▼本日は、単勝の攻略法について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・単勝で勝つ基本は、本命サイドの単勝と、中穴の単勝。
・大穴の単勝は、回収率が上げにくいので、基本的には狙わない。
・本命サイドなら単勝1点勝負。中穴なら単勝1~4点まで手を広げてもOK。
・断然人気の単勝馬券は、プラス収支にしにくいので、避けた方が良い。
・単勝オッズは、3倍以上あった方が勝ちやすい。
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼前回は、基本的な単勝馬券の買い方について解説しました。
参考記事
↓
単勝馬券の買い方
今回は、その応用編として、単勝馬券で勝つ方法について考えてみたいと思います。
▼まず、単勝は、すべての馬券種の中で、最も還元率が高い馬券種のひとつです。
単勝の還元率(払戻率)は80%
WIN5の還元率が70%であることを考えると、10%も有利になっています。
▼単勝馬券で勝つためには、この還元率の高さを最大限に利用するのが良い。
狙うは、本命サイドの単勝と、中穴の単勝ですね。
大穴の単勝でも勝てますが、還元率の高さを活かすなら、本命サイドと中穴が良いかなと。
▼買い目点数を考えると、本命サイドなら1点勝負。中穴なら1~4点まで増やしても、回収できます。
大切な事は合成オッズであり、単勝馬券が的中したときに、しっかり利益が出るかどうかがポイントになります。
▼そう考えると、断然人気の単勝馬券は、避けた方が良いと言える。
断然人気の単勝は、非常に的中率が高く、購入する人が多いんですが、プラス回収にするのが難しいです。
▼断然人気という事は、単勝オッズ1倍台。
ここまで売れてしまうと、オッズの絶対値が小さすぎて、なかなか控除率の20%を超えるのが難しくなるわけです。
▼断然人気の単勝でも、プラス収支にすることは可能ですが、かなり上手い人でも105%くらいが限度かなと。
通常は断然人気の単勝を狙うと、長期回収率は80~85%くらいで頭打ちになります。
▼なので、1番人気の単勝を狙うのは別に悪くないんですが、オッズは3倍くらいあったほうが、利益を出しやすくなります。
その点から考えると、1番人気よりも、2番人気や3番人気の単勝の方が、さらに利益は出しやすくなるということになります。
▼もっと言えば、 4番人気以下の単勝馬券。
実は、これが一番回収率を上げやすかったりします。
オッズの数値が大きくなるので、オッズの歪みを突いていけば、簡単に回収率100%を超えます。
▼この場合、単勝の多点買いも有効な戦略となる。
通常、単勝馬券は1点勝負が基本ですが、中穴なら2~4点まで買い目点数を増やしても、回収可能なわけです。
▼大穴の単勝でも、多点買いで利益を出す事は可能ですが、大穴サイドはどうしても基本回収率が低くなりがちなので、私はあまり狙いません。
無理に大穴の単勝を狙わなくても、本命サイドと中穴の単勝で、十分利益は出るからです。
競馬の年間収支をプラスにするサイトを公開
▼競馬ファンの最終目標である「年間プラス収支」
これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。
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人気薄の単勝でプラスにする方法
▼単勝で勝つ方法についての考察を続けます。
先ほどは、「本命サイドと中穴の単勝」での優位性について書きました。
ここでは、「大穴の単勝」について考えてみたいと思います。
▼上述した通り、大穴の単勝でも長期回収率をプラスにすることは可能です。
本命サイドや中穴と比べると、少し難易度は上がりますが、ポイントさえ押さえておけば、十分回収できる。
▼まず、大穴の単勝を狙う場合、「荒れるレースを選ぶ」
これが最初のポイントになります。
大穴の単勝を狙うわけですから、レースそのものが荒れないと、お話にならない。
▼なので基本的には、多頭数のレースを選んでいくのが良い。
少頭数のレースだと、どうしても人気馬が強いので、固く収まってしまうケースが多いわけです。
▼多頭数というのは、大体16頭以上かな。16~18頭立てですね。
これくらいの頭数で狙っていけば、定期的に大穴馬が勝つので、それを狙っていけばいい。
▼大穴狙いの次のポイントとしては、「断然人気の馬がいないレースを選ぶ」
1番人気が断然人気だと、多頭数でもその1番人気が勝つ確率が高くなってしまい、大穴馬の出る幕がない。
なので大穴狙いの場合は、「1番人気が弱いレース」を選んでいく方が、効率よく的中率を上げていくことができます。
▼さらに次のポイントとしては、「逃げ・先行馬を選ぶ」
競馬の脚質は、逃げ・先行・差し・追い込みと、大きく4つに大別できます。
このうち、大穴馬が好走しやすいのは、逃げ・先行かなと。
つまりは、前に行ける馬ですね。
▼競馬では、前に行ける馬がデータ的に有利。
大穴馬というのは、弱い馬ですから、弱くても何とかなるようにしなければならない。
そのためには、先行するのがベター。
大穴馬の単勝を狙うなら、追い込み馬より、先行馬をお勧めします。
▼ここまで書いてきたような条件を徹底的に守っていければ、大穴馬の単勝で、プラス収支にすることができると思います。
大切な事は、適当に大穴馬の単勝を狙うわけではないということ。
自分のフィーリングより、データを信じること。
それができれば、大穴馬の単勝で勝つ方法に近づけると思います。
▼▼ここまでをまとめてみましょう。
単勝馬券で勝つ方法は3つ。
①本命サイドの単勝1点買い
②中穴サイドの単勝1~4点買い
③大穴サイドの単勝1~6点買い
はい。
単勝馬券で利益を出すためには、主にこの3パターンで攻めていくことになります。
▼回収率が最も高くなりやすいのは、②の中穴単勝。
的中率と回収率のバランスが良いのは、①の本命サイド単勝
ということになります。
大穴の単勝は、最も難しいので、競馬歴が長い人や、大穴党以外は無理に狙わなくても良いかと思います。
▼では次に、「本命サイドの単勝1点買い」について、具体的に考えてみたいと思います。
先ほども書きましたが、本命サイドの単勝を狙う場合は、いくつかのポイントとコツがあります。
まとめてみましょう↓
×断然人気の単勝は避ける
○1~3番人気で、オッズ3倍以上を狙う
×追い込み馬は、できれば避ける
○先行馬は狙い目
×極端な外枠は避ける
○前走、余裕で1着の馬は狙い目
○内枠は狙い目(芝のレース)
はい。
本命サイドの単勝馬券で利益を出す場合、この辺は基本的なポイントになります。
▼まず、「×断然人気の単勝は避ける」
先ほども解説した通り、断然人気の単勝馬券は、オッズ幅が小さすぎて、オッズの歪みを突いていくことができません。
どんなに期待値の高い馬でも、単勝オッズ1.3倍では、控除率の20%を超えるのが非常に難しいわけです。
▼オッズの絶対値が小さいゾーンでは、オッズの歪み幅も小さくなる。
つまり、「オッズの間違い」を探して、そこで利益を出していくのが基本になるのに、その作戦が思ったように機能しないわけです。
例えば、単勝1.3倍の馬が過小評価されていたとしても、実質のオッズはせいぜい1.2倍くらいにしかならないわけ。
ここは難しいところですが、感覚的に捉えてください。
▼これが逆に、本命サイドではなく、中穴だったら?
例えば、単勝オッズ10倍の馬が過小評価だとする。
すると、実質オッズは7倍くらいということもあり得る。
7倍が10倍になっていれば、これはお買い得なんですね。
▼競馬で利益を出すということは、このような作業の積み重ねになります。
つまり、ひたすらお買い得な馬券だけを購入していく。
オッズが間違っている部分だけを狙っていく。
馬券で儲けるには、これしかないわけです。
▼このようなオッズの歪みは、中穴サイドが最も出現しやすい印象です。
本当は大穴サイドが最もブレが大きくなるわけですが、大穴サイドは基本回収率が低くなるため、ちょっと狙いにくいゾーンなんですね。
したがって、単勝馬券で儲けるためには、本命サイド(オッズ3倍以上)か、中穴サイドの単勝で狙っていくのが有効になるわけです。
▼▼では次に、「1~3番人気の単勝で、オッズ3倍以上を狙う」について。
本命サイドの単勝を狙う場合、1~3番人気のうち、期待値の高い馬を探して購入することになります。
この場合の注意点として、単勝オッズ2.9倍以下は、あまり狙わない方がよいという点が挙げられます。
▼なぜかというと、単勝2.9倍以下ということは、合成オッズ2.9倍以下ということになり、オッズの歪みが小さくなるので、控除率の壁を越えるのが難しくなるからです。
単勝馬券の控除率は20%。
この20%を超えて利益を出すためには、オッズが歪んでいる部分を狙い撃ちしなければならない。
そして、オッズの歪みは、オッズの数値が大きければ大きいほど、歪みやすくなるわけです。
▼その点から考えると、単勝2.9倍以下の単勝は、的中率は高いんですが、長期回収率を100%以上にするのが難しい。
この場合、「的中率35%・回収率80%」くらいの成績に収束しやすいです。
的中率35%は優秀ですが、回収率が80%ではお金は減る一方なので、あまり単勝オッズが低い馬は、狙いたくないところです。
▼特に、単勝1倍台の馬。
このような断然人気馬は、競馬新聞にもずらりと◎が並び、絶対勝つかのような雰囲気を漂わせます。
なので、断然人気馬の単勝に10万円!というような、大勝負をする競馬ファンが後を絶ちません。
しかしながら、単勝1倍台の単勝は、的中率が高いだけで、回収率的にはハイリスクローリターンとなります。
▼なので、1~3番人気の単勝で勝負するなら、単勝オッズ3倍以上の馬で勝負するのが望ましい。
単勝オッズ3倍以上ということは、合成オッズ3倍以上となるので、オッズが歪みやすく、プラス収支にしやすいわけですね。
▼このような合成オッズの考え方は、単勝だけでなく、他の馬券種でも同様です。
例えば、当ブログでは、「本命サイドの多点買い」は非推奨ですが、これはなぜかというと、本命サイドを多点買いすると、合成オッズが下がり、回収率が100%を超えにくくなるからです。
先程の、単勝1倍台の話と、本質は同じですね。
▼単勝馬券に限らず、馬券で利益を出すためには、的中した時に、しっかり利益が出るように購入しなければならない。
1万円の馬券を購入して、的中しても1万5,000円にしかならないのであれば、それは合成オッズが低すぎると考えられます。
このような低合成オッズでの勝負を繰り返していると、マイナスが積もり、お金が減っていってしまうんですね。
なので、もし1万円の馬券を購入したなら、的中時には最低でも3万円くらいになるように、狙うオッズを調整していくことが重要です。
▼▼では次に、「追い込み馬は、できれば避ける」について。
単勝で勝つ方法を考える上で、「脚質」は非常に重要な意味を持ちます。
脚質とは、個々の馬の作戦で、大きく4種類に大別されます。
逃げ
先行
差し
追い込み
この4種類ですね。
▼逃げというのは、スタートから先頭を走る作戦。
先行というのは、2~3番手につけて、直線で抜け出す作戦。
差しは、中団につけて、直線で差す作戦。
そして追い込みは、最後方から進んで、最後の直線で一気に追い込む作戦です。
▼このような脚質は、それぞれのサラブレッドの才能や性格によって決定されます。
例えば、スピードはあるが臆病な馬。
このような馬の場合、馬群に入れてしまうと怖がってしまうので、スタートから先頭に立って、1頭で気分良く走らせる作戦が有効になります。
▼さて、馬券的な側面から考えると、脚質には注意点もあります。
それは、「基本的には、脚質は、前に行けるほど有利」という点です。
つまり競馬では、逃げ・先行が有利で、追い込みは不利になりやすいということになります。
▼単勝で勝つ方法を考える場合でも、追い込み馬はできるだけ避けた方が、単勝馬券で利益を出しやすくなります。
追い込み馬というのは、最後方から直線だけで追い込む競馬になるので、勝ち切れない、取りこぼす、ということが多くなります。
2~5着までは追い込んで来ることができても、勝つまでには至らない、というケースが多くなるわけです。
▼データ的な観点から分析しても、逃げ馬・先行馬の単勝回収率は高くなりますが、追い込み馬の単勝回収率は最も低くなります。
データ分析してみても、やはり追い込み馬は不利で、回収率を高めにくいことがわかります。
▼ただ、追い込み馬は、魅力的なんですよね。
一番後ろから追走して、最後の直線だけで一気に追い込んでくる姿は、心を打たれるものがあります。
なので、競馬ファンでも追い込み馬が大好きな人は多いわけです。
追い込みは、競馬のロマンでもありますね。
自分の応援する馬が、最後方から追い込む姿を、自分自身の人生に投影している人も多いと思います。
▼これはこれで、競馬のロマンティックな側面なので、素晴らしいことだと思います。
ただ、単勝馬券で勝ちたいとか、単勝馬券で利益を出したいと考えるなら、追い込み馬より、逃げ・先行馬の方が、期待値は高いと言えます。
これだけ頭に入れておくと、単勝で回収率を高めやすくなると思いますね。