▼本日は、休み明けの馬券の買い方について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・休み明けとは、レース間隔が3ヶ月以上、空いていること
・休み明けは不利と言われているが、現代競馬では、調教技術の発達により、休み明けの馬でも互角に戦える
・むしろ重賞レースでは、休み明けの馬の方が回収率が高いケースも多い
・ただ、レース間隔が半年から1年以上の鉄砲使いになると、的中率と回収率が下がってくる。あまり長期の休み明けは割引き
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。

▼競馬のサラブレッドは、一般的には、1ヶ月に1回くらいの間隔でレースに出走します。
そして馬に疲れが溜まってくると、「放牧」「休養」という形で、お休みに入るわけですね。
しばらく休んで疲れが取れたら、またレースに復帰します。
▼この休んでいた馬が復帰してくるレースを、「休み明けのレース」と言います。
休み明けは、馬がボケているので、不利であると考えられていることが多いわけですが、これは本当か?
本日は、休み明けのデータについて、わかりやすく解説していきたいと思います。
▼まず、具体的なデータから見ていきましょう。
【レース間隔データ。連対率。全クラス対象】2020~2023年
連闘→10%
2週→13%
3週→17%
4週→17%
5~9週→15%
10~25週→13%
半年以上→11%
はい。
レース間隔ごとの連対率は、上記のようになります。
▼このデータを見ると、連対率が高いレース間隔は、3週から4週。
つまり、1ヶ月に1回くらいの出走がベターということになります。
先ほど私は、「サラブレッドは、一般的には1ヶ月に1回くらいの間隔でレースに出走する」と書きましたが、やはりこれくらいのレース間隔で出走するのが、馬にとっては良いということになります。
▼では、本日のテーマである、「休み明けの馬」はどうでしょうか?
休み明けの定義は、「レース間隔2~3ヶ月以上」とします。
上記のデータで言えば、10~25週の部分。
2か月半から6か月のレース間隔になります。
この場合の連対率は、約13%。
1ヶ月に1回の出走間隔の馬が、連対率約17%ですから、休み明けの馬は信頼度が少し下がることになります。
▼また、6か月以上のレース間隔になると、連対率がさらに下がり、11%になります。
従って、私たち馬券を買う側は、レース間隔3~4週の馬を中心に馬券を構成すると、的中率と回収率が上がりやすくなることになります。
そして、レース間隔は、空けば空くほど馬券になる確率は下がっていく。
つまり、基本的に休み明けは不利であると言えます。
ただ、ハイレベルなレースに関しては、休み明けの方が良い面もあります。
記事後半では、休み明けでも狙えるレース条件について解説していきたいと思います。
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休養明けのデータ
▼ということで、休み明けの馬について、次の解説をしていきましょう。
先ほどの続き。
競走馬は、長く休むとボーっとして、ボケてしまうので、基本的に休み明けは不利である。
競走馬が最もよく走るレース間隔は、3~4週である。
ここまで解説してきました。
▼さて、よく聞く競馬格言に、「叩き2走目」というものがあります。
これは、一度休み明けを使って、2走目のレースのことを、叩き2走目と言うわけです。
上述した通り、競走馬というのは、レース間隔が空いてしまうと連対率が下がるので、休み明けを一度叩いて、2走目が狙い目であるという話ですね。
▼例えば、「4ヶ月の休み明けで出走→負ける→次のレースは3週のレース間隔で出走→勝つ」
これが叩き2走目での勝利ですね。
このようなパターンは、競馬では頻繁に散見されます。
競馬においては、休み明けの馬を購入するより、休養明け2戦目の馬を購入した方が儲かりやすいわけですね。
▼では、休み明けの馬は、馬券を購入しない方がいいのか?
そんな事はありません。
休み明けの馬が活躍するレースがあります。
それが、「重賞レース」です。
具体的なデータを見てみましょう。
【レース間隔データ。連対率。重賞レース】2020~2023年
連闘→11%
2週→6%
3週→8%
4週→9%
5~9週→14%
10~25週→17%
半年以上週→13%
はい。
重賞レースにおける、レース間隔ごとの連対率は、上記のようになります。
▼このデータを見ると、レース間隔を広めに取っている馬の方が、連対率が高いことが分かります。
先程のデータでは、全クラスの馬のデータを見てみましたが、今回は重賞レースに限定しています。
つまり、「重賞レースでは、休み明けの馬が強い」ということになるわけですね。