内枠の差し馬と外枠の逃げ馬は不利か?

▼本日は、内枠と外枠の脚質データについて、当研究所の見解を書いてみたいと思います。

まず、結論から書いていきます↓


・逃げ馬は、内枠で期待値が上がり、外枠だと期待値が下がる。つまり、逃げ馬は内枠の方が有利であり外枠は不利

・差し馬の場合も、芝のレースでは、内枠の方が回収率が高くなる。外枠の差し馬が有利というデータはない

・ダートレースの場合は、内枠有利にはならない。むしろ外枠が有利となる。これは逃げ馬でも同じ

・ただ、馬によっては、揉まれ弱い馬もいるので、小柄な馬や馬群が苦手な馬は、芝でも内枠だと割引

・ローカル開催だと、外枠の逃げ馬が有利になることもある



ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。



▼競馬には、「脚質」というものがあります。

脚質とは、その馬が道中でどの辺のポジションを走るかという、馬の特徴ですね。

脚質は、大きく分けて4種類あります。

①逃げ馬
②先行馬
③差し馬
④追い込み馬


この4種類ですね。



▼この中で、スタートから先頭を走る逃げ馬は、一般的には内枠の方が有利だと言われています。

内枠の方が、先頭に立つまでのロスが少なく、簡単にハナに立てるからですね。

逆に、逃げ馬が外枠に入ってしまうと、先頭に立つまでにスタミナを使ってしまい、不利になるというわけです。



▼では、この考え方は真実なのか?

本日は、逃げ馬と差し馬の枠順データについて、わかりやすく解説していきたいと思います。



▼まず、逃げ馬のデータから見ていきましょう。


前走で逃げた馬の枠順別データ。勝率。芝の特別戦】2020~2023年

8.0%
8.6%
8.9%
8.8%
5.1%
5.7%
10.4%
12.1%

(※上から1~8枠)



はい。
逃げ馬の勝率を、枠順別に分析すると、上記のようになります。



▼冒頭でも書いた通り、基本的に逃げ馬は、スムーズに先頭に立つことが好走の条件なので、内枠の方が競馬はしやすくなります。

なので、芝のレースで逃げ馬を狙う場合は、「内枠の逃げ馬」を狙っていくと、的中率と回収率が上がりやすくなります。



▼ただ、上記のデータを見ると、7枠と8枠の勝率が高くなっています。

これは、ローカル競馬場がデータに入っているからです。

中央4場(東京・中山・京都・阪神)では、逃げ馬は内枠の方が有利になるわけですが、それ以外のローカル競馬場では、外枠の逃げ馬が有利になるケースが多いです。

ローカル競馬場は、小回り・平坦コースなので、先行争いが激しくなり、内枠だとスムーズにハナに立てないことが多い。

なので、ローカル競馬場では、外枠の逃げ馬が活躍しやすくなるわけですね。


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枠順と脚質の関係

▼ということで、逃げ差しと枠順について、次の解説をしていきましょう。

先程の続き。

逃げ馬は、芝のレースでは内枠有利となるが、ローカル競馬場では7枠と8枠の外枠に入った逃げ馬の期待値が高くなる。

東京・中山・京都・阪神で逃げ馬を狙う場合は、1枠・2枠の逃げ馬を狙うと儲けやすいが、それ以外のローカル競馬場で逃げ馬を狙う場合は、7枠と8枠の逃げ馬を狙っていくと良いです。



▼では次に、ダートレースでの逃げ馬のデータを見ていきましょう。


前走で逃げた馬の枠順別データ。勝率。ダートの特別戦】2020~2023年

11.2%
8.9%
10.6%
9.2%
13.1%
9.9%
10.1%
15.9%

(※上から1~8枠)



はい。
ダートの特別戦で、逃げ馬の枠順別成績を集計すると、上記のようになります。



▼このデータを見ると、ダートでは外枠の逃げ馬の成績が比較的良いことがわかります。

ダートのレースは、砂の上を走る競走なので、内枠に入ってしまうとスタートダッシュが決まらなかった時に、逃げることができなくなってしまいます。

外枠なら、多少スタートで後手を踏んでも、そこからリカバーして逃げることが可能です。

そのため、ダートレースで逃げ馬を狙う場合は、「外枠の逃げ馬」を狙っていくことが基本になります。



▼上記のデータを見ると、「ダートレースで8枠の逃げ馬」は、非常に成績が良いことがわかります。

8枠の逃げ馬は、勝率だけでなく、回収率も高いです。

単勝回収率138%・複勝回収率116%と、単勝でも複勝でもプラス収支になっています。

つまり、ダートの特別戦で、逃げ馬が8枠に入った場合は、絶好の狙い目と考えられるわけです。



▼ここまでをまとめると、

・逃げ馬は、芝のレースでは内枠有利
・ただし、ローカル競馬場の芝レースでは7枠と8枠の逃げ馬が活躍する
・ダートレースでは、外枠の逃げ馬が有利。8枠が狙い目


という感じになります。

単純に、「逃げ馬だから内枠有利」と考えるのではなく、芝・ダートや競馬場によって傾向が違うことを頭に入れておくと、回収率が上がりやすくなるわけですね。


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