▼本日は、タイム予想について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・タイム指数で勝つには、指数順位とオッズを比較することが必須である
・オッズを見ずに、ただ指数上位の馬を買うだけでは、利益を出すのは難しい
・スピード指数の優位性は、10年前と比べて、かなり下がってきている
・「指数上位だが、人気がない」→このような馬を狙っていくのが、タイム指数で勝つコツ
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。

▼競馬では、すべてのレースでタイムが発表されています。
発表されるタイムは、かなり細かい所まで公表されており、全体の走破時計だけでなく、200mごとのラップタイムまで発表されています。
このようなタイムを有効活用することによって、回収率を上げて、利益を出すことが可能になります。
▼では、タイム指数で勝つためには、どのような点に注意すればいいのか?
本日は、タイム予想の活用方法について、わかりやすく解説していきたいと思います。
▼まず、競馬のタイムですが、基本的にタイムは速ければ速いほど強いということになります。
芝1600mを、1.35.0で走破する馬と、1.33.0で走破する馬では、後者の方が強い可能性が高いわけですね。
競馬はタイムを競う競技ではないので、タイムが全てではありませんが、強さの目安にはなるわけです。
▼ただ、ここで問題になるのが、「競馬はレース条件が違うので、単純にタイムを比較しても意味がない」という点です。
タイムというのは、競馬場によって速いタイムが出るコースもあれば、遅いタイムが出るコースもある。
また、当日の「馬場状態」によって、同じ馬が走っても、タイムが全然違ったりするわけです。
このようなレース条件の違いがあるので、単純に「タイム」だけを見ていても、意味がないわけですね。
▼そこで登場するのが、「指数」です。
指数というのは、タイムの弱点を補うために生まれたものです。
指数は、「基準タイム」をまず決めて、その基準タイムからどれくらい乖離しているかによって、タイムを順位付けするものです。
この指数によって、条件がバラバラのタイムを、同一条件に近い形で比較することができるわけです。
▼単純なタイム比較では、全く使い物にならないデータでも、指数にすることによって、強力な武器に変わります。
スピード指数とは、簡単に言えば、「馬の能力を順位付けしたもの」ですね。
馬の強さに順位をつけることができれば、簡単に馬券で儲けることができる。
スピード指数には、そのような可能性が秘められています。
記事後半では、指数を使って利益を出す方法について解説していきたいと思います。
競馬の年間収支をプラスにするサイトを公開
▼競馬ファンの最終目標である「年間プラス収支」
これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。
私が、年間プラス収支を達成できたのは、
やっぱり⇒『このユニークなサイト』で学んだからです。

スピード指数で儲けるポイント
▼ということで、タイム指数について、次の解説をしていきましょう。
先程の続き。
スピード指数は、競馬場ごと、距離別に基準タイムを設定し、その基準タイムを元にして、各馬の走破時計を順位付けします。
これによって、条件が違うレースのタイムでも、同一条件のように比較することができるわけですね。
▼また、「トラックバイアス」も、タイム予想の弱点です。
トラックバイアスとは、馬場差のこと。
単純に馬場状態が良いとか悪いとかはもちろんのこと、内が伸びるのか?外が伸びるのか?というような部分も、トラックバイアスとなります。
▼このような馬場状態による差異も、数値化して比較できるのが、指数の強力な部分ですね。
良馬場と、重馬場では、同じ距離を走ってもタイムが全然違う。
なので、タイムだけ比較しても無意味なので、そこに馬場差を織り込んで、指数順位をつける。
これによって、全く違う馬場状態で走った馬を、比較することができるようになるわけです。
▼このように、スピード指数とは、全く異なる条件のレースのタイムを、同一条件であるかのように並列に置き、比較検討できるようにしたものです。
一昔前までは、このスピード指数はかなりの威力がありました。
単純に、指数上位の馬で馬券を構成するだけで、利益を出せる時代もあったわけです。
20年前くらいは、スピード指数上位の馬を買うだけで、かなりの利益が出せる状態でした。
▼ただ現在は、高度にインターネットが発達して、スピード指数も普及してしまった。
その結果、指数上位の馬が、オッズに反映されてしまい、優位性が減少したんですね。
なので現在は、指数上位の馬を単純に購入するだけでは、利益を出す事はできません。
▼しかしながら、指数がそのポテンシャルを失ったわけではない。
今でも指数は利益を出すことができます。
そのためには、単純に「指数上位の馬を買う」のではなく、「オッズとの乖離を狙う」という作業が必要になるわけですね。
▼▼この部分が、競馬のタイム指数で勝つ方法のキモになります。
タイム指数・スピード指数は、それ単品で使用しても威力を発揮しませんが、「オッズと併用」することによって、そのポテンシャルを最大級に発揮することができます。
では、オッズと指数を併用するとは、どういうことなのか?
▼例えば、20年前までは、「スピード指数1位の馬を軸にして、その馬から指数2~6位の馬へ流す」→このようなシンプルな戦略で簡単に利益を出すことができました。
しかし現在は、上述した通り、スピード指数もタイム指数も、インターネットによって急速に普及した。
その結果、スピード指数はオッズに反映されてしまい、その優位性を失ったわけです。
▼これを解決するためには、反映されてしまったオッズをチェックする必要がある。
指数がオッズに反映されたとは言え、完全に指数がオッズと同化したわけではありません。
指数がオッズに反映されていない部分ももちろんある。
その部分については、スピード指数の優位性が残っていると考えられます。
▼この辺は、競馬初心者さんには意味不明かもしれませんが、慣れれば簡単です。
要するに、「タイム指数とオッズが乖離している部分を狙い撃つ」
これができれば、現代競馬でもタイム指数で儲けることができます。
▼簡単な例を挙げてみましょう。
例えば、「スピード指数1位なのに、5番人気」→このような馬は、指数とオッズが乖離していると言えます。
そして、このような馬は、期待値が高い馬と言えるわけです。
▼もちろんこの場合、そのスピード指数の精度が高いことが絶対条件になります。
スピード指数の精度が高い場合、指数1位なら強い馬と言えますが、その1位の馬が5番人気なら、これは美味しい馬と言える。
いわゆる「期待値が高い馬」と言えるわけです。
▼スピード指数を活用する場合は、このような「期待値」を常に考えていく必要があります。
単純に指数1位の馬を購入しても利益は出ない。
指数1位でも、1番人気だったら期待値の上昇は無いからです。
▼したがって、タイム指数で勝つ方法としては、「タイム指数とオッズを比較する」ということになるわけです。
タイム指数が5位でも、10番人気なら、これは期待値が高い馬と言える。儲かる。
タイム指数が4位でも、1番人気なら、これは期待値が低いと考えられる。儲からない。
このように、指数を活用して予想する場合は、必ずオッズと比較すること。
これができれば、今の時代でもタイム指数で利益を出すことができるわけですね。
▼▼一般に、タイム指数とかスピード指数ランキングと言うと、「指数1位の馬を買えばいいんだな!」と考えてしまいがちですが、これは半分正解ですが半分間違っています。
確かに、そのスピード指数の精度が高いなら、1位の馬は能力が高いと言える。
しかしながら、馬券の世界では、能力の高い馬を購入しても儲かるわけではないのです。
▼競馬には、「強い馬」と「儲かる馬」がいます。
このニ者は、全く別物です。
強い馬というのは、能力が高い馬のこと。儲かる馬というのは、能力の割にオッズが高い馬のことです。
ほとんどの競馬ファンは、このことを理解できていません。だからみんな負け組になるんですね。
▼多くの競馬ファンは、強い馬を探して、強い馬を購入しようとする。だから馬券で負けるわけです。
競馬というスポーツは、強い馬を決める競技ですが、一方で「馬券勝負」というのは、強い馬を探すゲームではない。
馬券は、強い馬を探すゲームではなく、儲かる馬を探すゲームなんです。
▼「強い馬は、イコール儲かる馬だろ!」と考えている人が多いわけですが、これは全然違います。
馬の強さと、儲かるかどうかは全く別物。
ここを理解していないと、馬券では一生勝てません。
単純に、強い馬を買っても儲からないわけです。
ここが馬券で利益を出すための最大のポイントになります。
▼儲かる馬というのは、いわゆる「期待値」のことですね。
パチンコやパチスロには、期待値が当然のように設定されていますが、実は競馬にも期待値があります。
競馬の期待値は、馬の能力とオッズを比較することで見えてくる。
そして、この期待値を意識して馬券購入しないと、馬券で利益を出すことはできないわけです。
▼ということで、本日のテーマ、「タイム指数で勝つ方法」に戻りますが、タイム指数で勝とうとする場合でも、馬の能力とオッズを比較して、期待値を分析する必要があります。
これが先ほどから私が解説している、「指数とオッズを比較する」という作業になるわけですね。
指数が馬の強さを示しており、オッズが期待値を分析するために必要な指標となる。
▼スピード指数で勝つ場合でも、それ以外の予想材料で勝つ場合でも、基本は同じです。
馬券で利益を出すためには、馬の能力とオッズを比較する作業が必要不可欠である。
単純に、馬の能力だけを見ていても、オッズを見ていなければ絶対に勝てません。
このことは必ず頭に入れておいてください。