▼本日は、和田竜二(わだりゅうじ)騎手の狙い方・買い方について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず私が、和田騎手のデータ(2020年~2023年)を分析した結論から書いていきます↓
・平均単勝回収率は53%と、かなり低い。儲けにくい騎手。2~3着が非常に多い
・人気別に見ると、11番人気と14番人気の複勝回収率がプラス。人気薄の大穴馬を2~3着に持ってくることが多い
・クラス別に見ると、新馬戦が単勝回収率85%・複勝回収率96%とまずまず狙い目。重賞は単勝回収率39%、G1は0%と厳しい状況
・競馬場別に見ると、新潟競馬場と中山競馬場がプラス回収
・競走番号別に見ると、第4レースがプラス回収。それ以外のレースは単勝回収率が低い
・年度別に見ると、2020年の単勝回収率が77%と平均値だが、それ以外の年は30~40%とかなり低い。単勝や1着固定では儲からない騎手
では、これらのデータについて、具体的に解説していきましょう。
▼まずは過去3年半の、すべての成績を見てみます。
和田竜二騎手データ(2020年~2023年)
3039レース騎乗
勝率6%
連対率15%
複勝率24%
単勝回収率53%
複勝回収率75%
はい。
では、ここから馬券に使えそうなデータを抽出・分析してみたいと思います。
▼和田竜二騎手。2000年に年間無敗を達成した「世紀末覇王」テイエムオペラオーの主戦騎手。
競馬学校花の12期生の一人。同期は、福永祐一元騎手・細江純子元騎手・古川吉洋騎手など。
若い頃にテイエムオペラオーと出会い、大活躍したため、息の長い活躍をしている騎手です。
本日は、そんな和田騎手の狙い目について、わかりやすく解説していきたいと思います。
▼まず、平均単勝回収率は53%と、かなり低い数値になっています。
複勝回収率は75%あるので、まずまず平均点。
単勝回収率だけが極端に低い数字になっている。
このことから、和田騎手は、2~3着が多く勝ち切れないタイプと言えます。
▼1~3着の着度数を見ると、179-274-279、という感じで、明らかに1着の数が少ない。
これが、和田騎手の単勝回収率が低い理由ですね。
極端に2~3着が多い騎手なので、それを踏まえて馬券を構成していかないと、かなり回収率が低くなってしまうので要注意です。
▼馬場別に見ると、芝のレースの単勝回収率が59%、ダートレースの単勝回収率が48%となっています。
どちらも低い数字ですが、芝のレースの方がまだマシですね。
ダートレースで和田騎手の単勝や1着固定を狙うのは、あまりお勧めしません。
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和田竜二騎手の狙い目と馬券の買い方
▼ということで、和田騎手について、次の解説をしていきましょう。
先程の続き。
和田騎手は、2~3着が非常に多く、単勝回収率が極端に低いタイプなので、単勝や1着固定は避けた方が良い。
特に、ダートレースは単勝回収率が低いので、あまり手を出したくないところ。
▼では次に、人気別の成績を見ていきましょう。
【和田竜二騎手データ。人気別の単勝回収率】
60(%)
76
62
46
99
34
68
37
28
25
109
0
81
0
0
0
0
0
(※上から1~18番人気)
はい。
和田騎手の成績を、人気別に集計すると、上記のようになります。
▼このデータを見て分かる事は、やはり和田騎手は、全体的に単勝回収率が低いということです。
通常、騎手のデータを見ると、本命サイドか中穴サイドか大穴サイド、どこかに回収率の高いゾーンがあるものですが、和田騎手はどこのゾーンも単勝回収率が低い。
単系馬券では、狙い目を探すのが難しい騎手と言えます。
▼では次に、複勝回収率のデータを見てみましょう。
【和田竜二騎手データ。人気別の複勝回収率】
77(%)
84
80
73
75
59
83
74
74
57
139
41
62
189
0
0
0
0
(※上から1~18番人気)
はい。
単勝回収率と比べると、かなり数値が改善されています。
和田騎手は、2~3着が多いので、単勝回収率よりも複勝回収率の方が高くなるわけですね。
2~3着狙いが有効な騎手と言えます。
▼和田騎手の、1~3番人気の成績は、単勝回収率66%・複勝回収率81%となっています。
和田騎手は、テイエムオペラオーのイメージがあるので、強い馬で勝ち切る印象ですが、全レースのデータを見てみると、人気馬でも勝ち切れないことがわかります。
和田騎手が1~3番人気の時、単勝回収率は66%しかないので、単勝や1着固定は不向きと言えます。
▼それに対して、1~3番人気の時の複勝回収率は、81%と合格ラインです。
和田騎手は、勝ち切れないけれども、2~3着には持ってくる。
なので、単系馬券よりも、複系馬券の方が回収率を上げやすい騎手と言えますね。
▼▼ということで、「和田騎手は、1~3番人気で2~3着が多い」
これは頭に入れておき、馬券構成を考えていくと、回収率が上がりやすくなります。
では次に、4番人気以下の成績を見てみましょう。
【和田騎手。4~9番人気の時、単勝回収率61%・複勝回収率74%】
はい。このような感じの数字になります。
▼和田騎手は、4~9番人気でもやっぱり勝ち切れず、2~3着が多い。
中穴馬の和田騎手は、単勝や1着固定では儲からないので、馬連やワイドや三連複のヒモに入れておくのが基本戦略になります。
4~9番人気で複勝回収率74%なので、そこそこの頻度で持ってくる感じですね。
▼では次に、大穴ゾーンを見てみましょう。
【和田騎手。11~14番人気なら、単勝回収率73%・複勝回収率88%】
このような数字になります。
今までで一番いい回収率になっていますね。
和田騎手の大穴馬は、なかなか期待値が高いことが分かります。
▼和田騎手は、すでにベテランですが、人気のない馬にも騎乗し、一生懸命に追います。
弱い馬でも最後まであきらめない。それが和田騎手です。
なので、和田騎手は大穴馬を頻繁に馬券圏内に持ってきます。
通常、中央競馬では、10番人気以下の馬の回収率は50%以下になることが多いんですが、和田騎手の回収率はそれを大きく上回る。
さすが、あきらめない男。全く人気がない馬に騎乗していても侮れない騎手です。
▼和田騎手は、10番人気から14番人気馬までなら、弱い馬でも馬券圏内に持ってくることが多いです。
特に、弱い馬を2~3着に持ってくることが多いので、それを考慮して馬券を構成すると、利益を出しやすくなります。
穴党の人は、人気薄の和田騎手を2~3着に想定した馬券を構成すると、美味しい馬券に巡り会えますね。
▼さらに詳細にデータを見てみましょう。
【和田騎手。芝のレースで11~14番人気なら、単勝回収率74%・複勝回収率99%】
はい。さらに複勝回収率がアップしました。
和田騎手は、芝のレースだと、全然人気のない馬を頻繁に2~3着に持ってきます。
ダートよりも芝の方が穴を開ける確率は高い。
なので、和田騎手が芝のレースで11~14番人気くらいの人気薄に騎乗している時は、2~3着を警戒しておいた方が良いですね。
例えば、三連複で、大穴の和田騎手をヒモに入れておくと、定期的に高配当が引っかかります。