▼本日は、馬券の総流しについて、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・総流しとは、軸を1頭決めて、相手は残りの全頭に流す買い方
・例えば、18頭立てのレースで、馬連の総流しをするとしたら、17点買いになる
・総流しは、合成オッズが下がりやすいので、基本的には儲けにくい
・ただ、荒れるレースに絞って総流しを仕掛けると、プラス収支にできる
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。

▼流し馬券の基本は、軸馬を1頭決めて、相手ヒモ馬は4~5頭に絞る形です。
ヒモを上手に絞れば絞るほど、馬券の期待値が上がって、利益を出しやすくなります。
▼ただ、このようなオーソドックスな流し馬券に対し、「総流し」という、変則的な買い方もあります。
総流しとは、軸馬を1頭決めて、相手は残りの全頭に流す買い方です。
例えば、16頭立てのレースで馬連の総流しを仕掛けるとしたら、軸馬を1頭決めて、残りの15頭に流すのが総流しです。(15点買い)
▼総流しは、軸馬さえ来れば、100%的中する買い方になります。
そのため、馬券がなかなか当たらない競馬初心者さんが、的中の喜びを感じるには、良い買い方だと思います。
レースを見ている時も、軸馬だけ見ていればいいので、わかりやすく競馬を楽しむことができます。
▼ただ、総流しに関しては、否定的な意見も多いです。
「総流しなんて、節操がない!」「総流しは、買い目点数が多すぎて儲からない!トリガミになる!」という意見ですね。
これはこれで、正しい部分もあるんですが、総流しが絶対に儲からないわけではありません。
▼ちなみに私は、総流しの馬券データとして、自分が総流しした時の回収率も出していますが、年間でプラス収支になっています。
なぜ、勝ちにくいと言われる総流しで、プラス収支にできるのか?
そこには、いくつかのポイントとコツがあります。
▼総流しで勝つための最大のポイントは、「総流しするなら、必ず荒れるレースを選ぶこと」という点です。
総流しは、買い目点数が多いので、「ヒモ荒れ」するレースを選ばないと、確実にマイナス収支になります。
もし、ヒモが固いなら、ヒモを絞った方がいいわけです。
総流しにする意味は、ヒモ荒れを狙うためなんですね。
▼例えば、総流しに向くレースは、「軸馬は1頭、明確なんだけど、ヒモはもう何が来るかさっぱりわからない」というようなレース。
このようなレースは、総流しに向いています。
総流しは、ヒモが人気薄になればなるほど、回収率が高くなるからです。
総流しするなら、とにかく荒れるレースを選ぶこと。これが基本中の基本ですね。
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これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。
私が、年間プラス収支を達成できたのは、
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総流しのコツ。儲かるポイント
▼ということで、総流しについて、次の解説をしていきましょう。
総流しは、軸馬が来れば当たるので、的中率の高さが魅力です。
しかしその反面、総流しは、合成オッズが下がりやすくなるので、なかなか回収率が上がらないのがデメリットです。
▼合成オッズとは、簡単に言えば、馬券が的中した時の平均払戻倍率のことですね。
1万円分の馬券を購入して、払戻金が3万円だったら、合成オッズは3倍ということです。ざっくりした解説ですが。
この合成オッズが低すぎると、回収率が上がらず、マイナス収支になってしまうわけですね。
▼例えば、単勝1.2倍の馬は、合成オッズにすると、合成1.2倍ということになります。
合成オッズ1.2倍では、長期的にはほとんど利益を出す事は不可能です。
なぜかと言うと、馬券には「控除率」というものが設定されているので、合成オッズ1.2倍では、控除率の壁を越えることができず、マイナス収支になってしまうからです。
▼なので、競馬で利益を出すためには、合成オッズを高めに設定する必要がある。
目安としては、合成オッズ4倍くらいあると、利益を出しやすくなります。
逆に、合成オッズ2倍未満だと、高確率でマイナス収支になってしまいます。
▼そして、総流しは、合成オッズが2倍未満になりやすいんですね。
特に、1番人気馬を軸にした総流しは、合成オッズが2倍未満になりやすい。
なので総流しは、利益を出しにくいという面があるわけですね。
▼ただ、馬券の利益は、合成オッズだけで決まるわけではない。
合成オッズはあくまでも、「資金配分した時の平均払戻倍率」なので、均等買いなら、合成オッズはあまり関係ないわけです。
このあたりは、競馬初心者さんには意味不明かもしれませんが、慣れれば簡単です。
▼要するに、合成オッズが2倍未満でも、ヒモに大穴馬が来て高配当が当たれば、総流しでも大きな利益を出すことができるわけです。
資金配分しなければ、実質、大穴馬に資金を多めに配分する意味合いになるので、ヒモ荒れすれば、合成オッズが低くても、儲かるわけですね。
なので総流しでは、とにかく荒れるレースを選ぶことが最重要ポイントになるわけです。