▼本日は、複勝で儲かる買い方について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・複勝で稼ぐには、オッズ2~6倍程度の範囲で狙っていくのが効率が良い
・人気馬はほとんど複勝オッズ1倍台だが、1.1倍~1.9倍のオッズで長期的に利益を出していく事は、非常に難しい
・中穴馬の複勝で稼ぐためには、人気馬に死角があるレースを選んでいく必要がある
・逃げ馬と先行馬の複勝は、儲かりやすい
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼中央競馬の9種類の馬券の中で、最も的中率が高いのが複勝馬券です。
複勝馬券は、2着もしくは3着までに入る馬を当てれば良いだけなので、当てるのが簡単。的中率が高くなります。
▼この的中率の高さに目をつけ、「複勝馬券をコツコツ当てていけば、どんどんお金が増えるのではないか?」と考える競馬ファンは多いです。
しかし、話はそんなに簡単ではありません。
複勝馬券でコツコツ利益を積み重ねていくのは、競馬のスキルの中でも、かなりレベルの高い技術なんですね。
▼「複勝馬券は的中率が高いのに、なんで利益を出すのが難しいの?」と思いますよね。
複勝で利益を出すのが難しい理由は、オッズが低いからです。
オッズが低いという事は、合成オッズも低くなるので、控除率の壁を越えるのが難しくなるわけです。
▼競馬には、控除率というものが設定されています。
控除率とは、JRAが売り上げから天引きしていく割合のことですね。
この控除率は、馬券種によってその割合が違います。
複勝の控除率は、20%になっています。
▼なので、この20%を上回るような回収率を出さないと、複勝馬券で利益を出すことはできないわけです。
そして、控除率を上回るためには、ある程度の「オッズ幅」が必要になるわけですね。
もっと簡単に言えば、ある程度の高配当を取らないと、控除率を上回ることはできないわけです。
▼なので、「複勝は的中率が高いから、簡単に利益が出るだろう!」と考えているそこのアナタ。
その考えで、安易に複勝馬券を購入してしまうと、間違いなく負けます。
嘘だと思ったら、実際にはお金を賭けずに、シミュレーションでテストしてみてください。
高確率でマイナス収支になると思います。
▼では、複勝で稼ぐのは不可能なのか?
いえ、そんな事はありません。「複勝で稼ぐ事は十分可能です」
でもそこには、いくつかのポイントとコツがあります。
記事後半では、実際に複勝馬券で利益を出すための知識をシェアしていきたいと思います。
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▼競馬ファンの最終目標である「年間プラス収支」
これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。
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複勝で勝つためのポイント
▼ということで、複勝で稼ぐ事について、次の解説をしていきましょう。
複勝で利益を出すには、どれくらいのオッズの馬を購入すればいいのか?
これは重要なポイントになります。
▼人気馬の複勝オッズは、ほとんどが1倍台のオッズになります。
1番人気だと、1.1倍~1.3倍くらいしかオッズがつきません。
オッズはつかないけど、1番人気の複勝は、すべての馬券種の中で最も的中率が高い馬券になります。
ここをどう考えるか。
▼私の結論を言えば、「オッズ1倍台の複勝で、長期的に利益を出し続ける事は、かなり難しい」と考えます。
もちろん、単発の的中で、一時的に利益を出す事は簡単です。
複勝オッズ1.3倍の馬を購入して的中すれば、1万円が1万3,000円になります。
簡単に3,000円の利益が生まれましたね。
複勝は的中率が高いので、このような狙い方をする競馬ファンが非常に多いです。
▼しかし、このような本命サイドの複勝馬券は、単発では利益を出すことができますが、買い続けると高確率でマイナスになってしまう。
なぜかと言うと、オッズが低いからです。
オッズ1.3倍では、10回中8回当てないと、プラス収支にはなりません。
しかし、複勝を10回中8回当てるというのは、ほとんど不可能に近いわけです。
▼これもシミュレーションでテストしてみればわかります。
複勝を10回中8回当てることが、いかに難しいことか。
それをやるんだったら、オッズ10倍以上の単勝を、10回中1回当てる方がはるかに簡単なんです。
▼私の考えですが、馬券というのは、「固い馬券をコツコツ当てる」より「穴馬券をたまに当てる」方が、ずっと簡単なんですね。
なので、私の周りのプロ馬券師を見ていても、本命党よりも穴党の方が、はるかに多いです。
それくらい、本命サイドの馬券で利益を出し続ける事は、難しいということなんです。
▼なので、複勝馬券で稼ぐ場合でも、ある程度のオッズ値があった方が勝ちやすいです。
目安としては、「複勝オッズ2~6倍程度(1点買いの場合)」
私の場合は、これくらいで狙っていくことが多いですね。
私の年間馬券収支は、複勝でもプラスになっているので、この狙い方は、あながち間違ってはいないのかなと思うわけです。
▼▼この場合の注意点として、「複勝は、オッズが高すぎると、それもまた勝ちにくくなる」という点が挙げられます。
先程、私は、複勝オッズ2~6倍程度が勝ちやすいと書きました。
複勝オッズ1倍台では、控除率の壁を越えていかないからですね。
では、複勝オッズは高ければ高いほど勝ちやすいのか?
▼これは違います。複勝オッズは、高ければ良いというものではない。
なぜなら、複勝オッズが高いという事は、人気薄であるということであり、大穴馬を狙うことになるからです。
中央競馬において、大穴馬を狙いすぎる事は、回収率を下げることにつながってしまうわけです。
▼例えば、複勝オッズ10倍の馬。これはオッズが高いです。
なので、勝ちやすいかと思いきや、長期的にはプラス収支にするのが難しくなる。
なぜなら、あまりにも人気薄だからです。
▼複勝オッズ10倍となると、人気で言うと、11番人気~13番人気あたりになります。
これは大穴馬の部類に入りますね。
ここまで人気薄になってしまうと、利益を出すのが難しくなります。
▼中央競馬で人気薄の馬は、控除率と過剰人気の影響から、回収率が下がりやすくなるからです。
これはデータ分析してみれば分かりますが、10番人気以下の馬は、単勝馬券でも複勝馬券でも、回収率が低くなることが分かっています。
複勝馬券の平均控除率は20%ですが、大穴馬の複勝になると、20%以上控除されるような気もします。私の印象ですが。
▼複勝馬券の控除率が20%なら、回収率は80%になるはずですが、データ的には、13番人気の複勝回収率は約65%しかありません。
大穴馬というのは、このように低い回収率が出てしまうわけですね。
ここには、過剰人気の影響もあります。
▼10番人気以下の大穴馬を狙う場合、複勝馬券で狙う競馬ファンが非常に多いわけです。
例えば、12番人気で来そうな馬を見つけた場合、単勝では的中確率が低すぎる。
なので、多くの競馬ファンは複勝馬券で大穴馬を狙うわけですね。
▼その結果、大穴馬の複勝馬券は過剰人気になり、オッズが下がってしまい、回収率も下がるわけです。
だから人気薄の複勝馬券は回収率が低くなるわけですね。
複勝はオッズが低く、的中率が高いので、ついつい大穴を狙いたくなりますが、複勝であまりにも人気薄を狙ってしまうと、大きく回収率が下がってしまうので要注意ですね。
なので私のオススメは、複勝オッズ2~6倍くらいの複勝です。