▼本日は、的中率について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・的中率は、30%あればかなり優秀だが、合成オッズによる。
・的中率を上げすぎると、回収率が上がりにくくなるので、バランスが重要
・競馬ファンの平均的な的中率は、10~15%くらいかと。
・的中率を上げるためには、軸を人気馬にすることと、ヒモを多めに流すこと
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼自分の馬券成績を見る時に、最も重要な数値となるのが、的中率と回収率です。
的中率とは、馬券が的中する確率ですね。
トリガミでも的中となるので、的中率は買い目点数を増やせば増やすほど、上がるということになります。
▼一方、回収率とは、自分が購入した馬券代金の何パーセントを回収したかという指標です。
年間で100万円分の馬券を購入して、払戻金の合計が80万円だったら、回収率は80%ということになります。
競馬では、回収率が高い人ほど、馬券上手と考えられています。
▼この2つの中で、本日は「的中率」の方に注目して、解説していきたいと思います。
的中率を上げたり下げたりするのは簡単ですが、意外と奥が深いので、しっかり勉強しておきましょう。
▼まず、「競馬の的中率は、何%なら優秀なのか?」
この目安についてですが、私が今まで多くの競馬ファンを見てきた経験で言うと、「的中率30%以上なら優秀」と感じます。
多くの競馬ファンは、「全然馬券が当たらない!」と嘆いているので、的中率が30%もあればかなり優秀でしょう。
▼注意点としては、的中率は高ければ良いというものではない、という点です。
例えば、「俺は的中率80%を目指すぜ!」という人がいますが、これは止めた方がいい。
なぜかと言うと、的中率80%だと、買い目点数が多すぎて、回収率が上がらなくなってしまうからです。
▼極端に考えてみるとわかりますが、馬券を「全通り買い」すれば、的中率は100%になります。
しかしこれだと、買い目点数が多すぎて、回収率が上がりませんよね?
だから全通り買いから、儲からない買い目をカットしていって、回収率を上げるわけです。
これが、「的中率と回収率のバランス調整」ですね。
▼なので、あまりにも高い的中率を求めると、回収率が上がらなくなってしまうわけです。
的中率と回収率のちょうどいいバランスは、「的中率25%・回収率120%」くらいが理想かなと。
「高すぎる的中率は、回収率を下げて、逆に儲からなくなってしまう」という事は、頭に入れておいてください。
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▼競馬ファンの最終目標である「年間プラス収支」
これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。
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的中率を上げる買い方・ポイント
▼ということで、的中率について、次の解説をしていきましょう。
先程の続き。
的中率は30%もあればかなり優秀。
的中率は、買い目点数を増やせば簡単に上がるが、的中率を上げすぎると、回収率が上がらなくなるので注意。
▼では、次の話題。
「的中率は30%あれば優秀だが、それは合成オッズによる」
合成オッズが高い馬券戦略だと、必然的に的中率は下がってしまう。
逆に、合成オッズが低い戦略なら、的中率は高くなる。
▼合成オッズとは、馬券が的中した時の、平均払戻倍率というニュアンスですね。
1万円分の馬券を購入して、馬券が的中した時に3万円くらい戻ってくるなら、合成オッズは約3倍ということになります。
▼合成オッズが高ければ的中率は下がるし、合成オッズが低ければ的中率は上がる。
的中率を上げたくなるのが競馬ファンの心理ですが、合成オッズを下げすぎてしまうと、利益が出なくなる。
ここでも、「的中率と回収率のバランス」が重要になるわけですね。
▼ちなみに、合成オッズは4倍以上くらいに設定すると、長期的には、プラス収支になりやすくなります。
合成オッズが2倍以下だと、なかなかプラス収支にならない印象ですね。
ただ、合成オッズが2倍以下なら、的中率はかなり高くなります。
つまり、合成オッズを下げて、的中率を高めようとすればするほど、プラス収支になりにくくなるわけです。
▼では次に、「競馬ファンの平均的な的中率」について。
的中率は、馬券にとって非常に重要な指標ですが、「じゃあみんなは、どれくらいの的中率なの?」と思いますよね。
そこで私が、今まで多くの競馬ファンを見てきた経験から言うと、「競馬ファンの平均的な的中率は、10~15%くらい」かなと。
▼的中率10~15%は、低いと感じましたか?
でも、競馬初心者さんをはじめ、多くの競馬ファンは、「全然馬券が当たらない!」と悩んでいるので、全体的な的中率は低い傾向です。
平均すると、的中率10~15%くらいかなと。
一般的な競馬ファンの的中率が低い原因は、「買い目点数を絞りすぎ」「高配当を狙いすぎ」ですね。
この2点を改善すれば、的中率は簡単に上がるわけです。
▼▼では、次の話題。
「的中率を上げるためには、軸を人気馬にすることと、ヒモを多めに流すこと」
的中率があまりにも低い場合は、馬券構成を見直す必要があります。
基本的な馬券構成を調整するだけで、回収率は大きく違ってくるからです。
▼馬券の基本は、「流し馬券」
流し馬券とは、軸を決めて、その軸馬から複数のヒモ馬に流す馬券構成のことです。
多くの競馬ファンは、この流し馬券で馬券を購入していると思います。
ただ、この流し馬券には注意点もあります。
▼的中率を維持するための流し馬券の基本として、「軸を人気馬にする」というものがあります。
流し馬券は、好きな馬を軸にできるので、人気薄を軸にして高配当を狙うこともできます。
これはこれで、穴狙いとしては面白いんですが、的中率を考えた場合は、あまりよくない戦略となります。
▼馬券において、軸馬の人気は、的中率に直結してきます。
簡単に解説すると、
・軸馬が人気馬→的中率が高くなる
・軸馬が人気薄→的中率が低くなる
という感じですね。
▼なぜこうなるかと言うと、競馬では、人気があればあるほど、好走確率が高くなるからです。
例えば、1番人気の連対率は約50%くらいあります。
これに対して、10番人気の連対率は5%程度しかありません。
▼という事は、1番人気の馬を軸にするのと、10番人気の馬を軸にするのとでは、的中率が10倍も違ってくるわけです。
「そんなことない!人気薄の馬でも、強い馬はいるはずだ!」と思うなら、シミュレーションで10番人気の馬を軸に、馬券を買ったつもりでデータを取ってみてください。
長期になればなるほど、連対率は5%前後に収束していくと思います。
▼これは、私がパソコンの競馬ソフトでデータ分析した、長期的なデータ傾向なので、長く競馬をやればやるほど、その数字に収束していきます。
つまり、人気薄の馬を軸にすると、どうしても的中率が下がってしまうわけですね。
なので、競馬である程度の的中率を担保するためには、軸を人気馬にするのが有効であると言えます。
▼ただし、単純に人気馬を軸にするだけでは、期待値を考えていないので、回収率が上がりません。
そこで、「1~3番人気のうち、最も期待値が高い馬を軸にする」という戦略を取ることによって、的中率と回収率を同時に上げることができるようになるわけです。
これは、当ブログでいつも推奨している基本馬券構成なので、頭に入れておいてください。