的中率と回収率を上げる方法

▼本日は、的中率と回収率の上げ方のコツについて、当研究所の見解を書いてみたいと思います。

まず、結論から書いていきます↓


・的中率を上げる方法は簡単で、①買い目点数を増やすか ②合成オッズを下げる

・合成オッズを下げるというのは、つまり本命サイドを狙うということ

・回収率を上げる方法は、①期待値が高い馬券を買う ②勝ち逃げする ③反動を狙う

・基本的に、的中率と回収率はトレードオフの関係にあり、どちらかが上がると、どちらかが下がることが多い



ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。



▼自分の馬券成績を分析する際に、最も重要な指標となるのが、「的中率と回収率」です。

的中率とは、自分の馬券が的中した割合を表します。

回収率とは、自分が賭けたお金が、何%戻ってきたかを表します。




▼それぞれの算出方法は以下の通り↓


的中率= 的中レース数÷購入レース数×100

回収率= 払戻総額÷購入総額×100




▼基本的に、この的中率と回収率は、相反する関係になりやすいです。

的中率を上げに行くと、回収率が下がりやすくなるし、回収率を上げに行くと、的中率が下がりやすくなります。



▼なので、最初に自分が求める的中率と回収率のバランスを決めておくのが良いかと思います。

私の場合は、「的中率30%・回収率120%」くらいを目標にしています。

実際の数値は、年間収支で、「的中率25%・回収率115%」くらいになることが多いです。



▼では、それぞれの数値を上げる方法について考えてみましょう。

まず、「的中率を上げる方法

これについては、ポイントが2つあります↓


①買い目点数を増やす
②合成オッズを下げる


この2点ですね。



▼的中率を上げる方法は簡単です。

馬券の的中率というのは、買い目点数を増やせば増やすほど上がるし、合成オッズを下げれば下げるほど上がるわけです。

例えば、単勝馬券を18頭すべて購入すれば、的中率は100%になりますね。



▼「そんなの当たり前だろ!」と怒っちゃう人もいるんですが、まずはこれをしっかり認識しておくことが重要です。

買い目点数を増やせば、的中率なんかいくらでも上げることができる。

そう考えると、「馬券が当たらなくてショックを受ける」なんて、バカバカしいことがわかります。



▼馬券が当たらないのは、自分が勝手に当たり馬券を排除しているからなんですね。

全通り買えば、的中率は100%になる。

あとは、回収率が100%を超えるように、買い目を減らして調整していけばよい。


ここは非常に重要なポイントです。



▼多くの人は、少ない買い目点数で的中させようとしてしまう。

だから当たらないわけです。

なぜ少ない買い目点数にするかというと、資金力がないからです。

他のギャンブルでも同じですが、競馬では資金力がある人が圧倒的に有利になります。

なぜかというと、上述した通り、資金力さえあれば、的中率を自由自在にコントロールできるからです。


競馬の年間収支をプラスにするサイトを公開

▼競馬ファンの最終目標である「年間プラス収支」

これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。

私が、年間プラス収支を達成できたのは、

やっぱり⇒『このユニークなサイト』で学んだからです。




競馬で的中率を上げる秘訣

▼的中率と回収率を上げるコツについての考察を続けます。

先ほどは、買い目点数を増やせば、的中率は簡単に上がる事を解説しました。

ここでは、「合成オッズを下げる」ことについて考えてみたいと思います。



▼合成オッズとは、簡単に言えば、「自分の馬券が的中した時に、お金が何倍になるか?」という目安です。

1点買いであれば、3倍とか5倍とかわかりやすいんですが、10点買いだと、的中した時に平均で何倍になるかわからないですよね?

そこで、この10点を平均化して、倍率を出したものが、合成オッズです。



▼合成オッズに関しては、別の記事で詳しく解説しているので、そちらをご参照下さい。

参考記事
 ↓
合成オッズとは?



▼的中率の話に戻りましょう。

的中率を上げる方法は2つあって、まず1つ目が、先ほど解説した「買い目点数を増やす」こと。

そしてもう一つが、「合成オッズを下げる」ことです。



▼合成オッズを下げるというのは、簡単に言えば、本命サイドを購入するということです。

大穴狙いすると、馬券はほとんど当たりませんが、本命サイドを狙えば、馬券は簡単に的中します。



▼これも当たり前なんですが、非常に重要なポイントになります。

本命サイドを購入すれば、簡単に馬券は当たるのに、なぜ多くの人の馬券は当たらないのか?

それは、高配当を狙って、本命サイドを捨てるからです。



▼「こんな固い馬券当ててもしょうがない!俺は大穴狙いで行くぜ!」

↑これをやるから、馬券が当たらなくなるわけです。

なぜ堅い馬券で勝負しないかと言うと、これも先ほどと同じ、資金力がないからなんですね。



▼手元にお金が500円しかない場合、500円を3倍に増やしても、1,500円にしかならない。

でも、500円で万馬券が当たれば、1万円になるわけです。

だから資金力がない人ほど、穴狙いに走る傾向にあるわけ。



▼資金力がある人は、1万円を3倍に増やせば、3万円になります。

合成オッズ3倍を的中させるのは、それほど難しくないので、比較的高い確率で1万円が3万円に増えることになります。

それに対して、資金力がない人は、無謀な穴狙いで500円を1万円にしようとする。

でも、穴狙いではほとんど馬券は的中しないので、高い確率で賭け金の500円を失う(失い続ける)ことになります。

このように、競馬では残酷なまでに、資金力の差が馬券収支の差になってしまうわけなんですね。



▼▼さて、ここまでは的中率を上げる方法を考えてきました。

では次に、「回収率を上げる方法」を考えてみましょう。



まず、基本的な考え方として、「的中率と回収率は相反する」と考えておいた方がよいです。

この2つはトレードオフ、つまりどちらかが上がればどちらかが下がるという、シーソーのような関係にあるということです。



▼これを理解しておかないと、「的中率80%!回収率300%!大儲け間違いなし!」⇒このような悪徳サイトに大金を奪われます。

競馬の仕組みをしっかり理解している人なら、的中率80%・回収率300%が、完全に捏造されたものだとわかるわけです。

明らかに現実的では無い。

でも、競馬のベーシックな的中率と回収率を知らない人は、「おお!すごい!これで俺も大金持ちだ!」と興奮し、大金を悪徳サイトに貢ぐわけです。



▼競馬の目的は、「年間プラス収支」だと私は思っています。

そして、年間プラス収支になる時の回収率というのは、大体105~120%くらいに収束することが多いです。私の場合ですが。



▼競馬の控除率は、平均で25%あるので、年間回収率150%というのは、かなり無理があります。ほぼ不可能です。

これを知っておけば、「回収率150%間違いなし!」みたいな悪徳サイトに引っかかる事はなくなります。



▼さて、では回収率を上げるためにはどうするばいいのか?

回収率を上げる方法↓
・期待値の高い馬、期待値の高い馬券を選んで購入する
・勝ち逃げする
・反動を狙う



はい。
回収率を上げる方法は、主にこの3つですね。



▼まず最初に、「期待値の高い馬券を購入する

これが回収率を上げるために、最も重要なポイントになります。



▼馬券には、「期待値の高い馬券」と「期待値の低い馬券」が存在しています。

同じ単勝オッズ3倍の馬でも、「期待値の高い単勝オッズ3倍」と「期待値の低い単勝オッズ3倍」がいるわけです。



▼ほとんどの競馬ファンは、この期待値という概念を理解していない。

だからほとんどの競馬ファンは、年間の馬券収支がマイナスになるわけです。

そして、期待値を意識して馬券購入している、ほんの一部の人だけが、競馬の勝ち組として利益を独占するわけです。



期待値というのは、「オッズと好走確率のズレ」から生じます。

オッズは競馬ファンが作るので、オッズには間違いがあるわけです。

その間違いを突いていくことで、回収率を上げることが可能になるわけですね。



▼▼では、期待値の高い馬はどうやって探せばいいのか?

これには、「自分の物差し」が必要になります。

自分の物差しとオッズを比較することによって、期待値を推測するわけです。



▼競馬の期待値は、目に見えません。

パチンコやパチスロなら、期待値判断が出来るんですが、競馬の場合はあくまでも自分の推測になります。

その推測をするために、自分の物差しが必要なわけです。



▼モノサシには、いくつもの種類があります。

当ブログでよく推奨しているのは、

・データ
・血統
・パドック


ですね。
この3つのうち、どれか1つを極めて、それを期待値分析のモノサシにするというわけです。



▼ちなみに私の場合は、データ派です。

パソコンの競馬データ分析ソフトを使って、過去の膨大なレースのデータを分析し、期待値の高い条件をあぶり出します。

過去のデータが、必ずしも未来の回収率を保証するわけではありませんが、長期的に見ると、競馬では同じことが繰り返されるので、過去に回収率が高かったデータ条件は、未来でも回収率が高くなりやすいわけです。



▼データを物差しにする場合は、「サンプル数」をしっかり確保することが重要です。

多くの競馬ファンが、データ分析に失敗するのは、サンプル数が足りていないからです。

例えば、「過去10年の同じレースのデータはこれだ!よし!これで大儲けだ!」と言う人が多いわけです。

でも、過去10回のレース結果は、データとしての有効性がほとんどありません。

競馬でデータを使う場合は、少なくとも50レース以上は遡らないと、有効なデータは集まりにくいですね。



▼例えば、菊花賞のデータを分析する場合は、「菊花賞の過去10年データ」より、「芝3000mの過去10年データ」の方が、信頼性が高くなるわけです。

なぜなら、サンプル数が全然違うからです。

競馬では、過去10回程度の結果は、誤差の範囲になるケースが多いです。

なので、データを物差しにする場合は、とにかくサンプルとなるレース数をたくさん確保することが重要です。



▼ものさしとして、「データ」を使うメリットは、誰でも簡単にできるという点ですね。

血統やパドックは、かなりマニアックなジャンルになるので、ある程度の才能がある人にしか使いこなせない部分があります。

その点で、データは、パソコンさえ使えれば誰でも参入できるので、特殊な才能がない人でも、データ分析で回収率を高められますね。



▼▼では次の回収率を上げる方法として、「勝ち逃げをする」について考えてみましょう。

回収率を上げるために、勝ち逃げは非常に有効な戦略です。

勝ち逃げというのは、利益が出たらその先の馬券購入はせず、利益を確定させてしまうことです。



▼「マツリダ予想」を利用している人はわかると思いますが、勝ち逃げにもいくつかの種類があります。

「日単位の勝ち逃げ」「週単位の勝ち逃げ」「月単位の勝ち逃げ」などですね。

日単位の勝ち逃げとは、最もわかりやすい勝ち逃げで、その日、利益が出たら、その後の馬券購入はやめて利益を確定させます。

週単位の勝ち逃げとは、利益計算のスパンを土日の2日間とし、土曜日に勝ったら日曜日は勝ち逃げします。

月単位の勝ち逃げとは、利益計算のスパンを月単位とし、月の前半で利益が出たら、月の後半は馬券購入をしないか、賭け金のレートを下げます。



▼なぜ競馬において、勝ち逃げが有効なのか?

それは、勝ち逃げすることによって、期待値を人為的に歪めることができるからです。

通常、馬券は控除率が平均25%あるので、何も考えずに馬券購入すると、回収率は75%以下になってしまいます。

しかしこれが、勝ち逃げを導入することによって、回収率を意図的に高めることができるわけです。



▼長く競馬をやっている人なら、「せっかく勝ったのに、その後のレースで全部飲まれてしまった!」という経験があると思います。

これは確率的に当たり前で、競馬の回収率は長期的には平均化されるので、一時的に利益が出ても、同じように馬券を買い続ければ、その後で利益は飲まれるわけです。



▼そこで、すべての試行回数に付き合わず、勝ったらその後の馬券購入をしない。

このような勝ち逃げを導入することによって、通常状態よりも高い期待値でゲームを進めることができるわけです。

こういった勝ち逃げは、競馬ならではの武器であり、回収率を上げる方法と言えますね。


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