▼本日は、競馬予想のポイントについて、当研究所の見解を書いてみたいと思います。
まず、結論から書いていきます↓
・競馬予想のポイントは、まず本命サイドと大穴サイドを狙いすぎないこと。適度な中穴狙いをするのがベター。
・当てに行かないこと。馬券は当てに行くと利益が出にくくなる。
・馬券が的中した時に、賭け金が3~5倍以上に増えるように馬券を構成する。
・人気馬と人気薄を組み合わせて、馬券を構成する。
ではこの根拠について、具体的に解説していきましょう。
▼馬券の買い方には、いくつかのポイントがあります。
自由に買えるのが馬券の楽しさではありますが、ポイントを外すと勝てなくなるので、基本は押さえておいた方が良いかと思います。
▼まず、私が思う競馬予想のポイントとしては、
・当てに行かない
・的中したときに、賭け金が3~5倍以上に増えるように、オッズを見て買う
・人気馬と人気薄を組み合わせた馬券を狙う
・大穴を狙いすぎない
はい。
この辺は、競馬予想をする上において、基本的な項目になってくると思います。私の考えですが。
▼まず最初に、「当てに行かない」
馬券は的中しないと面白くないので、ついつい的中率を重視して、当てに行ってしまいます。
しかしながら、馬券というのは的中を求めれば求めるほど、利益が出にくくなるゲームだったりします。
▼的中率というのは、私の感覚では、15~30%くらいあれば十分かと。
ただ、これくらいの的中率だと、体感的にはかなり外しまくっている感覚になります。
でも、それで問題ない。
大切なのは、的中率ではなく、回収率です。
▼初心者さんほど、馬券を当てたいあまり、本命サイドの馬券で当てに行ってしまう。
しかし、これをやってしまうと、合成オッズが下がり、的中したときに思ったような利益が出なくなります。
最悪、的中してもマイナスという、「トリガミ」という状態に陥ります。
▼トリガミが絶対に悪いわけではないんですが、あまり頻繁に「当たってもマイナス」という事が続くようであれば、根本的な馬券の買い方が間違っている可能性が高いです。
このスタートラインを間違ってしまうと、そのあとで予想をどんなに頑張っても、利益は出なくなります。
▼ここで、次のポイント「的中したときに、賭け金が3~5倍に増えるようにオッズを見て買う」
これが関係してくるわけです。
トリガミが頻発する場合は、的中したときに賭け金がほとんど増えない状態だと思います。
このような購入方法だと、控除率の25%を超えるのが難しくなり、馬券収支はマイナスになるわけです。
▼なので、競馬予想のポイントとして、
「馬券は、当てに行かず、的中したときにしっかり利益が出るように、オッズを見て買う」
これが基本になってくると思うわけですね。
競馬の年間収支をプラスにするサイトを公開
▼競馬ファンの最終目標である「年間プラス収支」
これを達成するためには、馬券知識を身につけるしかない。
私が、年間プラス収支を達成できたのは、
やっぱり⇒『このユニークなサイト』で学んだからです。
的中率と回収率の矛盾
▼競馬予想のポイントとコツについての考察を続けます。
「的中したときに、賭け金が3~5倍になるように」
先ほどは、この部分について考えてみました。
もう少し続けます。
▼的中したときに、しっかり利益を出すためには、「本命サイドの馬券を減らす」という作業が必要になります。
穴サイドの馬券をいくら減らしても、なかなか回収率は上がってこないからです。
▼本命サイドの馬券を減らすと、大きく的中率が下がってしまうので、これは怖いことです。
でも、そこを乗り越えて、「あえて当てに行かない」という感覚を身につけることで、回収率が上がり、馬券で利益が出やすくなるわけです。
▼例えば、「馬連1番人気から、2~9番人気まで、8点買い」をしていたとする。
この買い方の場合、「1番人気から、2~3番人気への馬券」が、本命サイドになります。
なので、この2点をカットする。
こうすることで、一気に合成オッズが上がり、利益を出しやすくなります。
▼もちろん、1番人気から、2~3番人気への馬券は、的中率が非常に高いわけですから、馬券は当たらなくなります。
ここで矛盾が発生するわけです。
「勝つために、馬券が当たらなくなるようにする」
ややこしいですね。
▼競馬というのは、平均25%の控除率があります。
最初から25%をJRAに取られているわけですから、この25%をカバーするような馬券を購入しなければ、いつまでたっても馬券で負け続けることになります。
▼そして、この25%の控除率を上回るために重要なのが、「本命サイドを買いすぎないこと」だと思うわけです。
本命サイドでも利益を出すことはできるんですが、レースを極限まで絞り込まないと無理なんです。
本命サイドの場合、平均配当が低いので、勝負レースを増やしてしまうと、回収率が100%を割り込んでしまいます。
▼このレースの絞り込みは、特に競馬初心者さんには難しいと思います。
なので、それよりは「本命サイドをカットする」方が簡単かと。
本命サイドの馬券を捨てることで、回収率を引き上げるわけです。
▼「馬券を当てたい!」という気持ちと、「利益を出したい!」という気持ち。
これは両方あると思います。
でも意外と両立できないのが馬券の難しい所であり、面白いところでもある。
私達の最大目標は、馬券で利益を出す事なので、そちらにフォーカスしていくのが良いかと思うわけです。
▼▼そのように考えていくと、競馬予想のポイントは限られてくることがわかります。
大雑把に言えば、
「厳密にレースを選んで、本命馬券で勝負する」
「本命サイドを無視して、中穴馬券で勝負する」
「あえて大穴馬券で勝負する」
まずはこの3つのうち、どこで勝負するかを決めることが重要です。
▼まず最初の、「厳密にレースを選んで、本命馬券で勝負する」
これはもしかしたら、一番難しいかもしれない。
本命サイドで利益を出すためには、買い目がどうこうよりも、どのレースで勝負するか?が最大のポイントになるからです。
▼結局のところ、本命サイドで利益を出すためには、本命サイドで決まりやすいレースを選ばなければならない。
本命馬券というのは、平均配当が低いので、厳密にレースを選んでいかないと、まず利益を出すことはできません。
▼ここでやってしまいがちな失敗としては、「レースを選ばずに、馬ばかり選んでしまう」というものがあります。
例えば、すべての重賞レースで、本命サイドを狙っている人。
これは、ほぼ確実に負けるコースです。
なぜかというと、レースを選んでいないからです。
▼重賞レースというのは、JRAが意図的にレースにバリエーションを持たせている。
多種多様なレース条件の重賞レースを用意することで、競馬ファンが楽しめるようにしているわけです。
▼なので、重賞レースには、「本命サイドで決まりやすいレース」もあれば、「荒れやすいレース」もあるわけです。
それなのに、すべての重賞レースで本命サイドを狙っていくなら、それはあまりにも効率が悪い買い方をしていることになります。
▼だって、荒れやすいレースで本命サイドを狙っているんですよ?これは非効率的です。
だから、すべての重賞レースで本命サイドを狙う人は、馬券で利益を出すのが難しくなってしまうわけです。
どんなに頑張って競馬新聞とにらめっこしても、これは無理なんですね。スタートで間違っているから。
▼中央競馬には、1日最大で36レースもある。
この36レースの中で、「本命サイドの期待値が高いレース」を選んで、そこでだけ本命買いすればいい。
これができる人だけが、本命サイドの馬券で利益を出すことができるわけです。
▼この考え方は、基本的には穴狙いでも同じなんですが、穴狙いの場合は、ボラティリティが高いので、そこまで厳密にレースを選ばなくても利益を出すことができます。
なので、特に初心者さんは、本命サイドを狙うよりも、中穴を狙う方が儲かりやすいと言えるわけです。
▼▼では次に、中穴狙いする場合の、競馬予想のポイントについて考察してみましょう。
ここまで書いてきた通り、中穴狙いするなら、中穴決着になりやすいレースを選ばなければなりません。
ということで、まず中穴になりやすいレースの特性を考えてみましょう。
【中穴になりやすいレース】
・出走頭数13~16頭くらい
・芝のレース
・中距離のレース(1800~2400mくらい)
・別定戦
・混戦のレース
・1番人気の単勝オッズ3倍以上
・中央開催
はい。
このようなレース条件の場合、中穴決着になりやすいと言えます。
▼まず、「出走頭数13~16頭くらいのレース」
競馬において、出走頭数は、決着傾向に大きな影響を及ぼします。
簡単に言えば、頭数が少ないレースは固く、頭数が多いレースは荒れる、ということになります。
▼なので、中穴を狙うのであれば、少頭数でも多頭数でもないレースが望ましい。
その目安が、頭数13~16頭ということになります。
G1レースは、その多くが18頭フルゲートですが、10番人気以下の馬が3着以内に入ってくることも多く、大荒れになりやすいです。
なので、G1で中穴を狙うなら、ある程度、手ごろな出走頭数のG1を選んでいくことが重要です。
▼レース選びは難しいものですが、出走頭数を見るだけなら、誰にでも出来るので、まずは出走頭数を意識していくことが大切です。
本命党の人は、少頭数のレースを意識する。
大穴狙いの人は、多頭数のレースを意識する。
中穴狙いの人は、13~16頭立てくらいを意識する。
これをやるだけでも、的中率と回収率は大きく違ってくると思います。
▼多くの競馬ファンは、頭数など見ず、「その週の重賞レースを買う」ということをやってしまいます。
これはこれで、娯楽としては良いんですが、「勝つための馬券構成」を考えるなら、重賞レースだけを購入するというのは、あまり良い手とは言えません。
なぜなら、重賞レースというのは、その施行条件が千差万別であり、頭数もバラバラであり、自分の狙った決着にならないケースが多いからです。
▼もちろん、「自分の狙ったレースが、たまたま重賞レースだった」と言うならOKです。
ダメなのは、ただ何となく重賞レースだから購入するという買い方。
競馬予想の最大のポイントは、「レースを選ぶ」ということであり、すべての重賞レースを購入するというのは、全くレースを選んでいることにならないので、予想のポイントがズレてしまうことになるわけです。
▼▼では、次の中穴になりやすいレース条件「芝のレース」について。
競馬には、大きく分けて、芝のレースとダートのレースがあります。
障害レースというのもあるんですが、これは障害物をジャンプするという特殊なレースなので、ここでは除外します。
芝のレースとダートレースでは、どちらが中穴になりやすいかというと、これは芝のレースになります。
▼決着傾向をざっくりと解説すると、芝のレースは中穴決着になりやすい。
ダートのレースは、ガチガチ決着と大荒れ決着が多い。
このことから、中穴狙いをするなら、芝のレースの方が効率が良いということになります。
▼芝のレースは、競馬の優等生が集まるレースで、全体のレベルが高い傾向にあります。
なので、あまりにも弱い馬は勝負にならない。
だから大穴馬の激走は比較的少なく、1~10番人気くらいの範囲で決着する可能性が高いわけです。
▼それに対して、ダートのレースは、どちらかというと芝のレースで通用しなかった馬が、ダートで走るという傾向が強いです。
なので、全体のレベルが下がり、どんぐりの背比べ的なレースになりやすい。
だから大穴馬の激走が起こりやすく、大荒れにもなりやすいというわけです。
▼また、ダートの場合、前に行った馬が有利になりやすいです。
ダートは基本的に、前が止まりにくいため、逃げ・先行馬が有利。
そのため、人気薄の逃げ馬・先行馬が粘り込んで大穴決着、というケースが多々あります。
▼このようなトラック別の特徴を勘案すると、
「中穴狙いなら、芝のレース」
「本命サイド・大穴狙いなら、ダートのレース」
という感じで考えることができます。
あくまでも目安ですが、ただなんとなく馬券を購入するよりは、予想精度が高くなると思います。
▼では次に、「中距離のレース(1800~2400mくらい)」について。
競馬では、距離によっても決着傾向が違ってきます。
1200m~1400mの短距離戦は、ガチガチと大荒れが多い。
1800m~2400mくらいの中距離は、中穴になりやすい。
2500m以上の長距離戦は、ガチガチと大荒れが多い。
これもざっくりとした傾向ですが、大体このような決着になることが多いです。
▼したがって、中穴狙いの戦略で行く場合、1800m~2400mくらいの中距離レースをメインターゲットにしていくと、的中率と回収率が上がりやすくなります。
逆に、本命サイドの馬券を狙って行く場合は、短距離戦で、持ち時計などのタイムを重視して、本命サイドの馬を狙っていくと、回収率が高くなりやすいわけです。
このように、競馬は距離によって決着傾向が変わるので、自分の馬券戦略に応じて、購入するレースの距離を選んでいくことが重要ですね。