▼本日は、ボックス馬券について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・ボックス買いでも儲かるが、投資効率を考えると、流しやフォーメーションの方が儲けやすい
・ボックス買いは、合成オッズを下げると儲からなくなるので注意
・特に、人気馬を入れすぎたボックス買いは、プラス収支にしにくい
・ボックス買いでプラス収支にするためには、荒れるレースを選ばなければならない
・ボックスで全通り買うと、馬連153点、三連複816点、三連単4896点となる(18頭立ての場合)
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼競馬のボックス買いとは、自分が選んだ馬の組み合わせを、すべて購入する買い方です。
例えば、「1.3.5.7.9番」の馬を選んで、馬連ボックス買いにすると、これらの馬が1着2着に来た時に、すべて的中となります。
馬連ながしの場合は、「軸馬」が連対しなければ的中とはなりませんが、ボックス買いは軸馬は関係ないので、競馬初心者さんでも当てやすい買い方になります。
▼では、このボックス買い。果たして、儲かるのか?それとも儲からないのか?
私の考えを言えば、「ボックス買いでも儲かるが、投資効率を考えると、流しやフォーメーションの方が儲けやすい」という感じですね。
もちろんボックス買いでも、しっかりレースを選んで、計算して購入すれば利益は出ます。
ただ、ボックス買いは無駄な馬券を数多く購入してしまうので、効率の良い買い方とは言い難い。
▼例えば、「1.3.5.7.9番」の馬連ボックス買いをしたら、10点買いです。
この10点のうち、期待値の高い馬券が5点あるとすれば、残りの5点は期待値が低いわけです。
つまり、ボックス買いは無駄な馬券を購入させられてしまう、ということになる。
▼ボックス買いで期待値が低い組み合わせになりやすいのが、「人気馬同士の組み合わせ」と「穴馬同士の組み合わせ」です。
人気馬同士の組み合わせは、的中率は非常に高いんですが、オッズが低く、回収率が上げにくい。
ボックス買いで人気馬同士の組み合わせを買いすぎると、高確率でマイナス収支になってしまいます。
これは、合成オッズが下がるからです。
▼また、ボックス買いで穴馬同士の組み合わせを買いすぎても、これまたマイナス収支になる確率が高くなります。
穴馬同士の組み合わせは、一発高配当の魅力はありますが、的中率が極端に低く、期待値も低くなりやすいです。
そのため、ボックス買いで穴馬ばかり購入してしまうと、儲からないということになりやすいわけですね。
競馬の年間収支をプラスにするサイトを公開
▼競馬ファンの最終目標である「年間プラス収支」
これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。
私が、年間プラス収支を達成できたのは、
やっぱり⇒『このユニークなサイト』で学んだからです。
ボックス馬券で勝つ方法
▼ということで、ボックス馬券について、次の解説をしていきましょう。
ボックス買いでも儲かるが、効率を考えると、ながしやフォーメーションの方が良い。
それは、ボックス買いだと期待値の低い馬券までまとめて購入してしまうからである。
ここまで解説しましたね。
では、ここからはさらに具体的にボックス買いのポイントについて説明していきます。
▼ここからは、「ボックス買いと期待値の関係」について。
「ボックス買いは儲からない!」と言っている人の多くは、本命サイドを買いすぎ。
もしくは大穴サイドを狙いすぎです。
例えば、「1~5番人気の馬連ボックス(10点買い)」
これは、競馬初心者さんがよくやる買い方です。
的中率が非常に高く、馬券を当てやすいので、この買い方をする人が多いわけですが、これだと儲からないですね。
▼「的中率が高いのに、なんで儲からないの?」と思うかもしれませんが、競馬において、的中率と回収率は全く別物です。
どんなに馬券を当てても、その当てた馬券の期待値が低ければ、絶対に利益は出ないわけです。
「期待値の低い馬券を当てても、利益は出ない」
この意味がわかってくると、競馬の勝ち組に一歩近づきます。
▼期待値というのは、オッズとは微妙に違います。
オッズが低ければ、期待値も低くなると考えている人がいますが、これは全然違います。
オッズが低くても、期待値が高い馬券はある。
逆に、オッズが高くても、期待値が低い馬券は当然あるわけです。
▼期待値というのは、「馬の能力とオッズのバランス」ですね。
簡単に言えば、「馬は強いのに、オッズが高い」→このような状態を、期待値が高い状態と言います。
このような馬券を買い続ければ、長期的に馬券で利益を出すことができるわけです。
▼ボックス買いの話に戻りましょう。
ボックス買いで本命サイドを買いすぎると、期待値の低い馬券を数多く購入してしまうことになる。
本命サイドにも期待値の高い馬券はありますが、数は少ない。
なので、ボックス買いで本命サイドを大量購入してしまうと、どうしても期待値の低い馬券が多く混ざってしまい、回収率が下がるわけです。
なので、ボックス買いで本命サイドを買いすぎる人は、回収率が上がらず、利益が出ない、儲からないということになってしまうわけですね。
▼▼では、次のポイントについて。次は、「ボックス買いと合成オッズの関係」について。
ボックス買いは、合成オッズを下げると儲からなくなります。
合成オッズとは、馬券が的中した時の平均払戻倍率のことですね。
例えば、1万円分の馬券を購入して、的中した時に大体3万円くらいになるなら、合成オッズは約3倍ということになります。
▼この合成オッズは、馬券で利益を出すために、非常に重要なポイントになります。
簡単に言えば、「合成オッズが下がると、利益を出しにくくなる」わけです。
なので、馬券で利益を出したければ、合成オッズを下げないようにすることが重要です。
▼合成オッズは、多点買いしたり、本命サイドを買いすぎたりすると、下がります。
逆に言えば、合成オッズを上げるためには、買い目点数を絞る、本命サイドを切る、という作業が有効になるわけです。
プロ馬券師やセミプロ馬券師は、買い目点数が少ないし、本命サイドを買うことも少ないです。
これは、合成オッズを引き上げて、利益を出しやすくしているわけですね。
▼box馬券を買う場合も同様で、合成オッズをしっかり意識しないと利益が出ません。
特に、box馬券の場合は、買い目点数が多くなりやすいので、油断するとすぐに合成オッズが下がってしまう。
なので、ボックス馬券で勝負する場合は、常に合成オッズを気にしておく必要があるわけです。
▼最悪なのは、「ボックス買いで、本命サイドを多点買いする」ということです。
上述した通り、多点買いと本命買いは、合成オッズを下げる原因になるので、これを両方やってしまうと、一気に合成オッズが下がって、全く利益が出なくなります。
なので、ボックス買いで利益を狙う場合は、「買い目点数を絞る」「人気馬ばかり入れない」ということが大切なんですね。
▼合成オッズを下げると、的中率がアップするので、ついつい合成オッズを下げてしまう人が多いです。
しかし、合成オッズを下げてしまうと、馬券はよく的中するんですが、プラス収支にならない。
私たちが馬券を買う目的は、プラス収支にして利益を出す事であり、馬券を当てる事ではない。
そう考えると、合成オッズはできるだけ高めを維持することが大切であると言えるわけですね。