
このような感じになります。



▼まず、芝のレースについてですが、芝のレースはスピード競馬になるので、最短距離を走れる内枠の馬が強いです。

連対率で言えば、

・1番枠⇒連対率17%
・17番枠⇒連対率6%


これくらい違うわけですね。

ちなみにこれは、過去5年程度の、重賞レースのデータです。



▼芝のレースでは、外枠が不利になりやすい。

最悪なのは、上述したように、17番枠ですね。

17番枠は、奇数枠で後入れ。しかも外枠という、デッドゾーンなのです。



次に、ダートのレースですが、こちらは外枠有利になりやすいです。

ダートは砂の上を走るレースなので、内枠は砂をかぶってしまい、馬が走る気をなくしてしまいやすいです。



▼ダートレースで、好走確率が高い枠順は、4番枠と14番枠になっています。

4番枠は、偶数枠の後入れで、好位を取りやすい内目の枠。

14番枠は、偶数枠の後入れで、外枠なので出遅れても対応できる枠になります。



▼あとは、「ダートの大外枠」は、好走確率が高くなっています。

ダートの場合、包まれると砂まみれになってしまい、身動きが取れなくなる。その点、大外枠は動きやすいわけですね。

ダートの大外枠の回収率は、単勝回収率97%と非常に高い数字になっています。

これも重賞レースのデータです。



▼次に、「芝のレースの1枠1番

これは好走確率が高くなります。

スピードレースになりやすい芝重賞レースで、最短距離を走ることができる1枠1番は、やはり馬券になりやすい。

すべての枠の中でも、勝率・連対率・複勝率はトップクラスになっています。

芝の重賞レースで、1枠1番は要注意ですね。


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芝とダートで強い枠順は?

▼どの枠が儲かるか?についての考察を続けます。

先ほどの続き。

ダートのレースでは、偶数枠が有利になりやすい。

これは、偶数枠は後入れで、出遅れのリスクが下がることが原因だと思われます。



それに対して、芝のレースでは、偶数枠も奇数枠も、ほとんど差がありません。

若干だけ、偶数枠の方が好走確率が高くなっていますが、ダートほど大きな差は無いわけです。



▼芝のレースでは、先入れで出遅れたとしても、後方から差す競馬ができる。

ダートだと、出遅れて後方からの競馬になってしまうと、その時点で終了ということも多々あります。



▼ダートの場合、下が砂なので、スピードに乗りにくい。

そのため、なかなか後方から差し切るのは難しいわけです。

だからダートのレースでは、スタートが非常に重要になる。

そう考えると、ダートではやはり、後入れの偶数枠が有利になるわけです。



▼具体的なレースについても見てみましょう。

「第8回JBCレディスクラシック」は、JRAでの開催で、京都コースで行われました。

ここでの枠順に注目すると、


1着アンジュデジール(16番枠)6番人気
2着ラビットラン(4番枠)1番人気
3着ファッショニスタ(15番枠)5番人気



はい。
ちなみにこのレースは、私が三連複70倍を簡単に当てたレースです。



▼まず勝ったのは、ダート重賞で有利と書いてきた、大外枠のアンジュデジール。

6番人気とちょうどいい中穴だったので、ヒモの1番手でした。



▼2着が、これもダート重賞で期待値の高い4番枠、ラビットラン。

ここは、2番人気のクイーンマンボと軸を迷うレースでしたが、クイーンマンボはダートでは鬼門の3番枠。

枠順から考えると、ラビットランの軸も迷わず決まるところでした。



▼3着は、外枠15番枠のファッショニスタ。

ダートで有利な外枠。5番人気とちょうどいい中穴。

これもヒモに迷わず入れても良いタイプでした。



▼これだけ綺麗に条件が揃って、三連複が7060円もつくのは、非常においしい配当と言える。

ダート重賞レースでは、このように枠順で簡単に取れるレースがたくさんあります。

ダートの基本的な考え方としては、「偶数枠有利」「大外枠有利」「内の奇数枠は不利」

これを頭に入れておけば、ダート重賞で好配当を簡単に当てることができると思います。



▼▼同じような考え方ができるレースとして、2018年のフェブラリーステークス。
結果と枠順を見てみましょう。


1着ノンコノユメ(12番枠)4番人気
2着ゴールドドリーム(14番枠)1番人気
3着インカンテーション(6番枠)6番人気



はい。
このレースは、偶数枠のワン・ツー・スリーでした。

軸馬は、外目の偶数枠ということで、迷わずゴールドドリーム。

ここから、中穴の偶数枠に流すだけで、簡単に三連複6540円が的中できるレースでした。



▼ちなみにこのレース、4着は、大外枠のサンライズノヴァ(16番枠)でした。これもデータ通りですね。

このように、ダートのレースでは、有利な枠順を頭に入れておくだけで、簡単に馬券を的中できるケースがあります。

毎回このように綺麗に決まる訳では無いですが、なんとなく馬券購入するよりは、はるかに精度は高くなると思います。



▼では次に、芝のレースも見てみましょう。

芝のレースでは代表的な、「1枠1番」について。

例えば、 2019年のデイリー杯2歳ステークス


1着レッドベルジュール(1番枠)3番人気
2着ウイングレイテスト(10番枠)7番人気
3着ペールエール(3番枠)1番人気



はい。
ここは、軸馬を迷うレースでしたが、京都競馬場の芝重賞では圧倒的なパフォーマンスを誇る、1枠1番のレッドベルジュールが武豊騎手に乗り替わりだったので、絶好の狙い目でした。



▼私の場合、基本的に芝のレースでは、中穴を狙うので、ヒモも中穴をセット。

これだけで、三連複9560円は、かなり美味しいレースでした。

このレースは、1番人気のペールエールが軸でも的中でしたが、馬単や三連単の1着固定を狙うのであれば、1着が必要なので、1枠1番狙いが有効になるわけです。



▼では次のレース。

2019年の札幌記念です。


1着ブラストワンピース(1番枠)3番人気
2着サングレーザー(10番枠)4番人気
3着フィエールマン(9番枠)1番人気



はい。
ここも、1枠1番のブラストワンピースを軸にする事で、簡単に馬券が当たるレースでした。



▼ヒモも人気馬が入ってしまったので、配当は低かったわけですが、三連単なら万馬券なので、難易度の低さを考えると、美味しい馬券と言えます。

ここで重要なのは、目先の配当ではなく、「芝の重賞レースで、1枠1番は儲かる」というデータを確認することですね。

重賞レースの場合、ハイレベルなレースになることがほとんどなので、最短距離を走れる1枠1番は、馬券的においしい枠順と言えます。



▼▼では次に、競馬では何枠が有利なのか?について、具体的なデータを見てみましょう。


芝重賞レース。枠順別連対率】2016~2021年

15.6%
13.3%
15.4%
13.7%
12.1%
18.5%
13.8%
14.3%
14.7%
15.2%
12.2%
10.9%
13.1%
12.4%
10.5%
10.3%
9.4%
10.9%

(上から1~18番枠)



はい。
過去5年半の重賞レースの連対率を、枠順別に集計すると上記のような数字になります。



▼連対率のデータですが、一目瞭然ですね。

芝の重賞レースにおいては、外枠になるほど連対率が下がっていくのがわかります。

このことから、芝の重賞レースでは、内枠が有利で外枠は不利と言えます。

具体的には、11番枠から外は連対率が下がり、15番枠から外はさらに連対率が下がっています。



▼では次に、中央4大競馬場に限定して、枠順別データを集計してみましょう。


芝重賞レース。枠順別連対率。中央4場】2016~2021年

17.1%
13.3%
15.5%
14.1%
11.6%
18.7%
15.6%
14.5%
14.6%
16.4%
11.7%
11.1%
11.9%
10.9%
9.9%
9.8%
7.1%
11.5%

(上から1~18番枠)



はい。
先程のデータから、ローカル開催を除外して、中央4場のデータに絞り込んでみました。



▼ローカル開催を除外すると、さらに内枠有利の傾向が顕著になります。

つまり、東京・中山・京都・阪神の4大競馬場の芝レースでは、かなり内枠有利になりやすいと言えます。



▼では次に、同じ条件で、複勝率(3着内率)のデータも見てみましょう。


芝重賞レース。枠順別複勝率。中央4場】2016~2021年

25.2%
23.9%
22.8%
21.7%
17.9%
27.8%
24.3%
22.3%
19.8%
24.5%
16.0%
14.2%
20.3%
15.4%
14.9%
14.3%
9.2%
15.9%

(上から1~18番枠)



はい。
データを連対率から複勝率に切り替えて見ても、明らかに内枠の方が、好走確率が高いことが分かります。



▼このように、中央場所の芝重賞レースでは、内枠の馬の方が有利になっています。

中央場所では、1~10番枠の好走確率が高く、11番枠から外の枠は、連対率・複勝率ともに下がります。

これを頭に入れておけば、軸馬をなるべく内枠の馬にしたり、ヒモに迷ったら内枠の馬を選択するなど、的中率を高める工夫ができると思います。



▼▼さてここまでは、重賞レースの枠順データを見てきました。

では次に、「平場」のデータを見てみたいと思います。

平場というのは、「レース名が付いていないレース」

「3歳・1勝クラス」というようなレースで、主に第1レース~第8レースまでに組まれることが多いです。

ではデータを見てみましょう。


平場。枠順別の連対率データ。芝。中央4場】2019~2022年

15.0%
16.1%
14.9%
16.9%
15.5%
17.5%
14.7%
15.9%
14.6%
13.5%
13.7%
13.1%
11.8%
11.7%
9.0%
13.6%
8.6%
10.0%

(上から1~18番枠)



はい。
芝のレースの平場に限定して、枠順別のデータを集計すると上記のようになります。



▼平場に限定しても、やはり内枠の方が連対率が高いのが分かります。

重賞レースほど顕著な結果ではありませんが、平場でも、13番枠より外の極端な外枠は、連対率が大きく下落します。

なので、芝のレースを購入する場合は、13番枠より外の馬は好走確率が低くなることを念頭に置いて予想すると、的中率が上がりやすくなるわけです。



▼では次に、連対率を複勝回収率に置き換えて、データ分析してみましょう。


平場。枠順別の複勝回収率データ。芝。中央4場

78(%)
66
70
75
70
83
67
72
71
75
67
61
61
67
65
69
56
75

(上から1~18番枠)



はい。
芝レースの平場での複勝回収率を枠順別に集計すると、上記のようになります。



▼複勝回収率の数字を見ても、内枠の方が総じて回収率が高いのが分かります。

芝のレースでは、内枠の馬を重視して馬券を構成すると、的中率だけでなく、回収率も高くなりやすいということです。

もちろん、トラックバイアスの状況によっては、芝のレースでも外枠有利になることはありますが、全体の平均を見ると、芝のレースでは内枠が有利になるケースが多いわけです。



▼なので、芝のレースでは、取捨選択に迷ったら内枠をチョイスして行く。

逆に、ダートのレースでは、外枠を優先的に選択していく。

これだけのシンプルな戦略でも、的中率と回収率を引き上げることが可能になるわけですね。


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