▼本日は、1番人気の複勝について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・1番人気の複勝は、すべての馬券の中で、最も的中率が高い馬券である
・1番人気の複勝回収率は、平均で約83%。複勝率(複勝的中率)は約64%である
・単純に、1番人気の複勝馬券を買い続けても、回収率は83%にしかならない
・1番人気の複勝でプラス収支にするには、レースを選ぶ必要がある。レースを選ぶことができれば、1番人気の複勝でも勝てる
・1番人気の複勝でコツコツお小遣いを稼ごうとしても難しい。利益を出すなら、中穴馬の複勝の方が勝ちやすい
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。

▼「1番人気の複勝馬券」これは、競馬の馬券の中で、最も的中率が高い馬券です。
長期的に見れば、1番人気は最強の馬であり、複勝馬券は最も当てやすい馬券である。
この2つが組み合わさるわけですから、的中率は最大になるわけです。
▼なので、競馬初心者さんなどは、「1番人気の複勝を買い続ければ、どんどんお金が増えるのではないか?」と考える人も多いです。
「複勝でコツコツお小遣い稼ぎ!」などという、魅力的なワードが踊る雑誌も多いですね。
そこで本日は、1番人気の複勝で勝てるか?について、具体的に解説していきたいと思います。
▼まず、1番人気の複勝系データをまとめてみましょう。
【1番人気の複勝系データ】2020年~2023年。10464レース分析
複勝回収率83%
複勝率64%
はい。
1番人気馬の複勝系データをまとめると、上記のようになります。
▼まず、過去3年以上、1番人気の複勝馬券を買い続けるとどうなるか?
1万回以上、複勝馬券を購入した場合の複勝回収率は、「83%」になります。
残念ながら、「複勝馬券を買い続ければお金が増えるのではないか?」という仮説は成立しないということになります。
単純に、1番人気の複勝を買い続けても、回収率は83%にしかならない。
確実に、お金は減っていくことになります。
▼とは言え、これはあくまでも、予想を一切せず、単純に1番人気の複勝を買い続けた時の回収率です。
ここに技術介入すれば、1番人気の複勝でも利益を出す事は可能です。
技術介入の最たるものは、「レース選び」ですね。
しっかりレースを選ぶことができれば、1番人気の複勝でも利益を出すことができるわけです。
▼レースを選ぶとは、どういうことか?
この場合のレース選びとは、「1番人気が強いレースを選ぶ」ということになります。
競馬のレース条件には、1番人気が強いレースもあれば、1番人気が弱いレースもあります。
これらをすべて購入すれば、複勝回収率は83%になる。
しかし、1番人気が強いレースだけ購入すれば、複勝回収率はもっと上がるわけです。
ここが、1番人気の複勝で利益を出すための最大のポイントになりますね。
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▼競馬ファンの最終目標である「年間プラス収支」
これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。
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1番人気の複勝で利益を出すためのコツ
▼ということで、1番人気の複勝について、次の解説をしていきましょう。
先程の続き。
1番人気の複勝で利益を出すためには、1番人気が強いレースを選ぶ必要がある。
レースを選ばないで、適当に1番人気の複勝を買い続ければ、回収率は83%前後に収束してしまうからです。
▼では、どのようなレースが1番人気が強いレースなのか?
ちょっと列挙してみましょう。
【1番人気が強いレース】
少頭数のレース
別定戦・定量戦
1番人気が逃げ馬・先行馬のレース
1番人気が内枠のレース
1番人気が前走1着
1番人気にクラス実績がある
はい。
このような条件の時、1番人気の好走確率はアップします。
これらの条件で1番人気の複勝を購入すれば、平均複勝回収率の83%を上回ることが可能になるわけです。
▼まず、「少頭数のレース」
中央競馬では、様々な頭数でレースが開催されています。
少ない時は5頭立て。多い時はフルゲート18頭立てとなります。
この出走頭数は、決着傾向に大きな影響を与える。
簡単に言えば、出走頭数が少なければ少ないほど、1番人気は強くなるということです。
▼競馬の場合、頭数が増えると、強い馬が不利を受けたりして負けてしまうリスクが増します。
逆に、頭数が少ないレースは、不利を受けるリスクが下がるので、強い馬が能力を発揮しやすい。
したがって、少頭数のレースの方が、1番人気の好走確率は高くなるということになります。
▼では次に、「別定戦・定量戦」について。
競馬のレースには、斤量にハンデをつける、ハンデ戦というものがあります。
ハンデ戦は、荒れるレースを演出して、高配当を出すためのレースです。
なので、ハンデ戦では1番人気の信頼度が下がる。
ですから、1番人気の複勝で回収率を高めたい場合は、ハンデ戦ではなく、別定戦・定量戦を選ぶのがベターということになるわけですね。