最終レースの予想

▼本日は、最終レースについて、当研究所の見解を書いてみたいと思います。

まず、結論から書いていきます↓


・最終レースは荒れる。どの馬が来てもおかしくないので、非常に難解

・その反面、最終レースの1番人気は、意外と信用できる。単勝回収率89%・複勝回収率86%

・最終レースに強い騎手は、川田騎手・田辺騎手・Mデムーロ騎手・横山和生騎手・横山典弘騎手・石橋脩騎手

・最終レースは難しいから買うな、という考え方は有効だが、傾向を掴んでしまえば、最終レースで勝つことも可能



ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。



▼競馬でメインレースの次に人気があるのが、最終レースです。

最終レースとは、第12レースのことで、メインレースの後に行われる、その日最後のレースですね。

メインレースまでで負けてしまった人が、最後の望みを賭けて勝負するのが、最終第12レースなのです。



▼そのため、メインレースは、他のレースとは違った馬券の売れ方をします。

最後に一発逆転を狙って賭けるのが最終レースなので、大穴狙いする人と、本命サイドにブチ込む人が多い傾向にあります。

なので最終レースは、変則的なオッズになりやすく、馬券的にも難しいレースになります



▼また、騎手の心理的にも、メインレースが終わって、もう最後のレースになるので、少し気が抜けてしまうところもあります。

多くの騎手は、メインレースに全集中するので、メインレース後の最終レースは、気が抜けていることが多い。

その結果、最終レースは思わぬ大波乱になることも多いわけです。



▼そんなわけで、最終レースは独特の雰囲気と、特殊なレース傾向のため、難しいです。

できれば、あまり最終レースで大きく勝負しない方が良い。

最終第12レースよりも、第9レース~第11レースで勝負した方が、勝ちやすいからです。



▼とは言え、最終レースには、他のレースにはない趣と魅力があります。

メインレースの後の、祭りの後の静けさというか、何とも言えない寂しさと哀愁が漂っているのが最終レース。

そして、最後の一発逆転を賭けた勝負をしたい!そんな競馬ファンの最後の夢が最終レースなんですね。



最終レースは難しいですが、特徴を掴んでしまえば、逆に儲けるチャンスでもあります

最終レースでのみ、有効な馬券の買い方というものもある。

最終レースに強い騎手もいる。

記事後半では、そのような最終レースの具体的なデータを紹介しながら、最終レースで勝つ方法を探っていきたいと思います。


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最終レースで勝つコツとポイント

▼ということで、最終レースについて、次の解説をしていきましょう。

先程の続き。

最終レースは謎の荒れ方をするし、通常のレースとは違った傾向があるので、難しい。

基本的には最終レースで大勝負しない方がいいが、最終レースでも特徴を掴んでしまえば、儲けることは可能。



▼では次に、人気別のデータを見てみましょう。

最終第12レースデータ。人気別の単勝回収率】2020~2023年

89(%)
77
79
62
61
80
66
66
84
47
73
45
91
63
34
201
0
0

(※上から1~18番人気)



はい。
最終レースの単勝回収率を、人気別に集計すると、上記のようになります。



▼このデータを見て分かる事は、まず16番人気までの単勝回収率が、まんべんなく平均的に高いということです。

通常、競馬の場合、大穴の単勝回収率は低くなる傾向にあります。

通常は、13番人気以下の単勝回収率は、50%以下になるケースが多いわけですが、最終レースの場合は、大穴馬の単勝回収率が下がりにくい

これは要するに、最終レースは大穴馬の激走が多いということです。荒れやすいということですね。



▼なので最終レースは、「絶対にいらない馬」が少ないわけです。

通常のレースでは、13番人気以下の大穴馬は、どんどん消去法で切っていっても問題ないわけですが、最終レースは大穴馬が頻繁に激走するので、なかなか消去法が使いにくい

その結果、買い目を絞るのが難しくなってしまい、馬券を構成するのが難解になるわけです。



▼一方、最終レースの1番人気の成績は、単勝回収率89%と、信頼できる数字になっています。

最終レースは荒れやすいが、1番人気は信頼できる。

なので、最終レースでは、「1番人気から薄めに流す」という戦略が有効になります。

例えば、馬連で軸を1番人気にして、そこから人気薄に流す形。

このような形で、頻繁に高配当が引っかかるのが、最終レースの特徴ですね。



最終レースは、「1番人気」と「大穴馬」の期待値が高い

その反面、「中穴馬」の期待値は低くなっています

通常のレースでは、中穴馬が最も期待値が高くなりやすく、儲かるわけですが、最終レースでは逆になります。

これを頭に入れておけば、最終レースの馬券構成がしやすくなるでしょう。



▼▼では、さらに具体的なデータを見ていきましょう。

最終第12レース。1~3番人気は、単勝回収率80%・複勝回収率81%】2020~2024年

はい。最終レースの1~3番人気の回収率は上記の通りです。

平均的な数字ですね。

最終レースの人気馬は、普通に信頼できるレベルにあります。



▼最終レースは荒れる、というイメージがあるので、人気馬がコケやすいと考える競馬ファンが多いんですが、データから見ると最終レースの人気馬は、しっかり走っています。

特に、最終レースの1番人気馬は期待値が高めなので、この辺の人気馬を軸にするのが、最終レースの基本スタイルになります。

「最終レースだから、人気馬はすべて切って、穴馬だけで馬券を構成しよう!」→このような競馬ファンが多いわけですが、このスタイルだと馬券はなかなか的中しなくなってしまいますね。



▼では、次のデータ。

最終第12レース。4~8番人気は、単勝回収率68%・複勝回収率74%

はい。最終レースの中穴馬の回収率は上記のようになります。

このゾーンは、最終レースならではの傾向にあります。

通常、最終レース以外のレースでは、中穴馬の回収率は85%くらいあって、高めなんですが、最終レースでは大きく回収率を落としています。



▼最終レースでは、1~3番人気と11番人気以下の大穴馬の勝利数が多い傾向にある。

その反面、4~8番人気の中穴馬の好走確率が下がっています。

なので、通常のレースは中穴狙いで儲けることができるんですが、最終レースは中穴狙いがあまり効果的ではありません。



▼では、次のデータ。

最終第12レース。11~16番人気は、単勝回収率74%・複勝回収率69%

はい。最終レースの大穴馬の回収率は上記の通りです。

上述した通り、最終レースは大穴馬の好走確率が高い。

通常のレースでは、11番人気以下の馬の回収率は50%程度と低くなっているわけですが、最終レースだけはこのような大穴馬の回収率が下がりません。

つまり、最終レースは人気薄の大穴が激走しやすいわけですね。



▼ここまでのデータを勘案すると、最終レースの基本馬券構成は、「人気馬を軸にして、大穴馬に流す」という形になります。

的中率は低くなりますが、回収率は上がりやすくなります。

大穴を狙うスタイルなので高配当になるため、最終レースで一発逆転を狙う場合は、このような馬券構成で狙っていくと面白いでしょう。


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