▼本日は、夏競馬について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・7~8月の夏競馬は、通常の開催よりも難しい
・夏競馬が難しい理由は、まずレースが荒れるから
・そして、夏競馬は競馬初心者さんの参加が減り、上級者の比率が上がるので、オッズ的な難易度が上がるから
・夏競馬の重賞レースでは、牝馬の期待値が高くなる
・夏競馬の攻略法としては、通常開催よりも買い目点数を減らすことと、牝馬を積極的に狙っていくことが重要
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼中央競馬では、7月と8月の時期、「中央4場」での開催がなくなります。
この時期のことを、夏競馬と呼びます。
人によっては、6月と9月も夏競馬と呼ぶ人もいるようですが、6月はまだG1レースが開催されているし、9月は秋競馬という感じなので、私は7月と8月を夏競馬と認識しています。
▼つまり夏競馬とは、中央4場での開催がなくなる。 7月と8月のローカル競馬のことですね。
ちなみに中央4場とは、東京・中山・京都・阪神の4大競馬場のことです。
通常の開催では、この中央4場での競馬が中心となるわけですが、7月と8月は、中央4場がお休みとなるわけです。
▼ということで、このローカル競馬場での夏競馬ですが、通常の中央開催とは傾向が全く違います。
慣れるまでは、「夏競馬は難しい!」と感じることでしょう。
夏競馬は、通常の開催とは傾向が違うので、今まで通りの感覚で馬券購入すると、回収率が下がりやすくなってしまいます。
「夏競馬は、回収率が下がるんだよなぁ」と感じている人も多いと思います。
そこで本日は、夏競馬の基礎知識と攻略法について解説していきたいと思います。
▼まず、夏競馬が難しい原因は、レースが荒れるからです。
夏競馬では、一線級の強い馬は放牧で休養するので、二線級の弱い馬たちの戦いになるケースが多いです。
そのため、「中心馬不在の混戦レース」になることが多く、レースが荒れやすい。
荒れるレースは馬券を的中させるのが難しいので、「夏競馬は難しい」ということになりやすいわけです。
▼通常の中央開催では、「1番人気から3~7番人気への馬連ながし(5点買い)」というようなシンプルな戦略でも、ある程度、馬券を当てることができますが、夏競馬ではなかなか当たらなくなる。
そもそも、夏競馬のオッズはめちゃくちゃになりやすいので、どれが1番人気かもわからないレースも多いです。
そのため、夏競馬ではオッズ以外の予想根拠を準備する必要があります。
記事後半では、さらに具体的な夏競馬の攻略法について説明していきます。
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夏競馬の特徴と攻略法
▼ということで、夏競馬について、次の解説をしていきましょう。
夏競馬が難しい原因その2 「少頭数のレースが多いから」ですね。
夏競馬は、通常の中央開催よりも、少頭数のレースが多くなります。
中央4場では、出走頭数15~18頭の多頭数レースが頻繁に行われますが、夏競馬では、頭数8~12頭の少頭数レースが急増します。
「頭数が少ないなら、馬券を当てやすいじゃないか」と思うかもしれませんが、馬券はそんなに単純ではありません。
▼出走頭数が少ないという事は、期待値の分散も少なくなるということなので、「利益が出る馬券」の数も少なくなるわけです。
競馬では、出走頭数が多くなればなるほど、「オッズの歪み」が発生し、儲かるチャンスが広がる。
しかし頭数が少ないと、「美味しい馬券」の数も減ってしまうので、プラス収支にするのが難しくなるんですね。
▼その上、上述したように、夏競馬は弱い馬同士の戦いになりやすく、レースが荒れやすいです。
という事は、「少頭数なのに荒れる」ということになりやすい。
ここが夏競馬の難しい部分なんですね。
▼通常、少頭数のレースで利益を出すためには、買い目を絞って、少ない点数で馬券を的中させるのが基本になります。
少頭数のレースで多点買いしてしまうと、合成オッズが下がって、回収率も下がってしまうからですね。
なので、少頭数のレースでは、買い目点数を減らすことが最重要となります。
▼しかしながら、夏競馬の少頭数レースは荒れやすいので、買い目点数を減らすのが非常に難しい。
夏競馬では、意味不明な荒れ方や、予想できない荒れ方をすることも多いので、買い目を絞るのが非常に困難なんですね。
▼これらを勘案すると、夏競馬でプラス収支を狙うためには、「少ない買い目点数で、高配当を狙う」という戦略が重要になってきます。
夏競馬の難しい所は、「少頭数」と「レースが荒れる」という点です。
なので、この2つを織り込んだ馬券戦略を立てる必要があるわけです。
そのための1つの答えが、少点数での好配当狙いなんですね。
特に、「中穴馬」を積極的に狙っていくことが、夏競馬でプラス収支にするためのポイントになります。
▼▼夏競馬が難しい原因その3 「夏競馬は、競馬初心者さんの参加が減り、上級者の比率が増えるから」について。
競馬ファンには、競馬初心者さんもいれば、プロ馬券師もいます。
競馬は、初心者さんから上級者まで、いろいろな実力を持った人々が、同じステージで戦うゲームです。
ただ、この初心者さんと上級者さんの比率は、競馬開催の時期によって変わってきます。
▼時期による競馬ファンのレベルの違いについてまとめてみましょう。
【時期による競馬ファンのレベル】
G1シーズン→競馬初心者さんが多くなる
通常シーズン→初心者と上級者のバランスが良い
夏競馬→上級者の比率が高くなる
はい。
時期によって、競馬ファンのレベルはこのような感じで変動します。
▼まず、「G1シーズン」
この時期は、競馬の花形の季節ですね。
4~6月と、10~12月の時期がG1シーズンになります。
▼このG1シーズンは、競馬が最も盛り上がる時期なので、マスコミも派手に宣伝します。
テレビや新聞などで、G1レースの広告を見たことがある人も多いと思います。
マスコミが盛り上げた結果、G1シーズンは、多くの人々が競馬に参入してきます。
特に、普段競馬をやらない初心者さんが、G1シーズンには多く参戦してくるのが特徴です。
▼G1シーズンは、競馬初心者さんの比率が高いので、競馬上級者にとっては勝ちやすい時期になります。
馬券というのは、競馬ファン同士のお金の奪い合いですから、競馬初心者さんが多くなると、上級者は勝ちやすいわけですね。
例えば、明らかに過剰人気の馬が出現したり、強いのに全く売れない馬が出現したりするわけです。
これらは、競馬初心者さんの投票によってオッズが動くため、発生する現象になります。
上級者は、このような「オッズの歪み」を狙って利益を出します。
▼一方、「夏競馬」は、G1シーズンとは逆の傾向になります。
夏競馬は、マスコミも一休みという感じになるので、あまり競馬が宣伝されません。
その結果、競馬初心者さんは競馬から離れ、ベテランの競馬ファンや上級者が残るわけです。
▼初心者さんがいなくなって、上級者だけが残ると、競馬ファンのレベルはハイレベルになります。
夏競馬は、ハイレベルな戦いになるわけですね。
オッズもかなり激しく動くし、レベルの高い馬券バトルになります。
この点も、夏競馬が難しいと感じる要因になっていますね。