競馬新聞の見方

▼本日は、競馬新聞の活用方法について、当研究所の見解を書いてみたいと思います。

まず、結論から書いていきます↓


・競馬新聞で最も重要なポイントは、「前走の馬柱」

・前走の内容をしっかり分析することで、的中率と回収率が大きくアップする。

・特に、「前走1着」と「前走1番人気」は、期待値が高くなりやすく、狙い目である。

・「前走人気で負けて、今走人気落ち」というタイプは、今走で激走しやすく、好配当を取りやすい。



ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。



▼競馬予想する時には、競馬新聞を使うのが一般的です。

スポーツ新聞でも馬柱は見ることができますが、競馬新聞の方が、より詳細な情報を見ることができます。



▼でも、競馬初心者さんなどは、競馬新聞に書いてある情報がいまいちよくわからないこともあると思います。

そこで本日は、競馬新聞の馬柱の見方について解説してみます。



▼馬柱というのは、馬の名前の下か右にある、四角い情報ボックスです。

馬柱には、前走までのその馬の成績が凝縮されています。



▼馬柱に掲載されている情報は、このような内容になります↓


・開催
・日付
・レース名
・頭数
・着順
・距離
・芝ダート
・タイム
・騎手
・斤量
・ペース
・上がり3ハロン
・通過順位
・勝ち馬(もしくは2着馬)
・馬体重
・枠順
・人気
・調教タイム



はい。
あの小さい四角形の中に、なんとこれだけの情報が含まれているわけです。
(新聞によって、内容は一部異なります。上記は競馬ブック)



▼馬柱は、ひとつの四角形が1レース分になります。

四角形が5個あったら、5レース分の情報が網羅されていることになります。



▼この馬柱の中で、最も重要になるのが、「前走の馬柱

縦書きなら一番下の四角形。
横書きなら一番右の四角形。

これが前走の馬柱になります。



▼データ分析では、この前走の成績が、最も的中率と回収率に直結してきます。

また、その競走馬のオッズも、前走の成績に大きく左右されます。

前走の着順が良い馬は、馬券が売れるのでオッズも下がる。
前走の着順が悪い馬は、馬券が売れないのでオッズが上がります。



▼なので、前走の馬柱でまず見るべきポイントは、「前走の着順」ということになります。

前走の着順が1着の馬は、平均的に期待値が高くなりやすいです。

つまり、前走1着馬は、儲かりやすい馬と言える。



▼前走の着順と同じくらい重要なのが、「前走の人気」です。

前走の人気は盲点になりやすい。

競馬新聞でも、前走の着順は大きく書かれていますが、前走の人気は小さい文字で書かれているので見にくいです。



▼前走の人気の使い方としては、「前走人気で負けて、今走人気落ち

このようなタイプを狙う形になります。

前走で人気になるということは、そこでは力上位だったということ。

力上位なのに負けたという事は、何か敗因があるわけです。



▼その敗因を、多くの競馬ファンはわかっていないことが多い。

なので、前走人気だった馬が、今走で人気薄なら、それは儲けるチャンスなんですね。


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前走の人気がポイントになる理由

▼競馬新聞の読み方についての考察を続けます。

前走人気の話のつづき。

先ほどまでの話を簡単にまとめると、


○前走で人気になる⇒負ける⇒今走人気薄

×前走人気薄⇒勝つ⇒今走人気になる



はい。
競馬の場合、基本的には、人気になる馬は強い馬です。

平均的に見ると、人気は強さを表していると言っても過言では無い。



▼だから、前走で人気だった馬は、今走でも有力なんです。

そう考えると、前走人気だったのに、今走人気がないなら、それは絶好の狙い目となる。



▼逆に、前走で人気がなかったのに、たまたま展開がハマって勝ってしまった。

このような場合、今走では人気になってしまうケースが多いです。

でも、前走ではたまたま勝ってしまっただけなのに、今走で人気になってしまう。

そうすると、今走では負ける可能性が高くなるので、期待値は低いと考えられるわけです。



▼もちろんこれは、長期的な平均の話で、「前走人気薄で勝って、今走人気になってまた勝つ」ということも、もちろんあります。

あるいは、「前走人気で負けて、今走人気薄でまた負ける」というケースもあります。

ただ、長期的にどちらを狙ったほうが回収率が高くなるかというと、やはり先ほど私が書いたような狙い目にした方が、回収率は高くなりやすいわけです。



▼馬券というのは、何百レースと繰り返して、その合計で成績を競い合うゲームです。

なので、1レースの結果に左右されず、あくまでも長期的なデータを元にして馬券購入した方が、勝ち組になれる確率は高くなります。

そう考えると、「前走人気は買い」「前走人気薄は軽視」という形にしたほうが、回収率は上がりやすくなると思うわけです。



▼この流れで見ていくと、最も強い馬というのは、「前走断然人気で圧勝

これが一番、強い馬なんですね。

競馬では、断然人気になる馬は、長期的には断然能力が高いと言える。

また、競馬においては断然人気を背負うと、厳しくマークされたりして、思うように走れないことが多い。

それでも圧勝してしまう馬というのは、完全に能力が突き抜けているわけです。

これを頭に入れておくと、強い馬を見分けやすいと思いますね。



▼▼では次に、「前走騎手」について。

競馬新聞で、前走の馬柱を見る場合、「前走の騎手」をチェックすることが重要です。

競馬では、頻繁に騎手が乗り替わります。

そして、この乗り替わりをしっかり見極めることができれば、回収率の向上に役立つわけです。



▼騎手の乗り替わりを、ざっくりと3パターンに分けると、下記のようになります↓

①継続騎乗
②リーディング上位騎手への乗り替わり
③リーディング下位騎手への乗り替わり



はい。
この3パターンで、それぞれ期待値が違ってくるわけですね。



▼まず、①継続騎乗。

これは、前走から騎手が変わっていないパターンです。

基本的には、この継続騎乗が、最も馬券的には信頼できるパターンになります。



▼騎手が変わっていないという事は、いいレースをしてきたということ。

過去レースで、その馬がしっかりと能力を出し切れていると考えられます。



▼また、サラブレッドというのはそれぞれ性格があり、ファーストコンタクトで全ての癖を見極めるのは難しいです。

そういう意味でも、継続騎乗の騎手なら、乗り慣れているので癖を把握しやすく、馬の能力を引き出すことができるわけです。



▼少し具体的なデータも見てみましょう。

2015~2019年の重賞レース。

騎手の乗り替わりデータです↓


継続騎乗⇒連対率16%
乗り替わり⇒連対率11%



はい。
連対率で見てみると、5%くらいの差があります。

なので、軸馬を選ぶ場合などは、継続騎乗の馬を選んだ方が、的中率は上がりやすくなると言えます。



▼逆に、乗り替わりの馬を狙う場合は、どのようなケースか?

これは、穴馬を探す場合に効果的になります。

乗り替わりの場合、多くのケースで人気が落ちるわけ。

乗り替わるという事は、前走で負けているケースが多く、前走で負けた馬は、人気が下がってしまうからです。



▼信頼度で言えば、継続騎乗の方が上ですが、人気薄で穴を開ける馬は、乗り替わりの方が多い印象です。

先程のデータの続きを見てみると、


継続騎乗⇒平均オッズ50倍
乗り替わり⇒平均オッズ72倍



はい。
このように、明らかにオッズに差があるわけです。

簡単に言えば、乗り替わりの馬は、人気薄になるケースが多いわけですね。



▼ここまでを勘案すると、

「軸馬を選ぶ時は、継続騎乗」
「ヒモで穴馬を探す時は、乗り替わり」


という感じでアプローチしていくと、馬券がうまく噛み合いやすいわけです。

単純に、「乗り替わりだからダメだ」とか「継続騎乗だから狙おう」というアプローチではなく、乗り替わりを狙うなら、乗り替わりのメリットをしっかり認識した上で狙っていくと、回収率も上がりやすくなるわけです。



▼▼では次に、「前走の頭数」について考えてみましょう。

中央競馬では、様々な頭数のレースが開催されています。

少ない時は5頭立て、多い時はフルゲート18頭立てのレースが行われます。

そしてこの出走頭数は、そのレースのレベルを測る上で、意外と重要なポイントになります。



▼簡単に言えば、「出走頭数が多いレースほど、レベルが高い傾向にある」ということです。

もちろん例外もありますが、基本的に競馬のレースは、出走頭数が多ければ多いほど、ライバルも強くなり、レースのレベルが高くなります。

なので、たとえ前走で1着だったとしても、それが少頭数の5頭立てだったとしたら、あまりその勝利を高く評価することはできないということになります。



▼同じ「前走1着」なら、少頭数のレースで勝ってきた馬より、多頭数のレースで勝ってきた馬の方が、より価値が高い。

これを頭に入れておけば、そのレースを実際に見ていなくても、レースのレベルをある程度判定することが可能になります。



▼少頭数のレースで勝ってきた馬でも、前走1着なら、ほとんどの場合、人気になります。

しかし、少頭数のレースは、レースレベルが低くなりがちな上に、「揉まれる」という経験が出来ないので、楽に勝ててしまう。

なので、少頭数のレースで勝った後、次走で多頭数のレースで揉まれて負けてしまうというケースが頻発するわけですね。

従って、少頭数のレースで好走してきた馬は、あまり高く評価しない方が良いかと思います。



▼では次に、「ペース」について。

競馬新聞の馬柱には、そのレースのペースが記載されているケースが多いです。

SとかMとかHと書かれているものですね。

Sはスローペース。Mはミドルペース。Hはハイペースですね。



▼基本的に、スローペースは前が残り、ハイペースは差しが決まりやすいです。

なので、ペースの見方としては、「スローペースなのに差してきた馬」と「ハイペースなのに前で粘った馬」を高く評価することになります。

逆に、「スローペースに乗じて粘りこんだ馬」と「ハイペースのどさくさに紛れて差してきた馬」というのは、評価を下げることになるわけです。



▼ペースは、ただ何となく見ていても、何も見えてこないので、「その馬は、どのようなペースで、どのようなレースをしたか?」をしっかり考えることが重要です。

ここは競馬予想の楽しいところなので、推理力を働かせて、過去のレースのペースや展開をイメージしていくことが大切ですね。



▼▼では次に、「上がり3ハロン」について。

競馬新聞には必ず、上がり3ハロンという数字が記載されています。

これは何の数字かというと、「そのレースの最後の600メートルのタイム」ということになります。

1ハロンが200メートルなので、3ハロンで600メートルですね。



▼この上がり3ハロンのタイムは、競馬予想をする上で非常に重要な数字になります。

なぜかと言うと、上がり3ハロンというのは、レースの最後の勝負所でのがんばりを表しているからです。

競馬のレースは基本的に、前半はゆっくり走って、後半から加速させていくパターンが多いです。

いわゆる、上がりの競馬ですね。



▼競馬ではこのような、後半勝負のレースが多いため、上がり3ハロンのタイムが速い馬は、好走確率が高くなるわけです。

特に、今走の馬場状態が高速馬場の場合は、上がり3ハロンのタイムは非常に重要になります。

高速馬場では、上がり3ハロンが速くなる可能性が高いので、過去のレースで速い上がりを記録していた馬が有利になるわけです。



▼逆に、今走が高速馬場なのに、過去に速い上がり3ハロンを記録したことがない馬が人気になっていた場合。

この場合は、危険な人気馬として評価を下げ、それ以外の馬から馬券を購入すると、利益を出しやすくなりますね。



▼では次に、「通過順位」について。

通過順位は、競馬予想をする上で、最も重要なファクターの1つです。

通過順位というのは、その馬がそのレースで、どれくらいのポジションで走っていたかを示す数字です。

例えば

「1-1-1-1」なら、逃げた馬ということになります。

「3-3-2-2」なら、先行した馬。

「8-8-7-7」なら、差した馬。

「18-18-17-16」なら、追い込んだ馬、という事になるわけです。



▼この数字は、単品で見ていてもあまり意味がありませんが、他の馬と比較することで、データとしての有効性を得ることができます。

例えば、そのレースで上位入線した馬が、下記のような通過順位だった場合↓


1着「1-1-1-1」
2着「2-2-2-2」
3着「18-18-18-17」
4着「3-3-3-3」


ちょっと極端に書きましたが、このような通過順位の場合、3着の馬は非常に強い競馬をしたことがわかります。



▼1.2.4着馬は、先行して粘り込んでいる。

つまりこのレースは、スローペースの前残りだった可能性が高いわけです。

その中で、3着馬だけは最後方から追い込んできているわけです。

つまり3着馬だけが別次元の強い競馬を見せている。

このような馬を今走で狙っていくことで、期待値が高い馬を狙えることになり、的中率と回収率が上がりやすくなるわけですね。


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