Mデムーロ騎手のデータ

▼本日は、ミルコ・デムーロ騎手について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。

まず、結論から書いていきます↓


・Mデムーロ騎手は、大きなレースに強い。重賞レースやG1など、賞金の高いレースでは要注意

・Mデムーロ騎手は、2018年頃からスランプだったが、近年はまた復活してきている

・ルメール騎手は過剰人気になるが、Mデムーロ騎手は過剰人気にならないので、回収率ではルメールよりミルコデムーロの方が高くなりやすい

・Mデムーロは、牝馬限定戦やハンデ戦など、難解な混戦レースで回収率が高い



ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。



▼Mデムーロ騎手は、Cルメール騎手と同時期に、初めての中央競馬での外国人騎手となった人物です。

中央競馬の騎手になる前から、短期免許で日本で活躍していました。

大舞台にめっぽう強く、全盛期はG1を勝ちまくり。

大きなレースでは、どんな馬でも持ってきてしまう印象でした。



▼大舞台に強いのは、昔から今も変わりません。

現在でも、Mデムーロ騎手は大きなレースでの回収率が高い。

実際のデータを見てみましょう。


Mデムーロ騎手データ。クラス別】2020~2023年

重賞レース→単勝回収率94%
G3→単勝回収率168%
平場→単勝回収率84%



はい。
Mデムーロ騎手の戦績を、クラス別にまとめると上記のようになります。



▼このデータを見れば一目瞭然ですが、明らかに重賞レースなどの大きなレースで回収率が高くなっています。

平場の回収率が84%で、重賞レースの回収率が94%なので、大きなレースになると10%も回収率がアップすることになります。

特に、G3の成績は優秀で、回収率168%と非常に高い数値になっています。

現在のMデムーロ騎手は、乗り馬の質がそれほど高くないので、G2やG1ではなかなか通用しませんが、G3だと騎手の腕で持ってくることが多いわけですね。



▼ちなみに、Mデムーロ騎手のG2やG1のように、乗っている馬が弱すぎると、回収率が低くなります。

これはなぜかと言うと、乗っている馬が弱いという事は、人気薄の馬に騎乗するということであり、人気薄の馬は回収率が低くなるからです。

なぜ人気薄の馬が回収率が低いかと言うと、過剰人気の影響と、控除率の影響ですね。



▼人気薄の馬は、オッズが高いので、一攫千金を狙うことができ、魅力があります。

そのため、何も考えずに大穴馬の馬券を購入する競馬ファンが一定数存在する。

なので、人気薄の馬券は、能力以上に売れてしまい、回収率が低く出やすくなるわけですね。


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Mデムーロ騎手の狙い目

▼ということで、Mデムーロ騎手の買い方について、次の解説をしていきましょう。

では、次のデータを検証してみます。


Mデムーロ騎手データ。条件別】2020~2023年

牝馬限定戦→単勝回収率119%
ハンデ戦→単勝回収率95%
2歳限定戦→単勝回収率90%
3歳限定戦→単勝回収率94%



はい。
レース条件別に、Mデムーロ騎手の狙い目を列挙してみました。



▼まず、牝馬限定戦の回収率が119%と、非常に高くなっています。

牝馬限定戦とは、女の子だけのレースで、混戦模様になりやすいレースタイプになります。

混戦になると、馬の能力に差がなくなり、騎手の腕が問われることになります。

そのため牝馬限定戦では、腕のあるMデムーロ騎手の回収率が高くなりやすいわけですね。



▼牝馬限定戦では、多少、人気薄でも、能力が通用するケースが多い。

例えば、G1で12番人気だったら馬券圏内に持ってくるのはかなり難しいですが、牝馬限定戦の12番人気なら、人気上位馬と能力にそれほどの差はないので、騎手の腕で馬券圏内に持ってくることが可能になるわけです。



▼これは、Mデムーロ騎手の「騎乗馬の平均オッズ」を見れば、よくわかります。


Mデムーロ騎手。平均オッズ

G1レース→平均オッズ35.4倍
牝馬限定戦→平均オッズ13.0倍
ハンデ戦→平均オッズ13.9倍



はい。
このように、Mデムーロ騎手は、G1では騎乗馬が弱いわけですが、牝馬限定戦ではそこそこ能力が通用する馬に騎乗していることがわかります。

G1では、馬が弱すぎて回収率が低くなるが、牝馬限定戦では勝負になる馬に騎乗しているので、回収率が高くなるわけですね。



▼では次に、「ハンデ戦」

ハンデ戦の回収率も、単勝回収率95%と優秀な数値になっています。

ハンデ戦とは、出走馬の斤量にハンデを与えて、すべての馬が同じくらいの能力になるように調整されたレースです。

こうすることによって、高配当が出やすくなり、競馬ファンの射幸心を刺激することができるわけですね。



▼ハンデ戦も、牝馬限定戦と同じように、各馬の能力の差が小さいので、腕のある騎手は回収率が高くなります。

Mデムーロ騎手は、牝馬限定戦やハンデ戦で回収率が高い。

という事は、彼は混戦のレースで、騎乗馬を上位に持ってくるだけの腕があるということになります。

従って、牝馬限定戦やハンデ戦などの混戦レースでは、Mデムーロ騎手は要注意ですね。



▼▼では、次のデータを見てみましょう。

Mデムーロ騎手の「新馬戦」の回収率は、単勝回収率88%・複勝回収率89%となっています。

ここは狙い目ですね。

単純に、単勝や複勝では利益は出ませんが、馬券種をズラせば、プラス収支が狙える状況になっています。



▼Mデムーロ騎手は、新馬戦に強く、新しい馬に騎乗する時は要注意です。

Mデムーロ騎手は、テン乗り(初めて騎乗する馬)にも強く、乗り替わりでも回収率が高くなりやすい騎手ですね。

新馬戦で馬券を購入することが多い人は、Mデムーロ騎手をマークしておくと、回収率が上がりやすくなると思います。



▼あとは、2勝クラスの成績も良くなっています。

Mデムーロ騎手の2勝クラスの回収率は、単勝回収率90%・複勝回収率85%と優秀です。

単勝回収率90%あれば、馬単や三連単の1着固定で、簡単に利益を出すことができます。

2勝クラスでは、Mデムーロ騎手は要注意ですね。



▼このような感じで、今でもMデムーロ騎手は、狙い目がたくさんある騎手で、儲けやすいタイプだと思います。

ただ、昔ライバルだったルメール騎手とは、大きな差がつけられてしまった印象です。

昔は、ルメール騎手より、Mデムーロ騎手の方が活躍していたんですけどね。

今は、ルメール騎手がスーパースターで、Mデムーロ騎手は2流騎手という感じになってしまいました。



▼これは、Mデムーロ騎手が下手になったからではなく、騎乗馬の質が下がったからです。

要は、ルメール騎手は乗っている馬が強いから勝てるけど、Mデムーロ騎手は乗っている馬が弱いから勝てない。

2人の騎乗技術に、そこまでの差はないと思うんです。

ここには、エージェントの問題も絡んできます。



▼勝率や連対率などの好走確率で見ると、ルメール騎手の圧勝。

でも、単勝回収率や複勝回収率などの回収率で見ると、Mデムーロ騎手の方が上なんです。

これは、ルメール騎手が過剰人気になるからなんですが、2人の騎乗技術にそこまでの差がない証明でもあります。

Mデムーロ騎手は、もっと強い馬が集まれば、まだまだ活躍できる騎手なので、いい馬が集まることを期待したいと思います。


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