▼本日は、騎手の回収率について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・単勝回収率が高い騎手は、川田騎手・横山武史騎手・吉田隼人騎手・田辺騎手・鮫島克駿騎手・横山和生騎手
・重賞レースで単勝回収率が高い騎手は、川田騎手・岩田康誠騎手・吉田隼人騎手・浜中俊騎手・鮫島克駿騎手・石神深一騎手・団野大成騎手
・ルメール騎手や武豊騎手は、あまりにも有名で人気がありすぎて、常に過剰人気になるので、回収率は低め
・回収率が高い騎手の条件は、上手いけど地味な騎手。これが一番儲かるタイプ
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼競馬で最も重要なのは、馬の能力ですが、騎手の影響も少なからずあります。
「馬7、騎手3」と言われ、騎手の影響力は30%程度と言われています。
なので、競馬予想する際も、騎手だけで予想してしまうと、うまくいきません。
あくまでも競馬は、馬が中心であり、馬の能力で予想をすることで、馬券収支が向上していきます。
▼とは言え、騎手が馬券成績に影響を与えることも多々ある。
騎手によって、儲かる騎手と儲からない騎手がいるからです。
そこで本日は、回収率が高い騎手・儲かる騎手について、わかりやすく解説していきたいと思います。
▼まず、単勝回収率が高い騎手をデータから抽出してみましょう。
【単勝回収率が高い騎手ランキング(全レース対象)】2020~2023年
川田騎手(87%)
横山武史騎手(87%)
吉田隼人騎手(94%)
田辺騎手(86%)
鮫島克駿騎手(88%)
横山和生騎手(91%)
はい。
2020~2023年の全レースを対象として、膨大な数のデータを分析し、回収率が高い騎手を抽出すると、上記のようになります。
▼平均的な単勝回収率は72%なので、上記の騎手はかなり回収率が高い騎手であると言えます。
馬券購入する時は、上記の騎手を中心に馬券を構成していくと、利益が出やすくなります。
ここでは、単勝回収率が高い騎手で抽出しているので、「1着固定」が非常に有効になります。
▼「あれ?でもルメール騎手や武豊騎手が入ってないけど・・」と思いますよね。
トップジョッキーのルメール騎手や、競馬界のレジェンド武豊騎手は、なぜランキング入りしていないのか?
▼それは、ルメール騎手や武豊騎手は、有名で人気があるため、常に過剰人気になるので、回収率は低くなってしまうからです。
騎手の回収率というのは、上手いから高くなるというわけではない。
どんなに上手くても、人気がありすぎる騎手は、回収率が低くなってしまうんです。
この部分は重要なので、また記事後半で詳しく解説していきますね。
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▼競馬ファンの最終目標である「年間プラス収支」
これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。
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儲かる騎手は誰?
▼ということで、騎手別の回収率について、次の解説をしていきましょう。
先程の続き。
ルメール騎手や武豊騎手は、上手いのに回収率は低い。
それは、彼らがカリスマすぎて、常に過剰人気になってしまうからである。
▼なので、回収率が高い騎手・儲かる騎手というのは、単純に上手い騎手ではなく、「上手いけど地味な騎手」ということになります。
これは騎手だけでなく、馬でも同じですね。
儲かる馬というのは、「能力は高いけど、地味な馬」これが儲かる馬なんです。
逆に、カリスマ的な人気がある馬は、競馬ファンがみんな馬券購入するので、どんなに強くても、回収率はなかなか上がりません。
▼騎手でも、先ほど、回収率が高いランキングを紹介しましたが、「意外と地味な騎手が多いなぁ」と感じたのではないでしょうか。
これは当然で、地味な騎手じゃないと、回収率は高くならないわけです。
ルメール騎手はめちゃくちゃ上手い騎手だけど、ルメール騎手が騎乗しただけで、一気にオッズが下がってしまうので、必然的に回収率は低くなってしまうわけです。
▼なので、回収率が高い騎手が、上手い騎手というわけではない。
この部分は、しっかりと認識しておかなければなりません。
回収率が高い騎手というのは、「実力と人気がマッチしていない騎手」という感じですね。
「実力があるのに人気がない騎手」→これが儲かる騎手です。
▼では次に、重賞レースで回収率が高い騎手を考えてみましょう。
【重賞レースで単勝回収率が高い騎手ランキング】2020~2023年
川田騎手(104%)
岩田康誠騎手(204%)
吉田隼人騎手(172%)
浜中俊騎手(109%)
鮫島克駿騎手(102%)
石神深一騎手(213%)
団野大成騎手(115%)
はい。
今度は、全レース対象ではなく、重賞レースに限定して、単勝回収率を出してみました。
▼重賞レースに限定し、サンプル数が減少したので、単勝回収率100%超えの騎手が揃っています。
川田騎手・吉田隼人騎手・鮫島騎手は、全レースでも重賞レースでも回収率が高い、期待値の高い騎手と言えますね。
重賞レースで勝負することが多い人は、これらの騎手を中心に馬券構成していくと、利益が出やすくなります。
▼▼ちなみに、上記以外で、有名な騎手の回収率も見てみましょう。
【有名な騎手の、重賞レースでの単勝回収率】2020~2024年
ルメール騎手→単勝回収率72%
武豊騎手→単勝回収率51%
戸崎騎手→単勝回収率61%
池添騎手→単勝回収率38%
はい。
誰もが知っている有名な騎手の、重賞レースでの回収率は上記の通りです。
▼重賞レースでは、毎回のように馬券圏内に来ているイメージのルメール騎手は、単勝回収率が72%しかありません。
あれだけ最強の騎手であるルメール騎手が、なぜこんなに低い回収率なのか?
それは上述した通り、ルメール騎手は有名すぎて、みんなが馬券を購入するので、過剰人気になりオッズが低くなってしまうからです。
どんなに技術的に上手い騎手でも、過剰人気になってしまったら、回収率は低くなってしまいます。
▼競馬界のスーパーレジェンド武豊騎手は、重賞レースでの単勝回収率が51%しかありません。
武豊騎手も技術的に上手い騎手ですが、馬の能力以上に馬券が売れてしまうので、回収率はどうしても低くなってしまいます。
武豊騎手のファンで、いつも重賞レースで武豊の単勝馬券を買っている人は、大赤字になってしまうわけですね。
▼競馬初心者さんなどは、「一番上手い騎手である、ルメール騎手や武豊騎手の単勝を買い続ければ、プラス収支になるに違いない!」と考えがちですが、ここまでのデータを見て分かる通り、この考え方は大間違いです。
騎手で買うなら、「上手いけど、その実力がまだ競馬ファンに浸透していない騎手」を狙う必要がある。
このようなタイプの騎手は、あまり馬券が売れないので、回収率が高くなるからです。
▼戸崎圭太騎手は、いつもリーディング上位にいるので、彼も有名な騎手の一人です。
ただ、戸崎騎手は、全体の勝ち星は多いものの、重賞レースで大活躍するタイプでは無い。
でも、競馬ファンは、「戸崎騎手は勝利数が多いから、上手い騎手に違いない!」と考え、馬券がよく売れてしまうわけです。
その結果、戸崎騎手は実力以上に馬券が売れてしまい、回収率が低くなってしまうんですね。
▼池添騎手は、大舞台に強いイメージがある騎手です。
競馬ファンは、「池添騎手は大きいレースに強いから、重賞レースで買っておけば儲かるに違いない!」と考えます。
そして過剰人気になり、回収率が下がってしまうわけですね。
あまりにも有名な騎手や、特定のイメージが強い騎手は、過剰人気になりやすく、回収率が下がりやすいので要注意です。